アメリカ☆イリノイ

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18歳、高校を卒業して、本当は日本の大学に入れてもらおうと思っていたけど、受験に失敗して、なんだか話がそれて、

そして、今初めて海外の土を踏んでいる。
迎えに来てくれた語学学校の先生は、今まで見た人間の中で一番大きい。
(その後、彼女たちはそんなに特別な大きさ＝いや、太い方ってことには変わりないけど、いわゆる普通の肥満サイズだったことがわかった)

照りつける日差しの強さは日本とは比較にならない。空港に広がる駐車場の大きさも。そしてそこから永遠のようにまっすぐと続くハイウェイも。

とにかくすべてが大きくて、特に身長150センチの私の前にも、遠く果てしない大地の上にも、広がっていた。

初めて降り立つ海外。10年以上たった今でも、その光景は色あせることなく、鮮明に思い浮かべられる。1994年5月21日。

(ただし、初日からハイウェイの真ん中で、ガス欠。数キロ？先の民家にガソリンをもらいに行ってみたり、ついでに、止まったすぐわきに、動物？シカ？の死骸があったりと、印象の強すぎる忘れられない出来事があったことも事実だけどｗ)

その後の留学生活は、まあ、普通に。日本人とのんびり過ごし、特に焦って英語を勉強することもなく、でも、ときどきアクティブに、なんとなく、美術なんて専攻して、大して大きな成果を出すこともなく。でも、楽しかったし、かけがえない友人も仲間もできた。

それなりにお勉強はできたので、きっかり4年間の留学生活を終えて、大学も卒業し、日本に帰国。

行ってよかったことはよかったけど、日本の大学生活は経験していないから、どっちが良かったかはわからない。けど、楽しかったｗ