火の国、天孫降臨、伝建、温泉、魅力満載九州縦断の旅：２日目

2010/05/02 - 2010/05/02

九州を巡る旅も２日目。
今回の旅で一番訪れてみたいと思っていた高千穂。
神々が宿る高千穂、天孫降臨、この神秘的なキャッチコピーに否が応でもテンションは上がった。

実際訪れてみて空気に触れ、身を置き深呼吸するとす〜と肩の力が抜けた。何なんだろうこの感覚は・・・
何枚か写真に残し、今自宅で見直してみるに改めてこの地の魅力を再認識している。

前任地が宮崎と言う職場の同僚miyaさんの強い勧めもあり、美々津〜堀切峠〜飫肥にも足を延ばしてみた。

エリア 高千穂・五ヶ瀬(宮崎)

道の駅高千穂で実に気持ちのいい朝である。
今日はいいことがありそうですね。

それにしても第一駐車場も第二駐車場も車中泊組で満車状態です（驚）

道の駅高千穂にある手刀雄命（たじからおのみこと）のモニュメント

うずめ命のモニュメント

いつもながらの朝食です。
ここでお隣で調理されていた同世代の御夫婦が
「高千穂に行かれるなら早く行かれた方がいいですよ、混んで人間ウオッチになりますよ」と・・・

そうだった・・・そのために昨日阿蘇を中途半端に切り上げたのだ「のんびり食事をしている場合じゃない」ちょっと自分が情けなかった。

朝７時過ぎすでに滝近くの駐車場は満車とのことで第二駐車場へ。
結果論だが、ここからだと滝までのんびり遊歩道を歩きながら楽しむことができてむしろ好都合であった。

高千穂の新旧３橋を見上げて、さあ歩きましょう。

高千穂峡の景観をおご紹介します。
下手なコメントはイメージを崩しますので、画像のみでネ

朝８時ごろのボート乗り場の列です。
おせっかいなannakはボート乗り場に降りながら人数を数えてみました。何と１１８人・・・・
ボート１０艇稼働ですので１艇当たり２〜３人として
えっと・・・annak乗りません（笑）

如何でした高千穂峡。
annak絶対に女房殿と再訪したいと強く思いました。

神武天皇の御孫にあたる建盤竜命（タテイワタツミノミコト）が筑紫の国統治の命を受け、下日向県（しもひゅうががた）を経て阿蘇に向かう途中、この地で四方をのぞまれた。これにより「国見ヶ丘」と伝えられている。
東に五ヶ瀬川清流に沿って高千穂盆地、西には阿蘇外輪山や五岳、北には九州の尾根祖母山の連峰がそびえ、南には二上峰に続く椎葉の山々が連なっている。標高513mの国見ヶ丘は雲海の名所としても知られる。
（ガイドまる写し）

ねはん像に見える山だそうですが・・・・見えますか？

躑躅が美しく咲いていました。

天孫降臨→http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/chiiki/chiiki/h-mythroad_story/shinwa/10.html

高千穂神社へ

三代実録第一巻（858年）にもその記述がある古社。
かつて高千穂郷（現在の高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町、諸塚村）には554社もの神社があり、その中でも格の高い88の神社を「高千穂八十八社」と言う。
その「高千穂八十八社」の総社として信仰を集めてきたのがこの高千穂神社。
主祭神である三毛入野命が悪神「鬼八」を退治したとされる伝説がこの地方には残り、ゆかりの「猪掛祭」は今も受け継がれている。
（ガイドまる写し）

そして少し走り天岩戸神社へ

神話の中でもよく知られた天照大御神（アマテラスオオミカミ）の天岩戸開き、あの天岩戸伝説を伝える神社です。（ガイドまる写し）

お神楽を拝見して

１０分ほど歩いて天安河原へ

何だろうこの感覚、身震いがします

世界の陽性と正義と平和を象徴する太陽の神、天照大御神（アマテラスオオミカミ）は、弟の荒ぶる神、須佐之男命（スサノオノミコト）の乱暴ぶりに耐えかねて、怒って岩屋の奥に隠れてしまい、世は闇に閉ざされてしまった。
困った八百万（ヤオヨロズ）の神々が今後の対策を練ったのが高千穂の天岩戸神社より少し歩いたところにあるここ天安河原（アマノヤスガワラ）です。
八百万（やおろず）の神々は天安河原に集まって相談した末、岩屋の前で宴会を開くことになる。
芸達者の天鈿女命（アメノウズメノミコト）が賑やかに舞い踊り、それを肴にみなでその周りで宴会を始めた。
その騒ぎに興味をしめした天照大御神が岩戸を少し開いたところを手力雄命（タヂカラオノミコト）が岩戸を開け投げ飛ばし、世に再び光が戻った。
・・・という古事記にかかれた日向神話の舞台が、ここ天安河原といわれているのです（ガイドまる写し）

この天鈿女命の舞が日本の芸能文化の始まり、能や歌舞伎そして相撲までもがこの舞から派生していったのです。その場所に立っている不思議な感覚、最高です。

そろそろ高千穂を後にmiyaさんお勧めの堀切峠方面まで一気に走りましょう。
それにしてもである・・・高千穂の魅力は写真ではお伝えできません。「すごい」としか言いようがありません。

そして途中こんなの見つけた・・

のりた〜い

美々津に到着。

古い港町で神武天皇が日向国から東征に出発した「お船出」伝説が残る。賑わいを見せた江戸時代の面影を現代に伝える、町並み保存地区がある。

ちょっと街歩きしてみましょう。

おおっいい感じ
期待が膨らみますね。

何処の港町にも井戸は大切ですね。

３丁目の夕陽の世界がここにもあります。

岩牡蠣は今がシーズンだそうです。
鳥取あたりはまだこれからですので流石に南国ですね。

流れ着いた流木を活用・・・
「写真載らせてください」とお願いしたらシャイにカメラから目線を外されて・・・・

何だ？これ・・・
偶数月駐車禁止って？

狭い道の生活の知恵
交互方向に駐車するのだそうです。

伝建港町美々津
いいところです。

そして一気に宮崎県を南下。
堀切峠です。

おおっ洗濯岩ですね。

そしてこちらも伝建の町、飫肥（おび）
まずは飫肥城址へ

上級武家屋敷

何処か備中高梁と似た感じの素敵な町です飫肥。
もう少しじっくりしたかったですが・・
明日は都井岬でサンライズが見たいので、そろそろ失礼しましょう。

飫肥天（天ぷら）のお店発見しましたが営業終了で残念でした。

今日の疲れは温泉で取りましょう。

一日フル活動、宮崎を一気に走破・・・
明日は都井岬でサンライズを見る事ができますように、おやすみなさい。

この旅行記へのコメント （11）

• jyugonさん 2010/06/13 14:25:30

  惹きつけられます！

  annakさん　こんにちは〜
  関西は今日梅雨入り　昨日までの真夏の様なお日様は何処へ…
  
  憧れの高千穂
  この写真で益々惹きつけられています〜
  素晴らしいですね。ＰＣの前で拍手を送っていますよ(*^^)v
  
  そして、天安河原
  写真からでも強いパワーを感じます。
  ちょっと私には強すぎるかもしれませんが、訪れてみたい場所です。
  
  今年はどちらかしらと思っていましたが、ほんまに素敵な旅をされて
  お寂しくとも止められませんね〜
  
  そろそろ恒例行事の京都の旅でしょうか？
  お楽しみですね(^^♪
  
  ではまたm(__)m
  
  jyugon

  annakさん からの返信 2010/06/13 23:17:24

  RE: 惹きつけられます！

  jyugonさん今晩は、いつもありがとうございます。
  
  > 憧れの高千穂
  > この写真で益々惹きつけられています〜
  > 素晴らしいですね。ＰＣの前で拍手を送っていますよ(*^^)v
  
  高千穂は想像通りというか期待通りというか
  とても魅力的なところでした。
  幸いにもまだ人が少ない時間で、その雰囲気を楽しむことができました。
  写真はjyugonさんにおほめ頂けるととても励みいなります。
  「でもちょっと褒めすぎ・・・・かな（笑）」
  
  > そろそろ恒例行事の京都の旅でしょうか？
  > お楽しみですね(^^♪
  
  はい、実はたった今帰宅したところです。
  ほんの十数人のお気に入りの仲間の同窓会ですが
  とても大きなパワーをもらっています。
  昨日同窓会を楽しみ、今日は朝から神泉苑、高桐院、京都植物園、
  寂光院と楽しみました。
  植物園の後は平安神宮で花菖蒲を見ようと思っていたのですが
  雨がきつくなり寂光院に変更しました。
  やはり京都はいつ訪れても魅力的ですね。
  また頑張ってアップします。
  
  jyugonさんの旅記は何時も楽しみにしています。
  annak
  
  
  

  jyugonさん からの返信 2010/06/13 23:50:27

  RE: RE: 惹きつけられます！

  >> はい、実はたった今帰宅したところです。
  > ほんの十数人のお気に入りの仲間の同窓会ですが
  > とても大きなパワーをもらっています。
  > 昨日同窓会を楽しみ、今日は朝から神泉苑、高桐院、京都植物園、
  > 寂光院と楽しみました。
  > 植物園の後は平安神宮で花菖蒲を見ようと思っていたのですが
  > 雨がきつくなり寂光院に変更しました。
  > やはり京都はいつ訪れても魅力的ですね。
  > また頑張ってアップします
  
  そうでしたか〜
  毎年のお楽しみ　素敵な事ですね。
  
  昨日は暑〜い真夏日でしたが、いいお天気でしたし
  今朝は雨でしたが、雨の高桐院は素敵やったでしょうね〜
  
  植物園には木、金と出かけていました(^^ゞ
  
  アルバムのアップ楽しみにしていますね。
  お疲れ様でした（*^_^*）
  
  jyugon

• 前日光さん 2010/05/28 00:16:42

  いつかは行ってみたい高千穂峡

  こんばんは〜！
  
  ずっとコメントしようと思いながら、なかなか浮き世の雑事に紛れてしまっていました。
  この後、また忙しくなりそうですので、とりあえずこの旅記の方にコメントいたします。
  
  出雲と同じにおいのする高千穂！
  ここを見ないで出雲について語るのは、片手落ちとは分かっているのですが、出雲よりもさらに遠い九州となると、なかなか足を伸ばせません。
  
  素戔嗚尊は、この地を追われて出雲に向かい、斐伊川のほとりで大蛇退治、稲田姫と巡り会って、そしてその何代目かの子孫が大国主命ですからね。
  大きな社（出雲大社）と引き替えに、出雲の地で静かに暮らす大国主命と。。。連想が広がります。
  
  写真で見る高千穂峡は、本当に神秘的ですねぇ。
  天安河原、やはり空気が違うのですか？
  
  私の実家のある栃木県東部には「八雲神社」という村社がありまして、幼い頃、毎年秋祭りでは、天の岩戸に隠れてしまった天照大神を呼び戻そうと、天安河原で相談する神々の様子や、アメノウズメノミコトの舞、素戔嗚尊の大蛇退治などの太々神楽が舞われていたのです。
  
  子どもの頃から、何度となく見ていたその神楽が、どうも私が出雲に見せられた原点であるような気がするのです。三つ子の魂というものでしょうか？
  
  出雲に初めて行ったとき、なんだか懐かしい気がしたのは、おそらくその太々神楽のせいではないかと、思っているのですが。
  
  そう言う意味では、ぜひともこの高千穂も行ってみなければならない場所なのです。
  ご紹介いただき、ありがとうございます。
  長々と自分のことばかり書いてしまいましたが、人間の潜在意識というのも、なかなかに興味深いものですよね。
  
  　　前日光

  annakさん からの返信 2010/05/28 23:40:02

  RE: いつかは行ってみたい高千穂峡

  前日光さん今晩は、何時も有難うございます。
  
  > 出雲と同じにおいのする高千穂！
  > ここを見ないで出雲について語るのは、片手落ちとは分かっているのですが、出雲よりもさらに遠い九州となると、なかなか足を伸ばせません。
  
  そうですね確かに遠い。熊本ＩＣからでも遠いなと思いました。
  でも、高千穂はそれを持っても余りある素敵なところでした。
  神々が宿る・・・とよく言われますが岩であったり川の流れであったり
  自然界に神が宿っているような不思議な感覚を覚えました。
  高野山奥の院とはまた違う世界を感じた気がします。
  
  > 天安河原、やはり空気が違うのですか？
  はい確かに・・、でも加賀の潜戸ほどではないかな。
  まあちょっと意味合いが違いますが。
  
  > 子どもの頃から、何度となく見ていたその神楽が、どうも私が出雲に見せられた原点であるような気がするのです。三つ子の魂というものでしょうか？
  
  そうだったのですか。
  やはり育った環境というものは、大きく影響しますね。
  私はお神楽というものを全くと言っていいほど知らなかったのですが、
  安芸高田という町に行った時、天安河原や神楽の歴史的意味合い等を学び、魅かれました。このとき私にとって高千穂が滝の美しい景観という場所から、その場の空気を吸ってみたい場所に変わりました。
  
  私ごとを言えば、私のルーツは島根県横田町（現奥出雲町）の稲田神社の再建と深く関わりがありそのことを言い伝えられて育った経緯があります。
  神仏というものに魅かれるのもそのことが頭の中にあるのでしょうか？
  
  >そういう意味では、ぜひともこの高千穂も行ってみなければならない場所なのです。
  
  ちょっと遠いですが、是非行ってみてください。
  前日光さんにとって、大きな価値があると思います。
  
  annak

• honeyさん 2010/05/22 23:31:15

  こんばんは

  annak様
  
  はじまして
  あまりに神秘的な高千穂峡の写真をみて
  感銘を受けました。
  そんな美しいところでしたかと・・。
  水の音・色
  さまざまな自然の美しさに心を奪わますね。
  素敵なお写真ありがとうございました。
  
  honey

  annakさん からの返信 2010/05/23 01:08:05

  RE: こんばんは

  honeyさん初めまして、annakと申します。
  御来場書き込み、そして御褒美ありがとうございます。
  
  高千穂は以前からとても気になっていて
  是非行きたいと思っていたのですが、やっと念願がかないました。
  そして思っていた通りとても素敵な空間でした。
  
  すっと肩の力が抜けるというか、とても落ち着けるところです。
  是非まだあまり人が少ない早朝にお出かけください。
  
  honeyさんの旅記またじっくり訪問させてください。
  
  取り急ぎ御礼まで
  
  annak

• ricardoさん 2010/05/22 11:12:46

  高千穂峡の裏道

  　こんにちは、
  
  　僕も何年か前に行きました。石の顔のモニュメントは気付かなかったな。残念です。
  　駐車場についてなのですが、ボート乗り場より上に道が続いていて、行き止まりかなと思ったら一般道に出ました。
  　裏道発見です。この道を使えば、駐車場への入場が規制されていても入れます。
  　グーグルアースなどで確認しようとしたのですが、細かく現れない。
  　観光マップを見たら、ボート乗り場で道が途絶えています。でも本当は続いているんです。

  annakさん からの返信 2010/05/22 23:18:18

  RE: 高千穂峡の裏道

  ricardoさん初めまして、annakと申します。
  御訪問、書き込みそして御褒美ありがとうございます。
  
  高千穂はいいところでしたよね。
  まだあの素敵な景観が頭から抜けません。
  
  駐車場へはそんな道があったのですか？
  満車の看板が大きく出ていて、
  ほかの車もannkと同じほうへ流れていましたので
  全く疑うことなく第二駐車場へ入りました。
  駐車場から出る時もこの時期は一方通行になっていて
  結構遠周りで国道に出たような気がします。
  貴重な情報ありがとうございます。
  
  今後もいろいろ情報交換お願いします。
  
  annak

• morino296さん 2010/05/12 07:40:52

  神秘的

  annakさん
  
  おはようございます。
  九州一人旅、凄い行程でしたね。
  車で移動されればこそですね。
  
  高千穂は、良いですね。
  神々が宿るのか、神秘的ですね。
  私が行った時は、台風が接近する暴風雨の時でしたが。（笑）
  
  高千穂神楽も是非見てみたいものです。
  
  annakさんと入れ違いに、３日から九州の旅をスタートしていました。
  
  morino296

  annakさん からの返信 2010/05/12 22:29:43

  RE: 神秘的

  morino296さん今晩は、何時も有難うございます。
  
  高千穂は予想をはるかに超えてとても魅力的でした。
  写真ではとてもあの魅力をお伝えできません。
  高千穂神社も天安河原もとても神秘的ですね。
  行ってよかったと強く思いましたしまだ余韻があります。
  
  > annakさんと入れ違いに、３日から九州の旅をスタートしていました。
  
  あれれそうなんですね。
  後ほど拝見させていただきます。
  
  annak