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 徳島県の吉野川の中流域北岸の町で、撫養街道〜伊予街道のほぼ中間地点に位置する脇町を訪れた。豊臣秀吉が四国平定後、蜂須賀氏が入封し藍の生産を奨励した。脇町は藍の中心地となり、現在うだつの町並みとして残っている南町が旧商家の最も栄えた通りであり、その時の家屋の大半が当時のまま残っています。<br /> その町並み周辺を散策、昼食は徳島市に本店がある脇町の料亭「渭翆園(祥雲閣)」で取ったが美味であった。さらに周辺のデ・レーケ堰堤、オデオン座等を見学。そして隣町の藍住町へ、藍染めの歴史は古く、中国からの伝来は6世紀頃といわれ「万葉集」に藍の歌が5首収められている。阿波藍の栽培は平安時代に遡るが、天正13年(1585年)以来、阿波国に入封した蜂須賀家は藍の生産を奨励し、藩の財政を確立していった。その藍の生産過程を見学出来る藍住町歴史館(旧奥村邸)を訪れ、藍染体験場、旧奥村邸家屋等を見学し、徳島道、淡路道、明石海峡大橋経由で帰路に着いた。

藍の町と「うだつ」があがる脇町の町並み

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2010/06/20 - 2010/06/20

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ひま人

ひま人さん

 徳島県の吉野川の中流域北岸の町で、撫養街道〜伊予街道のほぼ中間地点に位置する脇町を訪れた。豊臣秀吉が四国平定後、蜂須賀氏が入封し藍の生産を奨励した。脇町は藍の中心地となり、現在うだつの町並みとして残っている南町が旧商家の最も栄えた通りであり、その時の家屋の大半が当時のまま残っています。
 その町並み周辺を散策、昼食は徳島市に本店がある脇町の料亭「渭翆園(祥雲閣)」で取ったが美味であった。さらに周辺のデ・レーケ堰堤、オデオン座等を見学。そして隣町の藍住町へ、藍染めの歴史は古く、中国からの伝来は6世紀頃といわれ「万葉集」に藍の歌が5首収められている。阿波藍の栽培は平安時代に遡るが、天正13年(1585年)以来、阿波国に入封した蜂須賀家は藍の生産を奨励し、藩の財政を確立していった。その藍の生産過程を見学出来る藍住町歴史館(旧奥村邸)を訪れ、藍染体験場、旧奥村邸家屋等を見学し、徳島道、淡路道、明石海峡大橋経由で帰路に着いた。

同行者
友人
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
観光バス 私鉄
  •  うだつがあがる町並み。「うだつ」とは日本家屋の屋根に取り付けられる小柱、防火壁で、室町以降は「卯建」「宇立」などの字が当てられた。もとは梁の上に立てて棟を支える小さい柱のことでしたが、2本の垂木が棟で合わさるところを「ウ」といい、その下の梁と棟木をつないで立ち上がった様相なので「ウダツ」と言われた。後に、切妻屋根の両脇に防火壁として用いられ、1階屋根と2階屋根の間に張り出すように設けられたものを「ウダツ」と呼ぶようになった。

    うだつがあがる町並み。「うだつ」とは日本家屋の屋根に取り付けられる小柱、防火壁で、室町以降は「卯建」「宇立」などの字が当てられた。もとは梁の上に立てて棟を支える小さい柱のことでしたが、2本の垂木が棟で合わさるところを「ウ」といい、その下の梁と棟木をつないで立ち上がった様相なので「ウダツ」と言われた。後に、切妻屋根の両脇に防火壁として用いられ、1階屋根と2階屋根の間に張り出すように設けられたものを「ウダツ」と呼ぶようになった。

  •  うだつは本来は防火壁として類焼を防ぐ目的でしたが、そのうちに装飾に重点が置かれるようになり、大きな宿場町や商人町などでは、自己の財力を誇示する手段として、競い合ってウダツを設けるようになった。

     うだつは本来は防火壁として類焼を防ぐ目的でしたが、そのうちに装飾に重点が置かれるようになり、大きな宿場町や商人町などでは、自己の財力を誇示する手段として、競い合ってウダツを設けるようになった。

  •  ウダツを上げるためにはそれなりの出費が必要で、これが上がっている家は比較的裕福な家に限られていた。それが、逆説的に「生活や地位が向上しない」「状態が今ひとつ良くない」「見栄えがしない」と言う意味の慣用句である「うだつが上がらない」の語源とされたと言われている。

     ウダツを上げるためにはそれなりの出費が必要で、これが上がっている家は比較的裕福な家に限られていた。それが、逆説的に「生活や地位が向上しない」「状態が今ひとつ良くない」「見栄えがしない」と言う意味の慣用句である「うだつが上がらない」の語源とされたと言われている。

  •  ウダツには、小瓦屋根の付いたウダツが屋根の側面全体、あるいは隣家との間に独立した防火壁を設けて全体に子屋根を付けたものを「本ウダツ」といい、隣家との間の1階屋根の上に子壁を設けて小瓦屋根を付けたものを「袖ウダツ」といいます。<br /> 脇町のウダツはほとんどが「袖ウダツ」で、壁の厚さが非常に暑いのが特徴で、これが建ち並んでいる町並みの姿は壮観です。

     ウダツには、小瓦屋根の付いたウダツが屋根の側面全体、あるいは隣家との間に独立した防火壁を設けて全体に子屋根を付けたものを「本ウダツ」といい、隣家との間の1階屋根の上に子壁を設けて小瓦屋根を付けたものを「袖ウダツ」といいます。
     脇町のウダツはほとんどが「袖ウダツ」で、壁の厚さが非常に暑いのが特徴で、これが建ち並んでいる町並みの姿は壮観です。

  •  1階2階連続のウダツ。

     1階2階連続のウダツ。

  •  1階2階のウダツ。

     1階2階のウダツ。

  •  明治末期に建った薬種商「うちだ屋」(写真左)と明治35年(1902年)に建った絹糸商「ヤマキチ」(写真右)とのウダツで、明治に入って一層華美になっている。

     明治末期に建った薬種商「うちだ屋」(写真左)と明治35年(1902年)に建った絹糸商「ヤマキチ」(写真右)とのウダツで、明治に入って一層華美になっている。

  •  安政6年(1859年)に建った呉服屋「大一」(写真左)と、明治19年(1886年)に建った荒物屋「大万」(写真右)のウダツの競争。隣家よりも、高さが高かったり、豪華であるよう競い合っている。

     安政6年(1859年)に建った呉服屋「大一」(写真左)と、明治19年(1886年)に建った荒物屋「大万」(写真右)のウダツの競争。隣家よりも、高さが高かったり、豪華であるよう競い合っている。

  •  脇町、オデオン座。町内の事業家が中心となり、昭和9年(1934年)、収容人員750人の回り舞台の付いた芝居兼映画観賞用の劇場を建設し、町民たちに娯楽の場を提供した。正式名称は脇町劇場で、別称のオデオン座はパリの国立劇場「オデオン座」の外観に由来して名付けられた。平成7年に閉館されるまでは主に映画館として利用されていた。閉館後建物は取り壊される予定だったが、平成8年(1996年)に山田洋次監督作品の松竹映画「虹をつかむ男」のロケが行われ、同年6月12日全国上映がきっかけとなり保存が決定した。

    脇町、オデオン座。町内の事業家が中心となり、昭和9年(1934年)、収容人員750人の回り舞台の付いた芝居兼映画観賞用の劇場を建設し、町民たちに娯楽の場を提供した。正式名称は脇町劇場で、別称のオデオン座はパリの国立劇場「オデオン座」の外観に由来して名付けられた。平成7年に閉館されるまでは主に映画館として利用されていた。閉館後建物は取り壊される予定だったが、平成8年(1996年)に山田洋次監督作品の松竹映画「虹をつかむ男」のロケが行われ、同年6月12日全国上映がきっかけとなり保存が決定した。

  •  デ・レーケ堰堤、ヨハニス・デ・レーケが明治17年(1884年)に吉野川を調査し、その支流である大谷川をはじめとする徳島県北部の川からの多大な土砂流失に驚き、その対策方法を指導したことにより出来た砂防ダムです。ヨハニス・デ・レーケはオランダ人で、明治6年(1873年)明治政府内務省土木局に招かれ、他のオランダ人らと来日し、淀川の改修や三国港の改修などに関わった。

     デ・レーケ堰堤、ヨハニス・デ・レーケが明治17年(1884年)に吉野川を調査し、その支流である大谷川をはじめとする徳島県北部の川からの多大な土砂流失に驚き、その対策方法を指導したことにより出来た砂防ダムです。ヨハニス・デ・レーケはオランダ人で、明治6年(1873年)明治政府内務省土木局に招かれ、他のオランダ人らと来日し、淀川の改修や三国港の改修などに関わった。

  •   デ・レーケ堰堤の記念碑、説明版。

     デ・レーケ堰堤の記念碑、説明版。

  •  藍住町歴史館・愛の館。藍商屋敷(旧奥村家)をもとに、藍染めの出来るまでを展示、体験出来る施設。<br />藍はタデ科の1年生植物であるタデ藍、藍タデが用いられ、藍染めには葉を用いる。栽培から収穫、すくもの加工を経て、藍染めに至る複雑な行程がかかる。ジーンズも藍染めである。

     藍住町歴史館・愛の館。藍商屋敷(旧奥村家)をもとに、藍染めの出来るまでを展示、体験出来る施設。
    藍はタデ科の1年生植物であるタデ藍、藍タデが用いられ、藍染めには葉を用いる。栽培から収穫、すくもの加工を経て、藍染めに至る複雑な行程がかかる。ジーンズも藍染めである。

  •  藍住町歴史館、藍こなし作業のレプリカ。すくもの加工として一連の流れがあり、あいこなし〜寝せ込み〜きりかえし〜ふとんかけ〜すくも〜俵づめにし保存する。

    藍住町歴史館、藍こなし作業のレプリカ。すくもの加工として一連の流れがあり、あいこなし〜寝せ込み〜きりかえし〜ふとんかけ〜すくも〜俵づめにし保存する。

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