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<br /><br />歩きながら、チャールズに訊いた。<br />「この街で一番好きな季節はいつ?」<br />直ぐに、答えが帰ってきた。 「そりゃあ、3月が一番さ。段々暖かくなってきて、花が咲き始め、海開きも始まると、とたんに街の色が明るくなる」<br /><br />ルシアも頷いて続ける「5月になるとHotなり、7月が過ぎると、terribleになるから 10月が早く来ないかな、て思うわ」<br /><br /> 私達 3人は、その3月に、汗をかきながら山を登っていた。 ここは香港島の東にある石澳ドラゴンズバック  南シナ海に突き出した半島の稜線が、まるで龍の背骨のような起伏をしているから名付けられたトレッキング道だ。<br /><br /> <br /> その週の初め、東京で霙混じりの天候に震えながら、連休の週末は何をしようか? と思案をしていた。 こういう時に素敵な知恵を頂くのが日本橋トラベラーズという凄い旅行会社が発行している旅のカタログだ。 そのページの中で『香港眺望トレッキング』というツアーを見つけた瞬間に、思わずビンゴと叫んだ。<br /><br /> 直ぐに、ルシアの顔が浮かんで、メールをした。 <br />「週末、山で会わない?」  直ぐに返事が来た「日曜ならOK」 そうだ、チャールスも、誘おう!二人とも独身だし、、とお節介な事を考えて、金曜日の深夜、香港へやって来たのだ。<br /><br /><br />その前日の朝<br />20 March 2010  晴れ 香港 <br /><br />土曜日の朝、チャールズが、私が泊まっている 旺角の先達廣場に迎えに来た。この複合ビルはSim FreeのiPhoneを求めて日本からも客が絶えない香港の電脳の聖地だが、その高層階に格安の旅舎がある事は、あまり知られていない。<br /> <br />1階に降りると、チャールズが先週に台湾で発表されたばかりの最新のAndroidの端末を触っていた所だった。 チャールズと出会ったのは、3年前の事だ。今回と同じく、羽田発の便で真夜中の香港に着き、市内行きの深夜バスを待っていた時だった。香港のpasmoである八達カードを出して、バスに乗り込もうしたら、残額が満たなかった。運転手は、どこかで両替してこいという、、けど、両替所は全て寝てるんだから、万事休すだった。その時に、これを使ってと小銭を用立ててくれたのが、チャールズだった。 <br /><br /><br />一緒に湾仔まで行って、軽いトレッキングシューズを買ってから、香港女子的裏グルメで絶賛されていた、巴路士街の大利清湯腩で牛筋麺を食べた。 あまりの旨さに、今度は麺を河粉から香港麺に変えて、お代わりをした。 通算40回通い続けても、この食の魔都には、まだまだ驚きがある。<br /> <br /><br /><br />昼食後、彼が投資用に購入したマンションを見にアバディーンまで行った。そこは、有名な珍寶レストランなどが浮かぶ湾から西に10km程行った地域で、再開発された広大な海辺には高級リゾート・マンションが建ち並び、入口には守衛が立ち、居住者以外の出入りをガードしていた。<br /><br />ビバリーヒルズの最高級住宅地と同じBel Air と名付けられた、この租界は、これまで、香港の最高級住宅地であるレパルスベイ周辺に立つ高層リゾートマンションをも凌ぐ、豪華さで売りに出され、香港に駐在する西洋人が半分、地元の富裕層が半分という割合で、セレブリティ帝国を形成していた。 買い物、食事、スポーツ、娯楽、、街に出なくても、この施設内で全てが事足りる、小さな街で、これで電子マネーが使えれば、ジャマイカのオールインクルーシブのリゾートに似ている楽園だ。チャールズは、ここの3室を買って、人に貸し、自分はアバディーンの1DKのアパートで慎ましく暮らしている。 <br /><br />私達はベランダで目の前の海に夕陽が落ちるのを眺めながら、翌日のプランを練った。<br /><br /><br /><br />地下鉄に乗って石澳湾まで<br />21 March 2010  晴れ 香港 <br /><br /> MTR筲箕灣駅を地上に上がった9番のバス停で2人と待ち合わせた。 私は花園街市市場で粥をしっかり食べてきていたが、お休みの二人のために、バス停近くの露店でオレンジを3個,10$で買った。<br /><br />  <br />チャールズが先に現れた。  几帳面なので、ルシアの携帯に電話して広東語で、今何処?って訊いている。 ルシアとは昨年、トルコのネムルート山の山小屋で出会った。彼女はその時、香港で一番の旅行代理店を辞めたばかりで、韓国人の友人とユーラシア大陸を長期に渡り、旅していた。 辺境の地で、同じ東洋人で親しみが涌いただけでなく、彼女には、旅を愉しむ術と勘が優れていたので、いっぺんで友達になった。 暫くして、Hello! と快活な声で振り向くと、小麦色に焼けた彼女がいた。5日前にギリシアから帰国して エーゲ海で、こんなに焼けちゃった、、と照れていた。それから、チャールズには広東語で早口で挨拶をした。バスが来て、他のトレッキング客と乗り込んだ。 <br /><br /> <br /><br />今日のルートは外様の自分が計画したので、彼女は早速、周囲の客にヒアリングしていくつかのプランを修正した。 私のプランでは、長いルートを廻って大浪湾に2時位に着き、浜辺のベトナム料理屋で遅い昼食を取る予定だったが彼女の 調査では、あそこは 土地に胡座かいているだけの店だと手厳しい。それで雲枕山の脇から入山して昼前に海に辿り着き、バスで銅羅湾に戻って、昼食を取る案を打診された。チャールズも私もその見事な采配ぶりに脱帽だ。バスの乗客でトレッキング姿の全員が雲枕山脇で降りた。残りの客はビーチゴザを持って、大浪湾に直行だ。みんな軽いストレッチをし、靴の紐を結び直してから登山道を歩き始めた。<br /><br /> <br />道は整備されていて老人や幼児でも歩ける。<br />香港在住の邦人のトレッキング会があって、このコースはいつでも眺望とアクセスが良いので、定番の人気コースになっていて、「こんにちは!」と挨拶しながらすれ違う日本人達もいた。 <br /> <br />緑の濃い山道も上に登るにつれ、日差しの勢いが増してきて汗が吹き出してくる。<br /><br /><br /><br /><br />それでも道の両脇には南シナ海の大海原が広がり、爽やかな風とともに気持ちが晴れ晴れとなってくる。朝食を抜いてきたルシアにオレンジを上げた。 ナイフで切って上げようとすると、果物は剥いて食べる方が旨いそうで山道の外に皮をまきながら食べていた。始めは3人、英語同士で話していたが、その内、話題が乏しくなってきて広東語を話す2人だけがポツリポツリと話しはじめ、その内、疲れてきて無言になった。そうこうする内に1時間ばかりで龍の背骨の頂上に辿り着いた。 <br /> <br /><br /> そこからは、眼下に大浪湾のビーチ、そして  反対側を見るとスタンレーの街まで見渡せた。 喉を潤していると、マウンテンバイクで登ってくる若者に出会った。凄いなあと賛辞を贈ると、御礼に我々の写真を撮ってくれた。<br /> <br /><br /> 帰路はスイスイと下り、バス停まで30分で着いた。 筲箕灣駅行きのバスは満員で座れない事もあり、二人とも大浪湾には行った事が無かったので、バスで向かった。 終点には5分で着いた。<br />お腹の空いていたルシアは露店でサティを買って食べたが、すぐに苦い顔をして予測が間違って無かった事を確認していた。 まあ、僕も、そんなに美味しい店だとは思ってなかったけど、中国人は、こんな事でも曖昧な態度は決してしない。<br /> <br /> 大浪湾のビーチは砂も白く、深水湾やレパルスベイ等と違って観光客なども訪れず、どこか鄙びているし、ここからビーチ沿いを歩いて人っ子一人いないビーチに行く事も出来るので私のお気に入りのスポットだ。そのトレッキングは次回の<br />お楽しみにして、バスで筲箕灣駅に戻り、MTRを乗り継いで20分で銅羅湾に戻った。 こうしてみると香港は街の近くに自然があるのでは無く、 自然の中に街があるといった方が良い土地だ。<br /><br /> <br /><br />MTRを降りて軒尼詩道にある客家料理の老舗・泉章居に行った。チャールズも私も注文はルシアに任せた。 こういう時、店の人と、旬の素材を話しながらテキパキと献立を構成して行く様子で<br />お店側も客の方も相手を値踏みする。この緊張感が在って、給仕から厨房に警告サインが発せられて料理人は本気になるのだと思う。<br /> 案の定、出てきた料理は、高くない素材ばかりなのに、どれも気の利いたアクセントがあり、  唸る美味しさだった。これじゃ、浜辺のベトナム屋では太刀打ち出来ないと納得した。<br /><br /><br /><br />中国人の友情の篤さ<br />22 March 2010  晴れ 香港 &#8211; 東京<br /><br />朝 6:30に起きて、宿の裏にある花園街市の<br />3階にある妹記生猿粥品に行く。この3日間、ここに通いつめて、女将さんも、手招きしてくれる。ここのお粥は旺角では定評あるが、もう一つボラの皮を湯引きしたものに、生姜とネギ醤油が垂らしてある「生魚皮」という一品が旨かった。<br /><br /> <br />それから上環に行って、安記や華豊、安利麺で食材を買ってから、お昼にルシアが務めている旅行代理店のある湾仔まで行った。彼女が滞在最後の昼食を招いてくれた。訪れたのは萬麗海景酒店の3階にある満福樓で、ここも香港島サイドでは名店の一つだ。ビクトリア湾を眺める席で飲茶をご馳走になった。中国人は一度、心を開くと、  篤く友情を保ち続けるというが、チャールズといい、ルシアといい、その定説を実感した。<br /><br /><br />昼食休憩の僅かな時間を使って、美味しい食事と気配りで持てなしてくれた彼女に御礼を云って、  東京での返礼を約束した。 <br /><br />早春の香港・3日間 自然の美しさ、味覚の奧深さを堪能したが、友達からの持てなしが一番、心に残った旅だった。<br /> 

週末は香港で絶景トレッキングしよう

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2010/03/19 - 2010/03/22

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bloom3476

bloom3476さん



歩きながら、チャールズに訊いた。
「この街で一番好きな季節はいつ?」
直ぐに、答えが帰ってきた。 「そりゃあ、3月が一番さ。段々暖かくなってきて、花が咲き始め、海開きも始まると、とたんに街の色が明るくなる」

ルシアも頷いて続ける「5月になるとHotなり、7月が過ぎると、terribleになるから 10月が早く来ないかな、て思うわ」

 私達 3人は、その3月に、汗をかきながら山を登っていた。 ここは香港島の東にある石澳ドラゴンズバック  南シナ海に突き出した半島の稜線が、まるで龍の背骨のような起伏をしているから名付けられたトレッキング道だ。


 その週の初め、東京で霙混じりの天候に震えながら、連休の週末は何をしようか? と思案をしていた。 こういう時に素敵な知恵を頂くのが日本橋トラベラーズという凄い旅行会社が発行している旅のカタログだ。 そのページの中で『香港眺望トレッキング』というツアーを見つけた瞬間に、思わずビンゴと叫んだ。

 直ぐに、ルシアの顔が浮かんで、メールをした。 
「週末、山で会わない?」  直ぐに返事が来た「日曜ならOK」 そうだ、チャールスも、誘おう!二人とも独身だし、、とお節介な事を考えて、金曜日の深夜、香港へやって来たのだ。


その前日の朝
20 March 2010 晴れ 香港

土曜日の朝、チャールズが、私が泊まっている 旺角の先達廣場に迎えに来た。この複合ビルはSim FreeのiPhoneを求めて日本からも客が絶えない香港の電脳の聖地だが、その高層階に格安の旅舎がある事は、あまり知られていない。
 
1階に降りると、チャールズが先週に台湾で発表されたばかりの最新のAndroidの端末を触っていた所だった。 チャールズと出会ったのは、3年前の事だ。今回と同じく、羽田発の便で真夜中の香港に着き、市内行きの深夜バスを待っていた時だった。香港のpasmoである八達カードを出して、バスに乗り込もうしたら、残額が満たなかった。運転手は、どこかで両替してこいという、、けど、両替所は全て寝てるんだから、万事休すだった。その時に、これを使ってと小銭を用立ててくれたのが、チャールズだった。 


一緒に湾仔まで行って、軽いトレッキングシューズを買ってから、香港女子的裏グルメで絶賛されていた、巴路士街の大利清湯腩で牛筋麺を食べた。 あまりの旨さに、今度は麺を河粉から香港麺に変えて、お代わりをした。 通算40回通い続けても、この食の魔都には、まだまだ驚きがある。



昼食後、彼が投資用に購入したマンションを見にアバディーンまで行った。そこは、有名な珍寶レストランなどが浮かぶ湾から西に10km程行った地域で、再開発された広大な海辺には高級リゾート・マンションが建ち並び、入口には守衛が立ち、居住者以外の出入りをガードしていた。

ビバリーヒルズの最高級住宅地と同じBel Air と名付けられた、この租界は、これまで、香港の最高級住宅地であるレパルスベイ周辺に立つ高層リゾートマンションをも凌ぐ、豪華さで売りに出され、香港に駐在する西洋人が半分、地元の富裕層が半分という割合で、セレブリティ帝国を形成していた。 買い物、食事、スポーツ、娯楽、、街に出なくても、この施設内で全てが事足りる、小さな街で、これで電子マネーが使えれば、ジャマイカのオールインクルーシブのリゾートに似ている楽園だ。チャールズは、ここの3室を買って、人に貸し、自分はアバディーンの1DKのアパートで慎ましく暮らしている。 

私達はベランダで目の前の海に夕陽が落ちるのを眺めながら、翌日のプランを練った。



地下鉄に乗って石澳湾まで
21 March 2010 晴れ 香港

 MTR筲箕灣駅を地上に上がった9番のバス停で2人と待ち合わせた。 私は花園街市市場で粥をしっかり食べてきていたが、お休みの二人のために、バス停近くの露店でオレンジを3個,10$で買った。

  
チャールズが先に現れた。  几帳面なので、ルシアの携帯に電話して広東語で、今何処?って訊いている。 ルシアとは昨年、トルコのネムルート山の山小屋で出会った。彼女はその時、香港で一番の旅行代理店を辞めたばかりで、韓国人の友人とユーラシア大陸を長期に渡り、旅していた。 辺境の地で、同じ東洋人で親しみが涌いただけでなく、彼女には、旅を愉しむ術と勘が優れていたので、いっぺんで友達になった。 暫くして、Hello! と快活な声で振り向くと、小麦色に焼けた彼女がいた。5日前にギリシアから帰国して エーゲ海で、こんなに焼けちゃった、、と照れていた。それから、チャールズには広東語で早口で挨拶をした。バスが来て、他のトレッキング客と乗り込んだ。 



今日のルートは外様の自分が計画したので、彼女は早速、周囲の客にヒアリングしていくつかのプランを修正した。 私のプランでは、長いルートを廻って大浪湾に2時位に着き、浜辺のベトナム料理屋で遅い昼食を取る予定だったが彼女の 調査では、あそこは 土地に胡座かいているだけの店だと手厳しい。それで雲枕山の脇から入山して昼前に海に辿り着き、バスで銅羅湾に戻って、昼食を取る案を打診された。チャールズも私もその見事な采配ぶりに脱帽だ。バスの乗客でトレッキング姿の全員が雲枕山脇で降りた。残りの客はビーチゴザを持って、大浪湾に直行だ。みんな軽いストレッチをし、靴の紐を結び直してから登山道を歩き始めた。


道は整備されていて老人や幼児でも歩ける。
香港在住の邦人のトレッキング会があって、このコースはいつでも眺望とアクセスが良いので、定番の人気コースになっていて、「こんにちは!」と挨拶しながらすれ違う日本人達もいた。 

緑の濃い山道も上に登るにつれ、日差しの勢いが増してきて汗が吹き出してくる。




それでも道の両脇には南シナ海の大海原が広がり、爽やかな風とともに気持ちが晴れ晴れとなってくる。朝食を抜いてきたルシアにオレンジを上げた。 ナイフで切って上げようとすると、果物は剥いて食べる方が旨いそうで山道の外に皮をまきながら食べていた。始めは3人、英語同士で話していたが、その内、話題が乏しくなってきて広東語を話す2人だけがポツリポツリと話しはじめ、その内、疲れてきて無言になった。そうこうする内に1時間ばかりで龍の背骨の頂上に辿り着いた。 


 そこからは、眼下に大浪湾のビーチ、そして  反対側を見るとスタンレーの街まで見渡せた。 喉を潤していると、マウンテンバイクで登ってくる若者に出会った。凄いなあと賛辞を贈ると、御礼に我々の写真を撮ってくれた。


 帰路はスイスイと下り、バス停まで30分で着いた。 筲箕灣駅行きのバスは満員で座れない事もあり、二人とも大浪湾には行った事が無かったので、バスで向かった。 終点には5分で着いた。
お腹の空いていたルシアは露店でサティを買って食べたが、すぐに苦い顔をして予測が間違って無かった事を確認していた。 まあ、僕も、そんなに美味しい店だとは思ってなかったけど、中国人は、こんな事でも曖昧な態度は決してしない。
 
 大浪湾のビーチは砂も白く、深水湾やレパルスベイ等と違って観光客なども訪れず、どこか鄙びているし、ここからビーチ沿いを歩いて人っ子一人いないビーチに行く事も出来るので私のお気に入りのスポットだ。そのトレッキングは次回の
お楽しみにして、バスで筲箕灣駅に戻り、MTRを乗り継いで20分で銅羅湾に戻った。 こうしてみると香港は街の近くに自然があるのでは無く、 自然の中に街があるといった方が良い土地だ。



MTRを降りて軒尼詩道にある客家料理の老舗・泉章居に行った。チャールズも私も注文はルシアに任せた。 こういう時、店の人と、旬の素材を話しながらテキパキと献立を構成して行く様子で
お店側も客の方も相手を値踏みする。この緊張感が在って、給仕から厨房に警告サインが発せられて料理人は本気になるのだと思う。
 案の定、出てきた料理は、高くない素材ばかりなのに、どれも気の利いたアクセントがあり、  唸る美味しさだった。これじゃ、浜辺のベトナム屋では太刀打ち出来ないと納得した。



中国人の友情の篤さ
22 March 2010 晴れ 香港 – 東京

朝 6:30に起きて、宿の裏にある花園街市の
3階にある妹記生猿粥品に行く。この3日間、ここに通いつめて、女将さんも、手招きしてくれる。ここのお粥は旺角では定評あるが、もう一つボラの皮を湯引きしたものに、生姜とネギ醤油が垂らしてある「生魚皮」という一品が旨かった。

 
それから上環に行って、安記や華豊、安利麺で食材を買ってから、お昼にルシアが務めている旅行代理店のある湾仔まで行った。彼女が滞在最後の昼食を招いてくれた。訪れたのは萬麗海景酒店の3階にある満福樓で、ここも香港島サイドでは名店の一つだ。ビクトリア湾を眺める席で飲茶をご馳走になった。中国人は一度、心を開くと、  篤く友情を保ち続けるというが、チャールズといい、ルシアといい、その定説を実感した。


昼食休憩の僅かな時間を使って、美味しい食事と気配りで持てなしてくれた彼女に御礼を云って、  東京での返礼を約束した。 

早春の香港・3日間 自然の美しさ、味覚の奧深さを堪能したが、友達からの持てなしが一番、心に残った旅だった。
 

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