2010/05/27 - 2010/06/02
39位(同エリア168件中)
tymyさん
5月の終わりにとった一週間の休暇。
青蔵鉄道に乗ってチベット拉薩へ。
拉薩と言ったら「ポタラ宮」くらいの乏しい予備知識でいきなり出発。青蔵鉄道でゆっくりガイドブックをみて、どこ行くか決めようと思っていたのが大間違い。
高山病、寂しい懐、限られた日程と、一人では少々きつくやばかった8日間でした。
コースは、北京→西寧→拉薩→成都→北京。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- JAL
-
羽田発のJAL便でまずは北京へ。中国国際航空の国内線に乗り換え、西寧に到着したのは夕方19時頃。空港から街まではエアポート(路線)バスで21元。
20時は過ぎようとしているのに空はまだまだ明るく予約したホテルを探すには助かりました。
写真左の建物が宿泊した「三楡大酒店」。一泊200元ほどでした。
ホテルには日本で手配をした旅行代理店の方が待っており、無事チベットの入境許可証と青蔵鉄道のチケットを受け取りました。
しかし・・・。 -
翌日はバスで塔爾寺に行くことにしました。
というのも、昨日青蔵鉄道のチケットを受け取る際に告げられたのですが、予約していた14時発の列車が政府によって押さえられたとのこと。
そのため夕方19時発の列車に変更となったので、急遽西寧を半日かけて観光をすることにしました。
塔爾寺(タール寺)は中国では有名なラマ教黄教の創始人ツォンカパ(宗喀巴)の生地を記念して1560年に創建された、ラマ教六大寺院の一つに数えられる大寺院です。
せっかくなので行ってみようか位の気持ちで観光スタート。
ん〜、盛り上がるには今ひとつの旅はじめ。 -
入場券を購入するためチケット売り場へ。
閉まってるし!
どうしたもんかと思案していると、周りの中国人が何やら話しかけてくる。しかし全く理解できず。
とりあえず行ってみるかと、敷地内に歩を進めます。
タール寺と言われる基となった「酥油花館」の建物の前につくと、チケット確認の人もいなければ自動改札も開いたまま。こりゃラッキーと見学を始めます。
この寺はバターの彫刻が有名らしく、大きなショウケースに入ったそれはバターに見えないほど色彩豊かな彫刻でした。バター彫刻は冬になると供える花がなかったため、バターで花をつくったことから始まったらしいです。 -
昼食には少し遅いが食事を抜くわけにはいきません。
「美食広場」なるフードコートをホテルで教えてもらい、行ってみました。
数十件の料理店が軒を並べて、かなり盛況の様子。
おばちゃんのかけ声が元気なお店で指さし注文。
「海鮮鍋」のような料理。ボリュームありすぎです。
ピリ辛の味噌味で約200円、やすい! -
塔爾寺見物を早々に切り上げ、バスで西寧市内に戻りました。
次に訪れたのは清真寺、600余年の歴史を持っています。
中国にあるイスラム教の建物は周りの景色とはスタイルや色使いが違うのですぐに見つけられます。
バス停を降りると周りはみな白い帽子をかぶった信者たちばかりで、この地区は回教徒の居住している区域のようです。 -
一通り町歩きも終え、スーパーで水や軽食を仕入れ向かうは西寧駅です。
19時05分発、拉薩行きの軟座シート。4人乗りのコンパートメントです。
相席(相部屋?)はどんな人なのか、不安と期待を胸に列車の到着を待ちます。
遅れること約1時間。
ようやくホームに拉薩行きの列車がその姿を見せました。 -
列車に乗り込み指定された座席に向かいます。
開けっ放しのドアから部屋をのぞくと、そこには誰もいませんでした。
少し乱れたシーツやゴミからして乗客はいるようです。
とりあえず荷物を足下に置き、座席兼ベッドに座ります。
ほどなくして列車は出発。4人部屋なのに誰も入ってきません。 -
出発して10分ほどで検札がきました。
聞いてみるとこの部屋は私一人きり。前にいた乗客は西寧で降りてしまったようです。
簡単な掃除を待ち、シーツを替えてもらうとビニールの管を受け取りました。
高山病防止のため、写真にある酸素口に差し込んで使うようです。 -
なんか腹へったぁと食堂車に行き、空いてる席についたは良いが、英語ダメ中国語オンリーの対応にちょっとげんなり。
戸惑い半分怒り半分でどうしたモノかと考えていると、制服を着た偉そうなオッサンが隣にどかっと座ってきました。
当然彼も中国語しか話さないのですが、私の身振り手振りで察したのか注文をしてくれて、出てきたのがコレ。
食事を始めると今度は若い英語を話す中国人が同席してきました。
彼曰く偉そうなオッサンはこの列車のキャプテンだそうです。
私が食事を始めると、親指をぐっと立て笑って去っていったキャプテン。いい奴だ。 -
夜の高原をひたすら走る列車。
食後にすぐ横になったのだが、何となく頭が痛い。
こ、これはまさか高山病?
早速酸素を吸引しながら就寝。・・・頭痛くて寝られない。
眠り始めると呼吸がゆっくりになり、どうしても酸素量が減ってしまうらしい。
寝たのか起きてたのか分からぬまま、いつの間にやら窓の外がうっすらと明るくなってきました。 -
食堂車に行く元気もなく、朝食は売り子さんから焼きそば購入。
でも半分ほど残してしまいました。食欲も減退してきます。
窓の外は平均海抜4,500mの高地、すばらしい展望です。
昼すぎには海抜5,072mの最高地点唐古拉峠を通過。
その近くの唐古拉駅が海抜5,068mで「世界一高い場所にある鉄道駅」だそうです。
15時過ぎ頃からは完全に高山病にやられ、ひたすら横になってぼーっと窓の外を見るばかり。
チベットでどこへ行くか、何をしようかという計画は全く立てられないまま、列車はいよいよ終着駅の拉薩へと向かいます。 -
予定よりも1時間程早い到着に慌てて荷物をまとめホームに降り立ちました。
拉薩駅はとても大きく広い近未来チックな建物です。
拉薩駅をでると駅前広場にガイドさんは待っていました。
ガイドさんに声をかける前に公安が私の前に立ちふさがります。
慌ててガイドさんが駆け寄り「入境許可証」を出す様に説明されました。
用紙を渡しガイドさんと自己紹介し合い、いよいよ拉薩に到着です。
・・・でも頭痛い。 -
拉薩駅からホテルへ直行します。
「吉祥宝馬賓館」
大通りから少し奥に入った場所にあり、しかも前の道路は工事中で、少しイヤな予感。
しかし部屋はきれいでスタッフも英語を話すのでちょっと安心。
チェックインを済ますと夜食に出発。
ホテル近くのレストランでチベット最初の食事。
食後はすぐにホテルに戻り、明日の為に早めに就寝。 -
この日は朝からヤムドク湖へ。
標高約4,300mに位置するこの湖は、チベット仏教4大聖湖のひとつのようです。
約2時間のドライブの後半はひたすら登りの山道です。
湖手前の峠は標高4,750m、ここまで来るとさすがに息苦しくなってきます。
眼下には青く輝くヤムドク湖が。
チベット語でトルコ石の湖という意味を持つこの湖。
確かにすばらしい景色であるし、来て良かったとは思いますが、一人で来るにはちょっと寂しいですね。 -
湖の畔まで下りてみました。
周りには誰もいない。
聖なる湖の雰囲気を堪能して、拉薩への帰路につきます。
そういえば苦しいけど頭痛はとれている。
聖なる湖のおかげかな。 -
午後には拉薩へ戻ってきました。
拉薩の象徴ポタラ宮に向かいました。
5月からのオンシーズンは入場制限があるので、前日に予約券を入手しなくてはならない。
西門にある受付で無事予約券を入手し、ポタラ宮の正面を目指します。
今回の旅はこのポタラ宮を見る為といってもいいほどです。
念願のポタラ宮を目の前にし少し感動。 -
拉薩は空がとてもきれい。
ポタラ宮は、この青空を背景にすると白い建物がよりいっそう映えて美しいのです。 -
拉薩では四川料理のお店が比較的多いような気がしました。
この日の昼食も四川料理。
写真右のスープは、私にとってはとてつもなく辛く、痛い程でしたが、ガイドさんは汗もかかず食しておりました。 -
土産物を探しに、バルコル(八廊街)にやってきました。
ジョカンの周囲をぐるりと取り巻く市場の様な通り。
マニ車やTシャツ、タンカを売る店が無数に並んでおります。
何店かひやかしで入りましたが、少しボリ過ぎじゃない? -
マニ車はお土産用に装飾が施されたモノが数多く売っているのですが、日用品として使用するシンプルな物を扱うお店も中にはあります。
そこで小さなマニ車を一つ購入。お土産用のきれいな物の約4分の1くらいで買えました。
こういう物は何となく値切れないですよねぇ。 -
バルコルにあるカフェに入りました。
ここはダライ・ラマ(何世か忘れました)が、お妾さんと密会するための場所だったらしいのですが、いまやそこは人気の喫茶店となってます。
ヨーグルトとヤクのミルクティーで一息。
世界各国からの旅人の情報ノートもたくさんありました。 -
スーパーではポテトチップスもパンパンになってました。
開けたとたん散らばるのではと心配する程の状態です。 -
夜はチベットの伝統舞踊とチベット料理を楽しめる店に行きました。
チベット料理はツァンパ、ヤクの肉の塩茹、バター茶などが出ましたが、おかわりはしませんでした。
歌や踊りは楽しめましたが、少し長いのと歌が多い。
最後はちょっと食傷気味でした。 -
ポタラ宮の予約時間は11:30分。着いたのは10時。
早めに入場口へ着いたのでチケットを見せると何もお咎め無く入れました。
入口ではX線で手荷物検査、パスポートももちろんチェック。
入場料は100元です。 -
急な階段を上り、デヤン・シャル(観劇場)に向かいます。
階段はゆっくりと歩を進めないと苦しくなります。
それに強い日差しと白い建物の照り返しで、かなり眩しいです。 -
デヤン・シャルからみた白宮です。
ポタラ宮の白いところは住居や政治を執り行う場所で、赤い部分は歴代ダライ・ラマの霊廟や仏像など宗教に関わる場所となっています。
現在は中国の軍が常駐している箇所もあるので、中では兵隊さんの姿もよく見かけます。 -
ジョカン(大昭寺)。
正面には五体投地を行う巡礼者が数多く見られました。
入場券を購入して驚きました。
券がCD-ROMになっているのです。でもPC持ってきてないし、日本帰るまで見られないな。 -
ジョカンの中には多くのお堂や仏像がたくさん。
参拝者や観光客で1階は結構混雑してます。
薄暗い通路にバター灯明のにおいが漂い、独特の雰囲気を醸し出します。
3階に上がると青空がみえ、何となくホッとします。 -
3階からはポタラ宮が眺められます。
ラサには高い建物がないので、結構遠くまで見渡せます。 -
ライトアップされた夜のポタラ宮前には多くの人々が集います。家族連れやカップル、そして旅行者達。
私もポタラを見上げその姿を目に焼き付けます。
写真で見返すのとはまた別ですね。
ガイドさんとはここで別れ、一人ベンチでポタラをみながら物思いに耽ります。
若い頃の旅では決して思いもしなかった
「もうここへ来ることはないんだろうなぁ」
という寂しい現実。
そんな思いもあって必要以上に長居をしてしまいました。 -
拉薩滞在中頭痛は続いたのですが、最終日には気にならない程度まで治まってきていました。ようやく身体が慣れ始めてきていたのでしょう。
しかし慣れた頃にはすでにこの高所を離れる日。
このあとは成都で2日ほどウロウロする日を設けています。
パンダと楽山大仏、麻婆豆腐を目指し、もう少しだけ旅は続きます。
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