ワルザザート旅行記(ブログ) 一覧に戻る
①アイト・ベン・ハッドゥ 前編<br /><br />11/12/08 ~ 11/13/08<br /><br />なみおは、過去にも友達だと思っていた人にお金を貸して戻ってこなかったことが多々ある・・・。さて、A男だけど、ティネリールから帰って来た後も何度も貸したお金を返してくれるよう頼んだけど、逆ギレするばかりでダメだった。道端でお互い声を荒げて揉めたりもした。<br /><br />結婚式2日目、式の合間に無理矢理A男に呼び出されたなみお。誰もいない部屋で話し合いが始まった。なんとか貸した金額の半分の100DHを返してもらった。<br /><br />すると何も知らずにお姉さんのフジヤとラルビが部屋に入って来た。張り詰めた空気の上、なみおは俯いたまま返して貰ったお金をにぎりしめてたもんだから、彼等にもすぐに事情は理解出来た。<br /><br />ヤバイと思ったのか、A男はその場を立ち去った。A男の為にもマリアン以外の家族には事実を言いたくなかったけど、見られた以上フジヤとラルビに事情を説明することに。するとマリアンが言ってたことと同じことを2人とも繰り返した。<br /><br />「弟は、一切お金を家に入れないの。本当にダメな子なのよ。ナミはもう私達の家族なんだから彼のことは忘れて一緒に結婚式を楽しみましょう!!」<br /><br />・・・・・・・・・・・・・・・<br /><br />そして、ワルザザードに出発する当日、残りのお金を返して欲しかったから、A男を探しに行こうと思った。するとラルビは100DHを手にし、言った。<br /><br />「弟のことは本当に申し訳ない。代わりに僕が返すよ。」<br /><br />受け取れない、と返したが、なみおの手の中に気にしないでと100DH札を入れられてしまった。ラルビも結婚式を控えていて、お金が掛かるのを知っていたから胸が苦しかったけど、彼の優しい気持ちが嬉しかった。<br /><br />そんなこんなでいろんなことがあったエルフードでの日々。結局この街には、サファの結婚式の為に2週間近く滞在した。エルフードの家族は、みんなスイートで本当によくしてくれた。その分別れは、本当に辛かった。<br /><br />ワルザザードに向かうバスは、15時出発。家族のランチはいつも遅く14時過ぎ。最後のランチは時間がなく一緒に食べることが出来なく、とても残念だった。最後にみんなでウイスキーベルベルを飲み、一人一人握手、ハグ、頬にキスをして別れた。家族との別れは、本当に辛く、涙が止まらなかった。マリアン、フジヤ、サファも目を真っ赤にしていた。特にマリアンとは1番仲がよかったし、何度も何度もハグをして一緒に泣きまくった。<br /><br />「ナミは家族の一員なんだから、いつでも戻ってくるんだよ!!」<br /><br />家族みんながそう言ってくれ、本当に嬉しかった。出会いがあれば、別れがあるものだけど、この家族とは特別な時間を過ごした分、本当に涙が止まらなかった。<br /><br />毎日昼メロを見て、ご飯を食べ、結婚式のガトー作りをして、という日々の繰り返しでマッタリしていたけど、結婚式に参加出来て本当に貴重な2週間だった。決して裕福な家庭じゃないけど、ハートがとっても豊かで温かく、家族の大切さを改めて感じた。エルフードの家族には言葉では言い表せないぐらい感謝の気持ちで一杯だ。本当に彼らに出会えてよかった。本当にありがとう・・・。<br /><br />・・・・・・・・・・・・・・・<br /><br />ワルザザードに向かうバスの途中、先日訪れたティネリールに到着した。すると、ニコニコ顔の男がなみおのすぐ横にやってきた。だらかと思えば、なんと、ここティネリールでなみおをいろいろな所に連れて行ってくれたフセイン!! なみおがまたこの街を通ってワルザザードへ行くのを知っていたから、このバスに乗っているかもと思いやってきたらしい。<br /><br />彼に是非家族に会って一緒にディナーをして家に泊まって欲しい、と何度も何度も言われた。先日時間の関係で彼の家族には、会えなかったから行きたいのは山々だったけど、これ以上予定をずらすと後に響くと思いお断りした。<br /><br />明後日11/14は、なみおの誕生日。一人ぼっちは寂しいから、誰かと一緒にいたいと思っていた。本当だったらエルフードで誕生日を迎えられたら、家族と一緒で楽しいなと思ったけど、これ以上モロッコでの滞在を延ばすと、ブルガリアのピリン山脈で一緒にハイキングしたイギリス人ファミリーとの再会がクリスマスになってしまうと思い、先を急ごうと思ったのだ。ティネリールに2泊してフセインファミリーと誕生日を過ごすことも考えたけど、イギリス人ファミリーのクリスマスを邪魔する訳にはいかないから、そのままワルザザードに向かうことにするなみおだった。

なみお&みすたぁのなんちゃって世界一周旅行 モロッコ・アイト・ベン・ハッドゥ①

1いいね!

2008/10/26 - 2008/11/18

223位(同エリア249件中)

0

20

みすたぁ

みすたぁさん

①アイト・ベン・ハッドゥ 前編

11/12/08 ~ 11/13/08

なみおは、過去にも友達だと思っていた人にお金を貸して戻ってこなかったことが多々ある・・・。さて、A男だけど、ティネリールから帰って来た後も何度も貸したお金を返してくれるよう頼んだけど、逆ギレするばかりでダメだった。道端でお互い声を荒げて揉めたりもした。

結婚式2日目、式の合間に無理矢理A男に呼び出されたなみお。誰もいない部屋で話し合いが始まった。なんとか貸した金額の半分の100DHを返してもらった。

すると何も知らずにお姉さんのフジヤとラルビが部屋に入って来た。張り詰めた空気の上、なみおは俯いたまま返して貰ったお金をにぎりしめてたもんだから、彼等にもすぐに事情は理解出来た。

ヤバイと思ったのか、A男はその場を立ち去った。A男の為にもマリアン以外の家族には事実を言いたくなかったけど、見られた以上フジヤとラルビに事情を説明することに。するとマリアンが言ってたことと同じことを2人とも繰り返した。

「弟は、一切お金を家に入れないの。本当にダメな子なのよ。ナミはもう私達の家族なんだから彼のことは忘れて一緒に結婚式を楽しみましょう!!」

・・・・・・・・・・・・・・・

そして、ワルザザードに出発する当日、残りのお金を返して欲しかったから、A男を探しに行こうと思った。するとラルビは100DHを手にし、言った。

「弟のことは本当に申し訳ない。代わりに僕が返すよ。」

受け取れない、と返したが、なみおの手の中に気にしないでと100DH札を入れられてしまった。ラルビも結婚式を控えていて、お金が掛かるのを知っていたから胸が苦しかったけど、彼の優しい気持ちが嬉しかった。

そんなこんなでいろんなことがあったエルフードでの日々。結局この街には、サファの結婚式の為に2週間近く滞在した。エルフードの家族は、みんなスイートで本当によくしてくれた。その分別れは、本当に辛かった。

ワルザザードに向かうバスは、15時出発。家族のランチはいつも遅く14時過ぎ。最後のランチは時間がなく一緒に食べることが出来なく、とても残念だった。最後にみんなでウイスキーベルベルを飲み、一人一人握手、ハグ、頬にキスをして別れた。家族との別れは、本当に辛く、涙が止まらなかった。マリアン、フジヤ、サファも目を真っ赤にしていた。特にマリアンとは1番仲がよかったし、何度も何度もハグをして一緒に泣きまくった。

「ナミは家族の一員なんだから、いつでも戻ってくるんだよ!!」

家族みんながそう言ってくれ、本当に嬉しかった。出会いがあれば、別れがあるものだけど、この家族とは特別な時間を過ごした分、本当に涙が止まらなかった。

毎日昼メロを見て、ご飯を食べ、結婚式のガトー作りをして、という日々の繰り返しでマッタリしていたけど、結婚式に参加出来て本当に貴重な2週間だった。決して裕福な家庭じゃないけど、ハートがとっても豊かで温かく、家族の大切さを改めて感じた。エルフードの家族には言葉では言い表せないぐらい感謝の気持ちで一杯だ。本当に彼らに出会えてよかった。本当にありがとう・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・

ワルザザードに向かうバスの途中、先日訪れたティネリールに到着した。すると、ニコニコ顔の男がなみおのすぐ横にやってきた。だらかと思えば、なんと、ここティネリールでなみおをいろいろな所に連れて行ってくれたフセイン!! なみおがまたこの街を通ってワルザザードへ行くのを知っていたから、このバスに乗っているかもと思いやってきたらしい。

彼に是非家族に会って一緒にディナーをして家に泊まって欲しい、と何度も何度も言われた。先日時間の関係で彼の家族には、会えなかったから行きたいのは山々だったけど、これ以上予定をずらすと後に響くと思いお断りした。

明後日11/14は、なみおの誕生日。一人ぼっちは寂しいから、誰かと一緒にいたいと思っていた。本当だったらエルフードで誕生日を迎えられたら、家族と一緒で楽しいなと思ったけど、これ以上モロッコでの滞在を延ばすと、ブルガリアのピリン山脈で一緒にハイキングしたイギリス人ファミリーとの再会がクリスマスになってしまうと思い、先を急ごうと思ったのだ。ティネリールに2泊してフセインファミリーと誕生日を過ごすことも考えたけど、イギリス人ファミリーのクリスマスを邪魔する訳にはいかないから、そのままワルザザードに向かうことにするなみおだった。

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス タクシー

PR

  • エルフードの「オテル・レ・パルミエル」の屋上からの眺め。今日でこの景色ともさよなら・・・。<br /><br />

    エルフードの「オテル・レ・パルミエル」の屋上からの眺め。今日でこの景色ともさよなら・・・。

  • やっとこ、世界遺産アイト・ベン・ハッドゥに到着♪

    やっとこ、世界遺産アイト・ベン・ハッドゥに到着♪

この旅行記のタグ

1いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

モロッコで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
モロッコ最安 405円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

モロッコの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP