5月の黒潮本陣（高知）　本州勢は、1000円高速のあるうちに行くべき

2010/05 - 2010/05

○全体の行程
　訳あって伊丹空港でレンタカーをし、名神高速、阪神高速、神戸淡路鳴門道、高松道（板野ICまで）、徳島道（藍住ＩＣから）、高知道を使って、高知県の黒潮本陣に1泊2日で行ってきました。
　帰路には、大歩危で観光船乗船、淡路島の「うずの丘」に寄りました。
　阪神高速の三ノ宮前後での渋滞はありましたが、基本的にはスムーズで、距離を走った割には疲れもなく、快適でした。ほとんど高速道で行けるというのは大変なメリットです。

　黒潮本陣であるが、遠いと言えば遠いが、高速道路が高知を越えて須崎市まで延びている（須崎東から須崎中央までは須崎道路と言うらしい）ので、実はアプローチは容易である。
　四国地方整備局の土佐国道事務所のHPによると、平成22年度には、久礼までの延伸が予定されているようだ（窪川までも平成24年度開通らしい）。
　http://www.skr.mlit.go.jp/tosakoku/pres/220331.pdf
　そこに至るまでも、徳島道は片側1車線であるが、随所で2車線化されており、遅い車にずっと掴まりっぱなしと言うことはない。高知道は、巨大トンネルの連続で驚く（ものすごい費用であると想像される）が、高知まで片側2車線化されている。徳島道と高知道の共通要素としては、微妙なアップ&ダウンがあることで、坂道で速度低下している車が結構いて気になる。
　時間的には、藍住（徳島道の乗換えＩＣ）から、吉野川ハイウエイオアシスでうどんを食べて休憩していっても、3時間ほど（約200km）。

　黒潮本陣に着く前に、大正町市場に寄った（16時頃）が、これといって買うものなし。翌日も、朝9時過ぎに行ったが、これといって買うものなし。活気のある時間帯は、何時頃なのだろうか？

○黒潮本陣について
　黒潮本陣の良いところと悪いところをまとめると、
・値段がリーズナブルな割には、設備はしっかりしている。部屋はレストランや風呂のしつらえは何一つ問題ない。
部屋からの眺めはすばらしい。風呂近くの休憩室にも満足。レストランも古木を利用していたり凝っているし、眺めもすばらしい。
　部屋のタオルが、風呂用のタオルしかなく、せめて、洗面には別のタオルを用意して欲しかった。
　この値段で部屋に展望風呂が付いているのはすばらしいと思うが、我々は基本的に大浴場を使った。カップルや家族にはいいのかもしれない。
・サービスについていえば、あまり気が利くという感じではないが、別に不快さはない。
　仲居さんが来てお茶を入れてくれるというようなサービスはなくて、基本は自分たちでやるということ。
　お茶はティーバッグなのもよいが、煎茶もほうじ茶も味は今ひとつ。再沸騰させて入れたのが、よくなかったか？
　夜寝るときに、冷たい飲み水とかを用意してくれるとうれしいところ。風呂の休憩室にも飲み物があればいいが、代わりに自動販売機がある。
・食事は、大人向きで、少量多品種。子供に取り分けようと思っていたが、基本は大人向けの味付けと量。
　様々なものが出てくるのはよいが、ここでの売りは「鰹」だと思うので、「鰹」をもう少し前に押し出して欲しい。鰹のたたきの量はやや寂しい。
　追加で注文すれば良かったと後で気がついた。鰹の酒盗を肴に日本酒というチョイスを、例えば、食後に部屋で楽しめればよいかもと思いついた。
　また、土産物も、まさに「鰹のたたき」を前日に注文すれば、買って持ち帰られるようにして欲しい。是非、プロがその日に作った「鰹のたたき」を土産に持ち帰り、晩飯にみんなで食べたい。
・駐車場の1台の幅が狭いことと、玄関には直接付けられないことも、若干マイナス。

　いろいろ書いたが、概していえば相当満足。わざわざ行ったかいがあった。
　次行くときは、後で思いついたようなところを予め電話で相談して、アレンジしてくれそうなら、再度出かけたい。

○立ち寄った場所（大正町市場、大歩危観光船、うずの里）
　土佐久礼の大正町市場は風情があるが、いかにも小さい。何が売りかも曖昧。びわやイチゴ等も売っていたが、ここで買う理由は乏しい割には高い。
　やはり、鰹のたたきや酒盗を製造実演して売るというぐらいであってほしい。関係ないが、駐車場には生まれたての子猫がいて、かわいかった。

　帰路は、大豊ＩＣで降りて大歩危方面に行き、観光船に乗った（107km、1時間50分）。なかなか美しい峡谷と思ったが、一回見れば十分かもしれない。
　説明の中で、大歩危全景を見渡せる展望台があるとのことで、そちらに興味を持った。

　また、帰路の食事は、大鳴門橋を淡路島側に越えてすぐの「うずの丘」で取った（120km、1時間40分）。
　淡路の産品のメニューをいろいろ開発しているとメディアで報道されているが、どれも、あまりぴんとこない割に高い。
　店の雰囲気も、さんざんであった（アプローチの急な階段、団体向けのレイアウト、接客）が、「淡路鯛の海宝焼」（2人前、2700円）はヒット。
　正直、結構おいしいと思った。ご飯を付けても、一人1550円計算になる。ただし、40分ぐらいの時間がかかった。

○レンタカー（プリウス）
　プリウス（1.5L、トヨタレンタリース）を使ったので、簡単に報告すると、走行距離は766km、ガソリンは35.3Lだったので、燃費は21.7km/Lになる。
　走行距離がある場合には、プリウスというチョイスもありだと思った。最初は、ガソリン車との違いに一瞬とまどうが、各種の操作は慣れれば合理的だと思う。
　違いは、
・エンジン始動は、キーを回すのでなく、ブレーキを踏んでスィッチオン
・ギアは小振りで、P、B、R、Dの４つ。Pに入れるのもスィッチオン。Pに入っているときは、画面上Bが表記されない。
・（ハイブリッドということが理由でないが）ハンドル上で、エアコン、音楽等の操作ができるのがありがたい。

エリア 土佐市・須崎市(高知)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー JALグループ

　吉野川ハイウエイオアシスで食べたざるうどん。

　お品書き。

　鰹藁焼き塩たたき。
　これが二人分。もう少し欲しいと思ったのは私だけだろうか？

　部屋からの眺め１。
　波打ち際なので、夜は特に波の音が聞こえます。

　部屋からの眺め２。
　小島のようなものもあって、変化に富んでいて飽きない。

　風呂場横の休憩所からの眺め。久礼の町の方向が見えます。こちらも気持ちがよい。

　朝ご飯。これに味噌汁が付きますが、ちょっと寂しいか？

　大鳴門橋そばの「うずの里」のメニュー。

　メニュー２。
　これ以外に、創作メニューがあったような気が。

　淡路鯛の海宝焼（2人前）。
　これは、思ったよりおいしかった。