2010/04/30 - 2010/04/30
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Mirabellaさん
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「Rias Baixas(リーアス・バイシャス)」って書くと、なんだか格好良く見えるのは私だけでしょうか? "Rias"を日本語にすると「リアス式海岸」のリアス、コンバッロは入り江が連なる海岸線に位置します。
クルスと呼ばれる十字架像や、Horreo(オレオ)と呼ばれる高床式倉庫が数多く残り、ガリシアらしい表情を残す町。
海岸沿いにはレストランやお土産物屋さんが並んで、ちょっとした観光を楽しむことができます。
オレオにすごく興味があった訳ではないですが、サンティアゴから日帰りが可能なので、海辺を散歩も良いだろうと、ふら~り出掛けてみました。
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サンティアゴからコンバッロまでの直通電車やバスはありません。Pontevedra(ポンテベドラ)でバスに乗りかえです。
ポンテベドラへはRENFEが便利、VIGO(ビゴ)行きの電車に乗りましょう。
所要時間は約45分、片道€5.75。(往復で買うのを忘れていました。) -
電車の駅からバスターミナルは、歩いてすぐ。
Pontevedra(ポンテベドラ)発着のバス検索ならココ!
http://www.autobusespontevedra.com/ -
階段を下りて切符売り場へ。
TRANSPORTES LA U社 片道€1.3、ポンテベドラからコンバッロまでは約6km。 -
このバスに乗車したのですが、だんだん心配になった事が・・・。
田舎だろうと予想はしていましたが、「本当にこんな場所で降りて大丈夫なの?観光ってできるの?」とバスを降りる事が不安になってきた。
停留所が無い場所も多く、バス乗り場が分からなくて(時刻表も分からない(-.-)) 帰ってくる時に困るんじゃないだろうかと頭を悩ませていた。 -
Combarroの駅も、もちろん分からなかった。
誰かに聞いても良かったんだけど、「そうだ、こうなりゃ終点のO-GROVE(オ・グローベ)」まで乗ってしまおう!」と予定変更。
既に車内はガラガラ。
少しドキドキで終点を待ちました。 -
運転手さんに、「どこで降りたら良いのかわからなくて、ここまで来た」と言ったら、「何で質問しないんだ?」と呆れたような顔をされたけど、
友人から「オ・グローベは綺麗な所だ」と聞いていたのも、ここまで来た理由の一つ。
さらに、別の理由も。
何語で話しているのか分からない、近くに座っていた親子の存在。
息子がやたらと私のことをチラ見するのが気になって、早く先に降りてくれるのを待っていたのです。
バスを降りて1人になった瞬間に、襲われでもしたらマズいなぁ、と勝手に妄想が広がっていた。(-.-)
疑ってゴメン。 -
バスを降りると、すぐにオジサンが近づいてきた。
悪そうな人ではなかったので、メルカード(市場)まで案内してもらった。
なんでも失業中なので、散歩するしかないらしい・・・。 -
また変な魚を見つけた。
エイ?
長い魚は何? -
大きなNAVAJAS(ナバーハス)は、マテ貝。
これも美味しい! -
O-GROVEに来たって証拠の一枚。
肉屋さんの看板。 -
何の建物か分からないけど、このグリーンが目立ってた。
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クルス像が印象的だった広場。
クルスは、ケルト人の影響が強いそうです。 -
海辺の町だから、バルで魚介を食べたら新鮮で美味しいだろう。
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でも、ランチにはまだまだ時間が早すぎる。
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つかの間の自由を楽しむ、エビ達。
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約1時間と短い滞在でしたが、バスの時間です。
乗ってきた時と同じ運転手さん、「今度は、コンバッロで教えて!」と言ったら、また呆れ顔。
きっと「あんな所に、何しにいくねん?」とでも思っていたに違いない。(笑) -
コンバッロに到着。
どこに行けば良いのやら分からず、まずは横断歩道を渡り、目に付いた教会へ。
どうせ閉まっているだろうと、中には入らなかった。
山側には何も無さそうだったので、海側へ行ってみました。
ネットでの下調べが、いまいち現地で役立っていなかった。 -
ふらふら歩いていると観光客らしき人が、ちらほら!
良かった、他にも誰かいる! -
Rua通りに立ち並ぶ、マリネーラの家(Las Casas Marineras)
右側の住居は、昔ながらのガリシア特有の建築スタイルを維持しています。
バルコニ―は海側に向いています。 -
倉庫として使われていた1階部分。
ワイン造りで、ブドウの実を足で踏む光景を見たことがあると思いますが、圧搾場としても使われていたようです。
各家庭が、自家製ワインを楽しんでいたのでしょう。 -
クルスも数多く残っています。
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ローマ帝国の時代に始まったとされる、Horreo(オレオ)は、この町のシンボル。
町全体では約60ほど残っているそうです。 -
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オレオは貯蔵庫として使われていましたが、とうもろこし・じゃがいも・豆類だけでなく、ハムや魚まで保存されていました。
湿気やネズミの侵入を防ぐために高床式となっていますが、海のすぐ傍に並んでいるんですよね。
オレオが波に飲み込まれる災難もあったでしょう。 -
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キリストを腕に、海に向かうVIRGEN
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晴れているんだけど、うす曇りでスッキリしない空。
ビルバオの時と似てる。 -
天候によっては、この周辺は海水に浸かってしまうんでしょうか。
では、あちら側に行ってみましょう。 -
何気に撮った一枚でしたが、この日ランチしたお店だったと日本に帰ってから気付きました。
海側からも、奥のSan Roque通りからも、両方から入れる。 -
逃げずに止まっててくれた海鳥は、カモメかな。
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こんなに、どんよりした天気ではなかったのですが、上手く撮れなかったパドロン海岸。
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ガリシアのオレオは、木と石が使われているのが特徴。
非常に頑丈な造り。
屋根は瓦で、ちょっとした家みたい。 -
レストランやお土産物屋さんが並ぶ、San Roque通り。
この細い通りでは観光客が行ったり来たりと、意外に人が多かった。 -
でも食事をしている人は、ほとんどいなかった。
なので、余計に入りづらい。 -
店の一番の奥には、海に向かってオレオが立っています。
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美味しい魚介目当てに、週末は賑わうのでしょう。
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Plaza de Chouza
チョウサ広場までくると、見所は終わり。
この辺りに車を止めて観光する人が多いのかも知れないが、私はバスのため再びSan Roque通りを戻ります。 -
バスの時間が分からないので尋ねたところ、30分ほど待たないといけなかった。
だったら、どこかで何か食べて時間をつぶすことに。 -
バスが通る大通りに一番近かったレストランに入ることにしました。(と言っても、全然近くはない。)
大通りのバスが止まる付近には、バルが無かった。
コンバッロからポンテベドラ方面へのバス乗り場は、スーパーの横です。スーパーで誰かに質問しましょう♪ -
細い入口からは想像できないほど、奥は広い店だった。
漁師風の飾付けが気に入った。 -
私は階段を上がった2階席で食事しました。
ビールと魚のフライとPimiento Frito(ピーマンのフライ)を注文。
バスが来るまで時間を潰すつもりだったのが、直ぐには料理がこないので、さらに次のバスに遅らすハメに。 -
緑の上に、海が見える。
レストランのおばさんが、クレヨンしんちゃんの話を始めた。
「日本の電車は時間が正確なんでしょ」
「だから、日本人は電車でよく旅行するんでしょ」
「しんちゃんを見てるから、日本の事がよく分かるわ〜」、なんて発言。
日本の事、誤解されてないですかね? -
初めて食べた、ピミエント・フリートが美味しかった!
ピーマンというよりは、大きくて辛くない「しし唐フライ」みたいな感じ。
岩塩のような粗塩がポイント♪ビールが進む♪
メニューで見つけたら、一度試してみて下さい! -
おばさんが持っていた時刻表は古かったのか、結局30分近く大通りでバスを待った。
停留所の看板も何もなかったのですが、道行く人が「バス停はココだ」と言うので待ちました。
ポンテべドラの町も観光する予定でしたが、何だかくたびれてしまい、早くサンティアゴに帰りたくなった。
サンティアゴの駅に到着すると、少し雨が降って気温が下がっていた。
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