2007/10 - 2007/10
44位(同エリア81件中)
漣さん
ここはキューバ。ヘミングウェイが愛してやまなかったという地上の楽園。
訪れる誰もがこの地に魅せられ再訪を約束する。
キューバはまた生物にとっての楽園でもある。地球上に存在する大多数の種を育む地がここキューバにはある。
アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園。
歴史に名を残す博物学者の名を冠したその場所はキューバの東の果てにある。
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アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園へ訪問するには一般旅行者がバスで訪れる事が出来る終点の町バラコアへ行かなければならない。
今回はキューバに着いたその日の夜行便でサンティアゴ・デ・クーバまで行き、そこでバスを乗り継ぎバラコアへ到着したのはキューバ2日目の午後でした。 -
バラコアは海沿いの穏やかな村と言った感じで多くの欧米人が穏やかな時間を過ごす為に訪れます。
ちなみにこのバラコアの町にもカサ・パティクラール(民宿)が数多くありますが他の町に比べてコストパフォーマンスが非常に高いです。またこの町にはかつての城塞を利用したホテルもありますが同様に安く泊まる事が出来ます。 -
民宿を決めまずはロンリープラネットにあった町の中心の広場にある旅行会社へと向かいます。
旅行会社は昼休みだとのことでしばし町中を見た後に来てみると既に多くの観光客でごった返していました。
早速目的の場所へのツアーはないかと聞くと、あるにはあるが参加者が1人もいないとのこと。なんでも安く手軽に行ける近郊の山(写真2枚目の奥に写っている)へのツアーがこの時期人気だそうでアレハンドロ・デ・フンボルト国立公園のツアーはどうしても出にくくなるとのことでした。
仕方ないので何とかならないかと粘ってみたところ30CUCで国立公園までの往復の交通手段は確保してくれるとのことでした。旅行始めからつまづいてしまった感はありましたが、その値段でOKし明日を待つ事にしました。 -
2日目はいよいよ目的地への訪問です。打ち合わせ通り旅行会社への前でドライバーが待ってくれていました。
早速乗り込み国立公園へと向かいます。舗装されていない道を進む事1時間弱、ついに国立公園に到着。フンボルト博士の像がお出迎えです。 -
国立公園入口には看板兼世界遺産の碑があります。
Patrimonio Mundial、世界遺産のスペイン語表記です。 -
この掘立小屋は何でしょうか。実は国立公園の管理事務所です。ここで入場料とガイド料を払います。
ガイド料について、この場所はエコツーリズム圏内のためガイドが必須、勝手に入ってはいけません。旅行会社とはそんなことは何も話していなかったのですが、料金を払ったあたりで別のグループが到着し一緒に周る事になりました。おそらく旅行会社の方がうまく手回ししておいてくれたのでしょう。
兎にも角にもこれで国立公園を見学する手筈が整いました。 -
この国立公園の訪問に当たって必須となるのがサンダルとタオルです。
写真の通り川を渡ります。3ヶ所も。
しかも川底には石がたまっていてゴツゴツするので裸足では痛いです。
さらに川以外の道は結構な山道なのでしっかりした靴も無いといけません。 -
最初の川を渡ってしばらくすると開けた場所に出ます。すると、おやっという風景に出くわします。
馬です。 -
家です。
ここは国立公園でありながら人が住んでいます。電気もちゃんと通っています。 -
そんな珍しい光景も数百メートル歩いただけですぐに終わり、この国立公園独特の風景が展開され始めます。
ヤシの樹にシダ植物。ここからめまぐるしい風景の変化が始まります。 -
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草だけでなく樹にまでトゲが生え始めました。国立公園半ばから始まる上も下もトゲゾーンに突入です。
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トゲゾーンを抜けると原始時代ゾーンに入ります。見たことも無い巨大シダ植物が鬱蒼としています。
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足もともやたら粘っこく足にまとわりつく草だらけです。
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世界最小クラスと言われるカエルもここに生息しています。
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白い・・・キク・・ラ・・・ゲ???
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ヤドカリの親戚の様な生き物。周りに水辺は全くない原始林にいます。
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原始時代ゾーンを抜けると急に視界が開けます。ここからは展望のいい山道をひたすら下っていきます。
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最後の川です。ここを渡ると最初の居住区へと戻ります。
この川を・・。 -
この様に渡ります。
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そういえば、と思い出したのですがこの国立公園はある生物で有名です。訪問前にぜひ一度は見ておきたいと思っていたのですが国立公園の風景の素晴らしさにすっかり忘れてしまっていました。
その生物とはポリミタス。帰りの車の中でガイドに見忘れた事を伝えると、それならと言う事で向かってくれたのは・・。
あれ、ここ国立公園の入口では?
案内されるまま入口近くの樹に向かうと・・。 -
こんなところにいました。まさか入口近くの樹で見られるなんて誰も思いもしません。
ポリミタスとは色とりどりのカタツムリのことです。写真以外の色もたくさんいます。
その貝殻のカラフルさから世界で最も美しいカタツムリと呼ばれています。
実際この目で見てみると絵具で誰かが塗ったんじゃないかと思う程鮮やかな色が付いています。
それでは、本旅行記の最後はフンボルト博士に締めて頂く事にしましょう。
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