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アメリカの代表的観光地「グランド・キャニオン」の陰に隠れて、意外と知名度の薄い「モニュメント・バレー」。<br /><br />その風景はいつしか記憶に刷り込まれるものの、一体「いつ」「どこで」「どんな風に」知ったのかは意外と思い出せなかった。<br />考えられる原因は、<br /><br />① 若年性痴呆症<br />② テレビの特集番組ではなく、他の媒体によって目にしていた。<br /><br />そう、多分答えは②。(そう願いたい)<br />モニュメントバレーは、古くは西部劇、最近はあの「バック・ツゥ・ザ・フューチャー」の舞台として、映画の世界では超メジャーなロケ地になっていた。<br /><br />記憶の中ではよく知っている風景の中に、駅馬車でもなく、デロリアンでもなく、ツアー・バスで今たどり着いた。

MONUMENT VALLEY (モニュメント・バレー)と西部劇と先住民族

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1997/04/27 - 1997/04/27

365位(同エリア508件中)

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北風

北風さん

アメリカの代表的観光地「グランド・キャニオン」の陰に隠れて、意外と知名度の薄い「モニュメント・バレー」。

その風景はいつしか記憶に刷り込まれるものの、一体「いつ」「どこで」「どんな風に」知ったのかは意外と思い出せなかった。
考えられる原因は、

① 若年性痴呆症
② テレビの特集番組ではなく、他の媒体によって目にしていた。

そう、多分答えは②。(そう願いたい)
モニュメントバレーは、古くは西部劇、最近はあの「バック・ツゥ・ザ・フューチャー」の舞台として、映画の世界では超メジャーなロケ地になっていた。

記憶の中ではよく知っている風景の中に、駅馬車でもなく、デロリアンでもなく、ツアー・バスで今たどり着いた。

同行者
一人旅
交通手段
観光バス
  • 旅日記<br />『モニュメントバレーへ』<br /><br />もうどれぐらい、この乾いた大地を見続けているんだろう?<br />もうどれぐらい、バスドライバーはハンドルを回していないのだろう?<br /><br />背の低い草だけがまばらに散らばる世界の中、バスはただひたすら一直線に進んでいる。<br /><br />

    旅日記
    『モニュメントバレーへ』

    もうどれぐらい、この乾いた大地を見続けているんだろう?
    もうどれぐらい、バスドライバーはハンドルを回していないのだろう?

    背の低い草だけがまばらに散らばる世界の中、バスはただひたすら一直線に進んでいる。

  • 記憶の中から、オーストラリアのアウトバックや、中東の荒野や、アフリカのサバンナが浮かび上がってはバスの窓からの景色とオーバーラップしてくる。<br />すれちがったあきれるほど長いトレーラのどてっ腹に、「U.S.・・」とペイントされてなければ、ここがどこだかわからない。<br /><br />いや、実は、オーストラリアのエアーズ・ロックなのだろうか?<br />その証拠に地平線の彼方に出来損ないのケーキのような岩山が浮かび上がってきた。<br /><br />しかし、あれは確か1つだけだったはずだ。<br />こんなに次々に、ニョキニョキとでてくるわけは無かった。

    記憶の中から、オーストラリアのアウトバックや、中東の荒野や、アフリカのサバンナが浮かび上がってはバスの窓からの景色とオーバーラップしてくる。
    すれちがったあきれるほど長いトレーラのどてっ腹に、「U.S.・・」とペイントされてなければ、ここがどこだかわからない。

    いや、実は、オーストラリアのエアーズ・ロックなのだろうか?
    その証拠に地平線の彼方に出来損ないのケーキのような岩山が浮かび上がってきた。

    しかし、あれは確か1つだけだったはずだ。
    こんなに次々に、ニョキニョキとでてくるわけは無かった。

  • アメリカ観光パンフレットに引っ張りだこの景色が周りを囲みだした。<br />どうやらもうすぐ、モニュメント・バレーへ到着するらしい。<br /><br />映画「バック・ツー・ザ・フユーチャー」の舞台となった程の景観にもうすぐ出会える。<br />(正確には、既に囲まれているのだが・・)

    アメリカ観光パンフレットに引っ張りだこの景色が周りを囲みだした。
    どうやらもうすぐ、モニュメント・バレーへ到着するらしい。

    映画「バック・ツー・ザ・フユーチャー」の舞台となった程の景観にもうすぐ出会える。
    (正確には、既に囲まれているのだが・・)

  • 「NAVAJO TRIBAL PARK」、それがモニュメント・バレーの正式の名前だった。<br /><br />ツアー・バスがとうとう国立公園に到着!<br />

    「NAVAJO TRIBAL PARK」、それがモニュメント・バレーの正式の名前だった。

    ツアー・バスがとうとう国立公園に到着!

  • そのまま西部劇のセットに使えそうな小屋が、地平線を飾る岩山の中に見えてきた。<br />開拓時代の再現だろうか?<br /><br />ガイドが<br />「ここがナバホ族と共に生きたグルーディング夫妻が最初に立てた家です。夫妻はナバホ族の自立の為の資金を、このナバホ族の土地を西部劇のロケ地として貸し出して捻出する事に成功したそうです」<br /><br />・・・西部劇のロケ地になった背景は、かなりシリアスな理由からだったのか!

    そのまま西部劇のセットに使えそうな小屋が、地平線を飾る岩山の中に見えてきた。
    開拓時代の再現だろうか?

    ガイドが
    「ここがナバホ族と共に生きたグルーディング夫妻が最初に立てた家です。夫妻はナバホ族の自立の為の資金を、このナバホ族の土地を西部劇のロケ地として貸し出して捻出する事に成功したそうです」

    ・・・西部劇のロケ地になった背景は、かなりシリアスな理由からだったのか!

  • 西部劇のセットの背後には、まんま西部劇で見た景色が!<br /><br />「シェーン・カムバック!」(うーん古いなぁ)

    西部劇のセットの背後には、まんま西部劇で見た景色が!

    「シェーン・カムバック!」(うーん古いなぁ)

  • ガイドが、<br />「じゃあ、あそこまで行きましょう!」<br />と、叫ぶ。<br /><br />あの少し霞んでいる岩山の事なのか?

    ガイドが、
    「じゃあ、あそこまで行きましょう!」
    と、叫ぶ。

    あの少し霞んでいる岩山の事なのか?

  • この風景には野生の馬がよく似合う。

    この風景には野生の馬がよく似合う。

  • カラカラに乾ききった倒木がミイラ化していた。<br /><br />

    カラカラに乾ききった倒木がミイラ化していた。

  • 気がつくと360度、奇岩で囲まれていた。

    気がつくと360度、奇岩で囲まれていた。

  • 不思議な光景だった。<br />こんな景色は今まで見た事が無い。<br /><br /><br />

    不思議な光景だった。
    こんな景色は今まで見た事が無い。


  • 確かに、「モニュメント」らしき巨大な石碑が、赤茶けた荒野に乱立している。

    確かに、「モニュメント」らしき巨大な石碑が、赤茶けた荒野に乱立している。

  • これが谷と呼ばれているのならば、この岩山は風と水で浸食されたものなのか?<br /><br />つまり、この平坦な大地全体が谷となっているんだろうか?

    これが谷と呼ばれているのならば、この岩山は風と水で浸食されたものなのか?

    つまり、この平坦な大地全体が谷となっているんだろうか?

  • 観光客向けの乗馬もあるらしい。<br />確かに、この風景の中での乗馬は雰囲気ある。<br /><br />ちょっと疲れ気味の馬と同じ重たい足取りのおじちゃんが進む方向には、何やらキャンプファイヤー用に組まれた様な小枝の山が・・・

    観光客向けの乗馬もあるらしい。
    確かに、この風景の中での乗馬は雰囲気ある。

    ちょっと疲れ気味の馬と同じ重たい足取りのおじちゃんが進む方向には、何やらキャンプファイヤー用に組まれた様な小枝の山が・・・

  • モニュメント・バレーの片隅に、ひっそりと昔のナバホ族の住居があった。<br />(キャンプファイヤーではなかった)<br /><br />

    モニュメント・バレーの片隅に、ひっそりと昔のナバホ族の住居があった。
    (キャンプファイヤーではなかった)

  • そして、その側にはインディアンの老婆が、昔のやり方で糸を紡いでいた。<br /><br />棒状の糸を四角いしゃもじの様な板に張り付け、こすり合わせると糸を紡げるらしい。

    そして、その側にはインディアンの老婆が、昔のやり方で糸を紡いでいた。

    棒状の糸を四角いしゃもじの様な板に張り付け、こすり合わせると糸を紡げるらしい。

  • ナバホ族の現在<br /><br />アメリカの歴史上、先住民は僻地へ、荒地へと追われていった。<br /><br />現在、アメリカは対外的に先住民保護を唱えて法的援助も行っているが、他国の先住民と同様にこの国でも先住民はなかなか社会に溶け込めないでいるらしい。<br /><br />アメリカ南部では、現在でも彼らは牛を追い、昔ながらの土の釜でパンを焼き、観光客向けに派手にデコレートされた民族衣装に身を包み明日への糧を得ている。<br /><br />しかし、この国でヒッチハイクして止まってくれる車のドライバーは、ほとんどインディアンだった。

    ナバホ族の現在

    アメリカの歴史上、先住民は僻地へ、荒地へと追われていった。

    現在、アメリカは対外的に先住民保護を唱えて法的援助も行っているが、他国の先住民と同様にこの国でも先住民はなかなか社会に溶け込めないでいるらしい。

    アメリカ南部では、現在でも彼らは牛を追い、昔ながらの土の釜でパンを焼き、観光客向けに派手にデコレートされた民族衣装に身を包み明日への糧を得ている。

    しかし、この国でヒッチハイクして止まってくれる車のドライバーは、ほとんどインディアンだった。

  • 旅日記<br />『インディアンとは』<br /><br />「インディアン」と言う言葉の由来は、アメリカ大陸発見者コロンブスの大いなる勘違いからきているらしい。<br />一路、インドを目指していた彼は、目前に広がる大陸をインドと勘違いして、先住民の彼らを「インディアン」=インド人と呼んでしまったとの事。<br /><br />インディアンの顔立ちは、東洋人と全く変わらない。<br /><br />現在の定説として、彼らはロシア東端からアラスカを通って、アメリカ大陸を南下してきたと言われている。つまり、もともとはアジア人?<br /><br />

    旅日記
    『インディアンとは』

    「インディアン」と言う言葉の由来は、アメリカ大陸発見者コロンブスの大いなる勘違いからきているらしい。
    一路、インドを目指していた彼は、目前に広がる大陸をインドと勘違いして、先住民の彼らを「インディアン」=インド人と呼んでしまったとの事。

    インディアンの顔立ちは、東洋人と全く変わらない。

    現在の定説として、彼らはロシア東端からアラスカを通って、アメリカ大陸を南下してきたと言われている。つまり、もともとはアジア人?

  • アメリカのインディアン民芸品店に入った時、店の主人から、<br />「悪いな、うちの店は個人から仕入れないんだ」<br />と気の毒そうに言われた。<br /><br />後日、俺がアクセサリーを買いに来た日本人ではなく、アクセサリーを売りに来た先住民と見られていた事に気づく。

    アメリカのインディアン民芸品店に入った時、店の主人から、
    「悪いな、うちの店は個人から仕入れないんだ」
    と気の毒そうに言われた。

    後日、俺がアクセサリーを買いに来た日本人ではなく、アクセサリーを売りに来た先住民と見られていた事に気づく。

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