2007/11 - 2007/11
50位(同エリア64件中)
漣さん
美しいコロニアル都市がひしめくメキシコの中でも芸術の都として名高いサン・ミゲル・デ・アジェンデへ行って来ました。
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サン・ミゲル・デ・アジェンデまではグアナファトからケレタロへ行く道すがらに訪れました。
バスターミナルから町へは歩いて行けない距離ではないですが市バスを使った方が便利です。
宿を素早く決めたら早速散策へと繰り出します。 -
宿のすぐそばには巨大な教会がありました。
写真を撮ろうとしたのですが・・どうやっても電線が入り込んでしまいます。 -
サン・ミゲル・デ・ジェンデの町は他と同様にクレヨンで塗りつぶしたような太陽に映える彩りが特徴です。
ただ、他の町のものよりどっしりとして濃い感じがします。 -
町の中央広場に面して建つラ・パロキア教会。ゴシック様式で建てられたこの建築はメキシコバロックだらけのコロニアル都市が多い中、異様に際立っています。
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金銀で繁栄した周囲のコロニアル都市と違い、この町は手工芸品によって繁栄を築きました。
この町が芸術の都として多くの人を惹きつけている背景には長い歴史があります。 -
観光客が他と比べて圧倒的に少ないせいでしょうか、この町は本当に穏やかな時間が流れています。
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この町に訪問しようとしていた時点で気になっていた事がありました。
アトトニルコのナザレの聖域とはどこにあるのか。
町のインフォメーションセンターで聞くと町外れのバス停から日に数往復のバスがあるとのこと。
ガタガタなバスに乗る事15分ほど、幹線道路から外れた小さな村に到着しました。気づくと乗客は自分一人だけでした。
バスは村の中心の簡素な教会の前に止まりました。 -
この小さな村を周辺とする教会や修道院が点在する地域がアトトニルコのナザレの聖域と呼ばれる場所です。
中でもこのアトトニルコ村の教会こそがこの地域の最大の見所です。 -
正直なところ、グアナファトを見たばかりだった為かこのサン・ミゲルにはコロニアル都市らしい豪奢な風格というものを求めてしまっていた為物足りなく感じていました。
アトトニルコの教会を見た時もこんな外装もはげてしまっているような教会まで来た意味は無かったのでは、と・・。
しかし、この教会の内部を見ただけでその考えは一掃されました。何故こんな小さな村に、と思う程の衝撃が走ります。 -
あり得ないほどの美観に息を呑みます。
こんな小さな村の教会には場違いとも言えるほど天井画が非常に綺麗なのです。
その色遣いはまるでサン・ミゲルの町の落ち着いた古都の渋さをそのまま凝縮したかのような一級の芸術品です。 -
隣接する小礼拝堂の天井画さえも・・。
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このように・・
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時間が経つのを忘れて見入ってしまいます。
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サン・ミゲルに訪問した時はアトトニルコも合わせて訪問するべきだと確実に言えるものでした。
さて帰ろうとなった時に1つ問題が発生しました。
見学を終え街へ戻るバスをひたすら待ったのですがいつまでたっても来ません。
どうやら村まで来るバスはその日は自分が乗ってきたもので最後の様でした。
町までは10km以上はあります。仕方なしに歩いて帰ろうとすると車でバスのある場所まで送って行ってくれると言う方が!
どうやら村から町へ向かうバスは幹線道路まで出たところで待った方が本数も多いし効率が良かったようです。 -
サン・ミゲルの町は夜景も非常に美しいです。
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グアナフアトとケレタロのつなぎと軽く考えて訪れた町でしたが予想を裏切り期待以上の満足を得られた町でした。
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