1993/11/15 - 1993/11/22
13492位(同エリア17452件中)
北風さん
とうとう、日本でも有名なリゾート地「バリ島」へ南下開始!
どうやら、バリ島〜ジョグジャカルタは、代表的な観光コースらしく、いとも簡単にバス(しかも、日本並みの長距離バス)は見つかった。
さて、リゾートなんて今まで行った事がないのだが・・・
バックパッカーなんかが行っていいのかな?
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
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イスラム教の国インドネシアで、唯一ヒンドゥー教を信仰する島「バリ島」
「バリ」とは、神々へのささげ物を意味する言葉だと言う。
つまり、この島自体、神々にささげられる島らしい。
日本ではリゾートとして有名だが、バリの名を世界に知らしめているのは、ヒンドゥー教から伝えられた民族舞踊と芸術だった。
その見事ななダンスと緻密な宗教画は世界のアーティストが注目しているとの事。 -
博物館に展示されてもおかしくないような彫刻や置物が、村中の家の門や屋根を飾っている。
この島では、毎日どこかでヒンドゥー教の儀式が行われていた。 -
バリの住民は、全員一人一芸を持っていると言う。
男達は、農業のかたわら、神々にささげる彫刻を石に刻んで家の門を飾る。 -
女達は子供の頃から神々をたたえる踊りを習うらしい。
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<KUTA・BEACH(クタ・ビーチ)にて>
バリ島は、世界的なサーフィンのメッカでもあった。
何処までも延びる海岸線の隅から隅までサーファーが浮かんでいる。
普通の水遊びしか経験した事のない俺にとって、これほど波が高いと「海が荒れている」と思うのだが、ここでは2mぐらいの波は普通らしい。
見ていると、皆、簡単そうに波に乗っているので、1時間300円で俺もレンタルしてみた。
・・俺はこの日「波に巻かれる」と言う、言葉の意味を知る事になる。 -
夕方頃には、涼を求めて地元の人々が浜辺に出てくる。
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旅日記
『バリの葬式』
ある日、クタの大通りは黒い服を身につけた大勢の人々の列で埋め尽くされていた。
女性が、老いも、若いも、皆、頭に何かをのせて、次から次へと歩いてくる。
列の最初も、最後尾も全く見えないほどの大行列だ。
店の親父に訳を聞くと、地元の有力者(大金持ち)3人の葬式との事。
さすがに、これほど大きな葬式になると、費用も莫大な物になる為、金持ち3人をまとめてやっているらしい。
これが個人の葬式なのか?
ディズニ−・パレードなど目じゃないぐらいの人数なんだが?
しかし、3人同時に死ぬわけでもなし、3人集まるまで何処に保存していたのだろう? -
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やっと、女性の列が途切れたと思ったら、今度は男達がみこしを担いでやってきた。
響き渡るガメランの音色、男達の掛け声、爆竹の音、
どう見ても、これは祭りにしか見えない。
ヒンドゥー教では、魂は不滅であり、死は次の誕生までの通過点でしかないと言う。
つまり、今の死を泣いて悲しむより、次の誕生を祝して楽しむのが、バリの葬式のスタイルらしい。
まるで、ねぶた祭りのみこしパレードと変わらない行列が、一路海を目指している。 -
みこしに乗って、女王の様に振舞っているのは、死者の親族らしい。
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とうとう、キングコングまで担いできたか!と思ったら、ヒンドゥー教の神、猿の化身「ハヌマン」だった。
しかし、この女好きのインドネシアン全員が、猿の化身だと思うのだが。 -
行列の最後尾が、夕方になってようやく海岸にたどり着いた。
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さすがに、出席者の9割が、死者とはかなり遠い関係者だけあって、あちこちで、疲れて座り込む人が目立つ。
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ひときわ豪華な金ピカの神輿には、ヒンドゥー教の神「シブァ」の乗り物、聖なる動物「牛」が飾ってあった。
かなり巨大なハリボテだ。
男達がなにやら、牛の背中に手を突っ込んでいる。
タバコでも入れていたんだろうか? -
金ピカの牛の傍らに、小さな子供ぐらいのミイラが運ばれてきた。
包帯でぐるぐる巻きにされている。
すると、神輿に乗った男が牛の背中をパカッと開けた。
この瞬間、この牛が何を意味するか理解できた。
これは、死者が神々の元に行く為の棺らしい。
棺が牛の形をとっているのも、ヒンドゥーの神の乗り物だからだろう。 -
棺に火がつけられた。
火葬が始まる。 -
炎に包まれた棺が焼け落ちた頃、バリの海に夜が訪れようとしていた。
夕陽に赤く照らし出された空に、死者の煙が吸い込まれていく。 -
<BARI DANCE(バリ・ダンス)>
世界的に評価の高い、民族舞踊「バリ・ダンス」
一口にバリ・ダンスと言っても、いろいろなテーマのもと、数え切れないほどのダンスがあった。
このバロンダンスは、日本の獅子舞に似た「バロン」が、げじげじロン毛の「ランダ」の戦いを演じたものらしい。 -
ガムランの音に乗って、「ランダ」が舞い踊る。
どうも、民族舞踊とは少し違うような気がする・・・ -
おおっ!
バロンが!
インドネシア版獅子舞が!
ノッシノッシと登場! -
では、あなたは誰?
ひょっとこの仮面の正義の味方? -
<レゴン・ダンス>
ガムランのチャカポコしたリズムに乗って、踊り子が出てきた。
今度は、ミュージカルのようなバロン・ダンスと違い、普通の民族舞踊のようだ。
が、しかし、こんなダンスは初めてだった!
流れるような、まるで太極拳のような動きで踊り子が舞う。
ステップを踏んで踊りまわるダンスではなく、上半身、特に指の動きで踊っている。
そして、曲間でリズムが跳ねた!
なんと、リズムに反応して、目だけがキョロッ、キョロッと動く。
「バリの踊りは目で踊る」とはこの事らしい。
これは見る価値があった。
この日、バリ・ダンスは、俺の「世界のベスト・ダンス」にノミネートされtた。 -
演奏後、踊り子に昔使っていたという踊りの教科書を見せてもらった。
なんと、そこには、指先の動きまで描かれている。
しかも、驚くべき事に瞳の向きまで描かれてあった。 -
ガムランの覆いかぶさるような分厚いリズムの中、ダンサーの指先が腕が、外から内へ何かを招く様になまめかしく動く。
後ろの白人が、ヒンドゥーに基づく、外のエネルギーを体内へと呼び込む仕草だと小声で話していた。
うーん、本当に太極拳みたいだ。
見計らった様に音が跳ねる!
その途端、 -
-
旅日記
『ケチャ・ダンス』
満月の夜だった。
ヒンドゥー寺院の境内を即席の舞台とした、ステージには既に何十人もの上半身裸の男達が車座に座っている。
ガメランが一斉に鳴り響く。
「チャッ、チャッ、チャッ」と男達の合唱が始まった。
合唱は次第にガメランの金属的な響きさえも飲み込んで、会場全体を包み込んでしまう。
ケチャ・ダンスは別名「トランス・ダンス」と言い、その由来は、昔、村を疫病が襲った時、神々に教えを乞う為の方法としてできたものらしい。
男達は、猿の鳴きマネで合唱し、その場を異常な興奮状態に作り上げる。
その中心に据えたまだ初潮の来ない少女を、強制的に精神錯乱状態にまで追い込む。
少女は、やがて気を失いその場に倒れてしまう。
そして、気絶から醒めた少女の口から、神のお告げを聞いたと言う。 -
現在では、もはやショー的な意味合いが強くなったとはいえ、何十人もの男達の集団合唱は、迫力充分な物だった。
「チャッ、チャッ、チャッ、 チャ、チャ、チャ、チャ、 チャ、チャ、チャ、チャ、 チャッチャッチャッ」
まるで一つの獣のうなり声のように、高く低く夜空に響き渡る。
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