GWはスペイン！⑫ 屋上のテラスからの眺めが最高☆ホテル Rincon de las Nieves

2010/05/04 - 2010/05/04

夜バルを出てブラブラ散歩していたら、遠くからでハッキリとは見えないのだけど、パティオに赤いクルス(十字架)が飾ってあるのが見えました。
あまりに綺麗だったので、ふと立ち止まって玄関から覗いていたら「中に入って見ても良いわよ」とセニョーラが親切に声を掛けてくれました。

実はここ、Rincon de las Nievesというホテルでした。赤い花の十字架は「CRUZ DE MAYO(クルス･デ･マジョ)」と呼ばれるキリスト教の伝統的な祭で使われる飾り。

話がはずみ誘われるがままに屋上にも上がってみると、そこにはアルコスの景色を360°見渡すことができる素晴らしい眺望のテラス。

素敵な夜景を見せてくれたホテルのセニョーラに感謝の気持ちを込めて作成した旅行記です。

セニョーラ・パキさんのBLOG。この旅行記の表紙に使用している写真を彼女のブログにも貼ってくれています。
http://turismoruralenarcosdelafrontera.wordpress.com/

このホテルのHP(正確にはホテルではなくCasa Rural、日本語に訳しにくいですが郊外の宿みたいな感じ。てっとり早く言えばオスタルです。)
http://www.rincondelasnieves.com/

エリア アルコス・デ・ラ・フロンテーラ(スペイン)

あと少しだけ散歩したらホテルに帰るつもりでバルを出たのですが。

遠くに赤いクルスが見えたので、ふと足が止まった。

私が中を覗いているのに気づいたセニョーラが、「中に入って良いわよ」と誘ってくれました。

話をしているうちに、ここはホテルなのだと判明。

右手の建物は小学校。
昼間に前を通った時は子供達を迎えに集まった親達で混み合ってて、クルスが見えなかった。

非常に天井が高いのです。

1679年に建てられたアンダルシア様式の古い建物。

アンダルシア地方では、「Cruz de Mayo(クルス･デ･マジョ)」と呼ばれるお祭りがあります。

Mayoとは５月のこと。

５月初旬に行われるこのお祭り、今年アルコスでは1､2日に開かれたのですが、花がまだ綺麗だからと飾りを片付けずにパティオに残していたのだそう。
(私がアルコスに行ったのは4日)

「屋上からの眺めが素晴らしいから登ってみる？」と誘われテラスに来てびっくり、アルコスを一望できるのです。

3階だったか4階建てだったか覚えていないのですが、背の高い建物でした。

セニョーラもそれが気に入って、ここでホテルを始めたそうです。

ホテルの名前に付いてるNievesは、雪の意味。

20、30年前、ここアンダルシアのアルコスに大雪が降ったエピソードを話してくれました。
まさか雪が降るなんて信じられない。

右手の奥の建物がパラドール。

昼間だったら、テラスでシエスタできますね。

アルコスの景色で、誰もが写真に残したいと思うであろうサンペドロ教会。(Iglesia de San Pedro)

このホテルのテラスが一番の撮影スポットなのだと分かりました。

パラドールや私が宿泊したコンベントからだと、このホテルのビルに少し邪魔されるんです。

教会の下の広場の角に人影があるの見えるでしょうか？数名が神輿のような物を担いで歩いてたんです。

６月に行われるキリスト教の聖体祭の練習をされていたようです。

お部屋も幾つか見せてもらいましたが、まだ片付けが終わっていなかったので天井の写真。

この建物、驚いたことがまだありました。地下に洞窟があるんです。

今はこうして陶器を飾ってギャラリーになっていました。

建築を学ぶ日本人の学生達が宿泊に来たこともあるそうです。

そういう事もあって、日本人に親しみを感じて下さっているのかも知れません。

パキさん、素敵な夜景をありがとう♪