村杉温泉　こんな宿があったとは！

2010/06/18 - 2010/06/20

行く数日前までこの温泉の名前も知りませんでした。
たまたま下越方面へ泊まりがけで行くことになり「月岡温泉にでも泊まろうか」と思っていましたが、新潟在住の親戚から「近くに良い所がある」と強く勧められました。
地元の人の話は聞いてみるものだ、と痛感です。

エリア 五頭温泉郷(新潟)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車

2泊のうち最初の宿は「長生館」。
村杉温泉の中では大規模で近代的な旅館です。
広々としたロビーから眺める広大な庭園は趣があります。
露天風呂もあります。
コイが名物だそうで甘露煮が美味でした。
その他、牛肉の陶板焼きなどごちそうたっぷり。

2泊目は「環翠楼」。こんな旅館があったんだぁー、とびっくりです。
レトロ感満載。写真の建物は大正時代のものだそうです。
ただし、トイレ・洗面所などの水回りは最新のもの（それも雰囲気を損なわないような）になっていますので快適です。

お寺や神社の境内ではありません。
旅館の庭です。
森の奥座敷にあるような旅館で「環翠楼」の名に恥じない環境です。
新緑が鮮やかでしたが、モミジが多く秋に訪れたらどれだけ見事でしょう。

多くの客室が二間続きになっていてゆったりしています。
料理も美味しく、地元ならではの素材を使いながらも洗練された味の和食でした。

環翠楼の離れです。手前には池があり、建物を見ながら庭を散策するだけで結構楽しめます。

浴場に続く廊下。
露天風呂はなく、ごく普通の旅館の浴場です。
もともと、凝った風呂を売り物にする旅館ではないので不満はありません。
ただ、分煙意識がないというか、館内のパブリックスペースすべてに灰皿が置いてあるのはいただけません。
朝風呂から上がり、脱衣場にタバコの煙が漂っていたのにはいささか興ざめしました。
庭も建物も料理も素晴らしい旅館なので、喫煙スペースは一部に限定した方が良いのでは…。
長生館では、あまりタバコを吸う人とは遭遇しませんでしたが、同じことを感じました。