戦国浪漫！　山城巡り、杉山城　／旅浪漫　ノスタルジー探訪記

2009/05/16 - 2009/05/16

三十路を過ぎると、今まで素通りしてきた懐かしいものが急に恋しく感じたりするものです。

高速が安くなったのでふらっと始めた、日帰り郷愁旅行の第2回！

前回立ち寄った、群馬の太田金山城の浪漫に魅せられ、近場の埼玉にも砦のような山城はないか！？
と、立ち寄ってみた戦国時代にうとい新橋企業戦士3人+1人です。

今までただの森とかだと思っていた所が急に浪漫あふれる場所に変わり始めた第2回！

太田金山城登城記はこちら
http://4travel.jp/traveler/juzacloud75/album/10454630/

エリア 小川・嵐山(埼玉)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

すっかり前回の太田金山城で、本当の戦国時代の山城の魅力を知ってしまった旅浪漫隊。
ということで、メンバーほぼ埼玉人にて近場に本格的な山城はないか！？と、ここ杉山城へとやってきました。
場所は関越自動車道　嵐山小川ＩＣを降りて5分ぐらい。
そばに玉ノ岡中学校があります。
こんもりとした、丘と森。
ここな爽やかなところに本格的な山城があるんですかねえ、と半信半疑。

地主さんがとても理解のある方のようで、かなり整備されています。
案内板によると、ややや、堀や土塁がぐるぐる巡っています。
関東は上杉と北条が主に勢力争いをしていたのですね。

草がきれいに刈られていてこれは歩きやすいです。

大手口から進もうとすると、凄い堀と盛り上がった段のある土塁が登場！

凄い！

ここでもたついていると射かけられてしまうわけですな！

堀底から上がって、左の土橋を渡っていきます。

良く崩れずに保たれているなあ、という高さ。
戦国の山城って、こういう土を盛ったり掘ったりの堀や土塁が構成の中心なんですね。

案内板によると、ここに木橋がかかっていた模様。
なんか凄い工夫が凝らされているなあ。

入り組んだ堀が複雑に続いていきます。

馬出しという、橋の前のひらけた場所に向かってぐるりと繋がってくる土塁の足場。

横矢掛かり。
なるほど、Ｌ字に折れているのは橋などに進行方向の敵を横から攻撃するためか！

たしかに、段と折れで構成されています。
この上に塀など立てて導けば攻めづらいですよね。

主郭、本丸まできました！
高いねえ〜

ここはなかなか広い、平場となっていました。　本陣の館があったのでしょうか。

北側から。
砦っぽくて浪漫たっぷり！

ぐるりと囲む土塁を巡って、戻ってみます。

ここまで形も崩れず、とても保存の良い状態で残っているって事がとても大切な事だと感じます。

それにしても高いね〜

実は、いろいろな土地で公園や神社としてその痕跡をとどめている城跡がたくさんあります。
逆に宅地化を受けて丸ごと市街地化してしまった大きな城跡もあるようですが、ぜひとも、先人たちの残した痕跡をなるべく破壊せずに残していきたいものですね。

旅はこの後、寄居にある鉢形城という名所に向かいます！
http://4travel.jp/traveler/juzacloud75/album/10457639/