2010/05/30 - 2010/05/31
331位(同エリア423件中)
香桑さん
乗馬と野バラをめあてにくじゅう高原に行ってきました。
両親と一緒に家族旅行です。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
-
高速道路を九重インターで降りて、九酔渓ルートで久住高原を目指します。
「くじゅう」を九重と書くか、久住と書くか、山のあっちとこっちで深い歴史があるそうです。
道すがらの山道も、道端に滝があり、オオルリやミソサザイの声がしたり、この季節なのに藤の花を見ることができたり、移動の景色も贅沢です。 -
本日の宿泊地。
「レゾネイトくじゅう」さんです。
二年前にも同じ時期に宿泊し、今回が二回目です。 -
夕食は和食で予約していたので、お昼は洋食のほうのレストラン「メテオ」に行きました。
メインは黒毛和牛のロティサリー。ジャガイモのポタージュ、サラダ、パンが二種類、コーヒーとピンクグレープフルーツのシャーベット。
メインのお肉が程よい焼き加減と塩加減、胡椒がぴりりと効いて美味しかったです。 -
室内。
最大四人まで泊まれる部屋です。
温泉のある宿ですが、部屋にも窓に面してお風呂がついています。
暖房は窓際に吹き出し口があり、結構、強力です。
部屋着にあったかなトレーナーとグラウンドコートが用意されていました。
夜はまだまだ冷え込む土地柄なのです。 -
部屋からの景色です。遠くに黒毛和牛が歩いていました。こちらの和牛も4割は繁殖用だそうです。
前回の部屋のほうが景色がよかったかな。
水音が大きくて、鳥の声を聞くにはちょっと不向き。
ですが、明け方はホオジロ、次にカッコウ、そして、スズメと鳥の声は賑やかでした。
なにしろ軒下にスズメの巣があるらしく、ベランダに糞が落ちていました。
日本全国で、この10年、スズメは半減しているという説があり、こうして彼らがくつろいで生活している景色にほっとします。 -
中庭にエゴの花が咲いていました。
うちの庭ではとっくに散ってしまったのに。
季節の歩みが違うんですね。
エゴの実はヤマガラの好物ですから、秋になると来るのかな? -
レゾネイトくじゅうのロビーのあたり。
球根ベゴニアの生花が飾られており、華やかでした。
図書室などもあります。 -
廊下も写真を撮ってみました。
なるべくもともとの地形を壊さずに作られた建物であるため、スロープや階段が随所にあります。 -
レゾネイトくじゅう提携の乗馬牧場「ココペリ」さんです。
2年前、こちらで乗馬させてもらってから、いつか長距離の外乗ができるようになりたいと思うようになったのです。
乗馬は、今回の旅行の最大の目的です。 -
以前よりも馬の数も増えていました。
予約はしていなかったのですが、タイミングよく、待たずに乗せてもらえることになりました。
普段はイングリッシュ・スタイルなのですが、ここではウェスタン・スタイル。
両者は鞍のデザインや手綱の使い方などが違うのですが、あんまり違和感はないかな。
まったく初心者の両親にとっては、こちらの乗り方のほうが楽だと思います。
2人とも腰や膝などが心配な年配なのですが、どちらも挑戦することになりました。 -
私が乗せてもらったのは「ドリームキャッチャー」という名前の馬さん。
母はメテオ、父はビッグマック。
どの子もよく慣れており、おとなしい食いしん坊さん。 -
遠くに阿蘇山が涅槃像に横たわっていたのですが、写真に撮るとよくわかりませんねぇ。
よく晴れており、景色のよい日になりました。
それでも、空気は少し冷たいため、Tシャツの上に薄手のスポーツ用のフリースを着ました。
最初の一時間は両親と三人で穏やかなコースを歩かせてもらいました。
野バラの株が確実に大きくなっていますが、以前よりも花数が少ないのは、今年が寒いからでしょう。
ブッシュを歩いた後は道路を渡って、昔の日田往還という街道の松並木を回りました。
車を止めて見る人、手を振る人、写真を撮る人。ちょっとした有名人気分というか、気恥ずかしい。 -
両親とは一旦別れ、私だけ、もう一時間、違うコースにも行くようにしました。
くじゅう連山に広がる牧草地で駈歩です。
これがとっても気持ちいい!!
この場所に入るゲートの前には石灰が撒かれており、隣の宮崎県の口蹄疫被害の拡大を懸念して、警戒態勢を既に取っていました。
この牧草地は牛向けのもので、放牧するのではなく、晩夏に草を刈って冬の食糧としてロールにするそう。
登山道が通っているのですが、今年はその登山口は閉鎖されているとも聞きました。 -
景色が広すぎて、写真の撮りようがありません。
草の穂が赤いのは、チガヤなのかな。
駈歩して息が来ているのに、それでも歩きながら草を食べる馬さんに驚きました。
息が詰まるよー?と声をかけたら、げふっとゲップのお返事が返ってきました。
まだ育ち切っていない笹が、柔らかくて繊維がいっぱいで、よい餌なんだそうです。
美味しそうな草、美味しそうな草に向けて歩こうとするんだから。
ヨモギを食べるときには、ふわっといい香りが立ち上りました。 -
あっという間に高いところまで登ってしまい、車の音も聞こえず、ワイナリーやくじゅう花公園も小さくしか見えません。
ホトトギスやカッコウ、キジの声が聞こえてきます。
ウグイス、ホオジロ、イカル、コゲラに、モズ。
水のせせらぎ、風の音が加わり、ヒーリングCDそのまんまなB.G.M.です。
すごく贅沢な気分です。 -
似たような景色ばかりですが。
野生のイノシシ、鹿、ハタネズミ、ノウサギ、イタチ、キツネなども生息しているそうです。
林の中から覗いていたら面白いのに。 -
ここまで登ってくる途中で、3回、小川を横切り、林の中も通りました。
その時、イノシシのヌタ場も教えてもらいました。
北原白秋の句碑の横を通ったり。
あっという間の一時間でした。
次はいつになるか。
また来たいと心から思いました。
ちなみに、レゾネイトくじゅうで割引券をもらえますよ。
温泉で疲れを癒してから、夜中に建物の外に出てみました。
北側に山が位置するのですが、北斗七星と北極星が輝く下で、フクロウの声を聞くことができました。 -
二日目は、朝食後にホテル企画の自然散策に参加しました。
約40分。ホテルの人の案内で、敷地内の草地から雑木林の中を歩きます。
まずは、アザミ。
あちこちに咲いていて、タンポポやウマゴヤシの黄色の花、野バラの白とが綺麗です。 -
ベニウツギ。
ピンクの濃淡の花が可愛い木です。 -
こちらは、コガクウツギと聞きました。
ベニウツギとは似てないんですよね。
アジサイにちょっと似た感じですが、三弁だし、アジサイはまだツボミ。
ほかにも、樹木はオニグルミやツゲ、サンショにタラ、サトウカエデなどなど。
落ち葉がふかふかで柔らかい地面です。 -
小川を渡る橋がちょっと不安定で、それもまた楽しい。
山の神様と祀られている湧水地があり、コヤブテマリという木の白い花がわんさかと散っていて、それが神秘的な趣を添えていました。
水の味は癖がなく、飲みやすいものでした。
そうそう。地面には小さな穴があいていて、ネズミの穴だと教えてもらいました。
途中で小さなマムシが登場しましたが、びっくりしたので恐がるのを忘れていました。 -
こんな雑木林の中を歩きました。
-
大きな岩がごろごろ。
火山地帯だからこそ。 -
アオダモ。
野球のバットの材料になる木です。
不思議な色合いの花が咲いていました。 -
シライトソウ。
これも真っ白で綺麗で、道端に咲いていました。
40分間はあっという間でした。
アスファルトを歩くよりも、地面は本当に足に優しいので、余計に気にならないうちに時間が過ぎたのかもしれません。
季節によって楽しめる植物は変わるので、その時々の一期一会を味わうのも素敵だと思います。
この後、ホテルをチェックアウトして、ガンジー牧場でソフトクリーム片手にお土産を物色。
家に置いている猫達が気になるので、日が高いうちに帰路につきました。
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