NY・カリブ海経由でエンジェルフォールを見に行く。（９）

2009/01 - 2009/01

カラカスからヒューストン経由でNYへ。
そしてNYから成田へ。


もともと、カラカス→NYの直行便を予約していたが、その便がキャンセルになったのがケチの付きはじめ。
ヒューストンの各種トラブルでNY観光が台無しに。

エリア ヒューストン(アメリカ)

朝9時過ぎの飛行機に乗るため、ホテルを6時にチェックアウトしてタクシーで空港へ。

カラカス→NYの直行便を取っていたが、欠航となったため、ヒューストン経由でのNY行きとなる。


「荷物はNYまでスルーチェックインできる？」
「もちろん！」

カラカス発ヒューストン行きのCO1667便。

スマートなB-757だが、操縦席上の塗装が剥げ気味なのがなんか気になる。

空港のパン屋で買った朝食。

搭乗開始。

搭乗口で荷物チェック＆ボディチェック。

南米発のアメリカ本土行き航空便の出国チェックは厳しい。
「何時、どこで荷物をパッキングしたか？」
「それ以降誰かに触らせてないか？」
など、根掘り葉掘り聞かれる。

荷物を全て開け、パソコンも起動させられる。

さよなら南米大陸。

約4時間のフライトだが、出たのは軽食のみ。

ヒューストン着。ヒューストンがテキサス州とは初めて知った。

荷物はスルーチェックインだし、入国審査だけを済ませればOK。
NY行きの出発時間は14時15分と1時間以上あるし、入国審査ゲートも多く、余裕で乗り継げそうだ。NY着は19時くらいだから、自由の女神くらいは観られるだろう。


そのハズだった。


「Next!」の入国審査官の声が響くたびに審査待ちの列が順調に短くなり、
次は俺の番･･･となったところで、20くらいあるゲートが急に静かになり、陽気だった入国審査官の顔が曇ってゆく。
どうやらシステムトラブルが起きているらしい。


まあまあよくある話だと思いながら眺めていると、ゲートの入国審査官とコントロールセンター(？)との連絡役らしき人が何か叫びながら各ゲートを回りだした。それに各ゲートの入国審査官が応える。


（以下想像）
連絡役　「ちょっとこの方法で試してみてくれへんか？多分いけると思うねん」
審査官Ａ「そんなのとっくにやってるわ。アホちゃうん？」
審査官Ｂ「無理や無理！」
連絡役　「そんなこと言うなや！」


気が付けば乗継便の出発まであと20分。荷物をピックアップする必要が無いとは言え、さすがにヤバくなってきた。
背後に並ぶ外国人からは舌打ちが聞こえてくる。

程無くして再び連絡役が何か数字を叫びながらゲートを駆け回る。解除コードか何からしい。
それを打ち込むと端末が作動し、ようやく入国審査完了。時間は14時！
入国審査のゲートを出て、「Connection Flight」の看板に従って小走りで駆けてゆく。左手にバゲージクレーム(預けた荷物が出てくるターンテーブル)を横目に見ながら走る･･･


横目に･･･



･･･あれ？


あそこでグルグル回ってるの俺のトランクちゃうん？


カラカスの空港で「NYまでスルーチェックイン？もちろん！」と言われた俺のトランクちゃうん？


「なんでやねん！」と声に出してトランクをターンテーブルから引っ張り上げ、コンチネンタルのカウンターへ。


俺「14時15分の便に乗りたいんだけど！」
係員（冷たく）「間に合わないんで次の便に乗ってください」
俺「何時？」
係員「17時50分」
俺「はぁ！？次の便は15時30分じゃないの？」
係員「満席」
俺「・・・」


画像は空港内のiPod Touchの自販機。

結局、3時間あまりヒューストンのロビーで過ごす。


手荷物に入れていたパソコンが暇つぶしになったのがせめてもの慰み。

結局、NYについたのは午後9時前。
ホテルにチェックインすると外出する気も起きず、翌日も早いこともあってそのまま就寝。


起きて窓の外を見て再びビックリ。
雪が積もっている。


前日のカラカスは気温32℃だったのに。

ホテルからニューアーク空港に向かう。

町は冬の風景そのもの。
常夏の国々を旅してきたのが嘘のようだ。

ホテルのカフェテリアで朝食。

またカロリーが高そうな…

ニューアーク→東京のCO9便。

融雪を終えて、いざ離陸、の瞬間。

北米便で出されるお菓子はなぜかプレッツェルが多いような気がする。

大陸らしい大味な白身魚。

一瞬、窓にヒビ入った？と心配になったが、氷の結晶らしい。

到着寸前のランチメニュー。

定刻15時10分に成田空港着。
今年もフレックス休暇を生かした長い旅が終わった。



最後までご覧頂き、ありがとうございました。