2010/05/18 - 2010/05/19
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kskspiyoさん
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フランクフルトからストラスブールに入り、そこからレンタカーでプロバンスまで南下しました。この日はブルゴーニュのロマネスク修道院を回りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
Nuits de St-Georges からD35で山地を越えて北西に進む。二車線の道だが、ちょっと山道で、運転の好きな人には絶好のドライブ道なんでしょう。
ちょうど5月なので、黄色い菜の花畑が広がって、きれい。 -
2時間弱でフォントネーに到着。世界遺産のプレート
入場料は大人9・2ユーロ。
ここは現在リヨンの銀行家の個人の所有物で、庭園が非常に丹精に保持されている。 -
教会の内部
中世の建造物というより、ミニマリズムの現代建築のようだ。静謐でシンプルで、何もない。 -
唯一の装飾、聖母マリア像。
シトー会は、キリスト教本来の教えである偶像崇拝の禁止を守ろうとしたので、本当は何の偶像も置くべきではなかったらしいのだが、それではさすがに困るという声があがって、この像だけを置いたらしい。
教会に付属して大寝室があるが、修道士はここにわずかの寝具で雑魚寝したらしい。
修道院の中で暖房のある部屋はわずか一つ。
シトー会は、ドミニコ会やクリュニーと違い、修道院が所有する土地から地租を取ることさえ禁止したので、生活の糧はすべて自らの労働によって得なくてはならなかった。シトー会の修道士の平均寿命は30代だったらしい。 -
中庭の回廊。
室内が簡素で、外に庭が美しい。
まるで日本建築のようで、桂離宮に通じる美意識か。
桂離宮に行ったことはないけど。 -
泉からの清水。
フォントネーの語源は、泉。
周囲の山もとても美しい。 -
ウェズリーの聖マドレーヌ聖堂。
フォントネーからウェズレーへの道は、D957でとても単純なのだが、tomtomが近道をしようとしたのか、非常に細い道を指定して、それをぐにぐにしているうちに、曲がるべき道を通り越し、かえって迷ってしまった。
それでも2時間弱で、ウェズレーに到着。丘のふもとに観光バスも停車する大きな駐車場があって、そこに車を停める。 -
内部のタンパン
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ウェズレーは、スペインのサンチヤゴ・コンポステーラ教会への巡礼道にあたっているのだが、この内部の装飾は、明らかにスペインの影響で、その源泉はイスラム建築にある。
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聖ベルナール像
1146年の復活祭の日曜日、第二次十字軍の結成を呼びかける演説をする。
第一次十字軍は、フランス国王が参加してなくて、シャンパン地方の貴族が主体だったから、国王を参加させた第二次十字軍、そのきっかけになった聖ベルナールの演説というのが重要なんでしょう。 -
マグダラのマリア像
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地上にあるマグダラのマリアの聖遺物
1037年Geoffroy司祭が祭りの日に公開。“奇跡”の噂はまたたくまに広がり、巡礼者が押し寄せることになる。 -
地下にあるマグダラのマリアの聖遺物
これが後に偽者とされたものか。
1537年にウェズレーの大聖堂はローマの支配から離れ、宗教戦争のときは新教の砦になり、カトリック側の包囲戦にも耐える。
フランス革命のとき、教会としては廃止。その後、廃墟になるが、19世紀にメリメ文化相が修復を決定。
つまり巡礼者でにぎわったのは、11世紀から13世紀までの短い間だけなんですね。復活したのは第二次大戦後。 -
ジョルジュ・バタイユが死ぬまで住んだ家
聖堂に続く中央の道沿いにあります。 -
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オータンの聖ラザロ大聖堂
tomtomのいうままに、16時半ころ、たどり着きました。
ブルゴーニュの美術館・博物館は火曜日が休みなので、ローアン美術館が見られず、旦那はこの町に泊まると主張。
ツーリスト・インフォメーションでホテルを探してもらうが、市内はどこも満員で、2キロ郊外のホテルチェーンのHotel Ibisにする。
これはラザロ聖堂の横で、天文時計があります。 -
聖ラザロ大聖堂タンパン
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このタンパン、1766年に、稚拙だから恥ずかしいので隠そう、と教区が決めたんで、しっくいで埋められ、それが幸いして、フランス革命の時の破壊を免れたそうです。
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この教会にはファン・アイクの名画があったのだが、フランス政府に収用されてしまった。その絵は現在、ルーブルにある。
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聖堂の上階に保存展示されているロマネスク彫刻。
聖堂の正面に向かって右側の小部屋から上にあがる階段がある。
この彫刻のお題は、「美徳と悪徳」 -
聖ラザロ聖堂の中の小聖堂。各地の代表の聖堂になっている。
普通、こういう脇の聖堂には、聖人を祭る。各地の司教などがオータンに来たときの支部代表みたいな聖堂は置かない。それが必要だったということから、当時、いかにオータンが宗教的に重要な土地だったかわかる。
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