真珠湾の戦争史跡を訪ねて Vol.1（戦艦アリゾナ記念館）

2010/03/29 - 2010/03/29

私たち家族にとっては初めてのハワイ旅行。
ビーチでのんびり過ごすのも良いですが、やはり日本人としては真珠湾（パールハーバー）との歴史的関わりは知っておくべきではないでしょうか。

ぜひとも真珠湾のアリゾナ記念館と、戦艦ミズーリは訪れてみたいと考えていました。

ツアー４日目の月曜日、天気は曇り空で時折雨も降っています。
海やプールで泳ぐには不向きですし、週末の混雑も避けられそうですので、真珠湾へと車を走らせました。

エリア パール・ハーバー周辺(ハワイ)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: チャイナエアライン
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

アリゾナ記念館は朝早くから混雑する、と聞いていたので、7:00の開館に間に合うよう、ホテル（ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ）を6:30に出発します。
しかし、ホテル駐車場の出口ゲートの機械が壊れているようで、出庫の車が列を作っています。
あわてて別の出口から出ましたが、思わぬタイムロス！

ハイウェイH-1を15Ａ出口で降ります。

7:10に到着。
既に入口近くの駐車場はほぼ満車。
なんとか車を滑り込ませます。

観光バスで来たツアー客でしょうか。
続々と人がやってきます。

こちらが入口。
カメラや財布以外は持ち込み禁止です。
カバンを持っていると、こちらでチェックされます。

入口右隣にある、こちらの建物で荷物は預けなければなりません。
荷物１つにつき、＄３必要です。

海を隔ててミズーリとアリゾナ記念館が見えます。

日本語の音声ガイドを借りることにします。
一人に付き＄６です。
日本人（もしくは日系人）のおばあさんが操作方法を丁寧に説明してくれます。

おばあさんに「あなたたち、記念館に行く船のチケットはもらったの？」と言われたので、「まだですが･･･」と答えると、「まあ、すぐにもらってらっしゃいな！」と言われます。

入場料無料だと聞いていたので、うっかりしていました。
あわてて写真の左側のブースで、船のチケットを受け取ります。

右側のブースでは、戦艦ミズーリや潜水艦バウフィン号のチケットを売っています。

7:20にチケットを受け取りましたが、すでに指定された時間は8:40････○|￣|＿

時間ができましたので、まずは映画を見ることにします。

太平洋戦争開戦当時の映像がふんだんに使われ、真珠湾攻撃について解説してくれます。
日本人として、見ていて気まずく肩身が狭いです。
あれほど日本人だらけのハワイですが、不思議なことに私達以外に日本人の姿を見かけません。

潜水艦バウフィン号は時間の都合でパスします。

戦艦アリゾナの錨です。

音声案内ガイドは、番号を入力すると該当する箇所の説明を聞くことができます。

展示施設の建物は工事中で、屋外展示のみの見学となりました。

オアフ島の模型の周囲には、攻撃を受けた船ごとに碑が設けられ、犠牲者の名前が記されています。

この船が記念館へと連れて行ってくれます。

指定された時間が近づいたので、船乗り場そばの集合場所に向かいます。

案内の人に連れられて船に乗り込みます。

海軍の軍人さんでしょうか。
船を操縦してくれる方です。

アリゾナ記念館が近づいてきました。

写真を撮っていると、係りの人に「さっさと中に入って」と注意されます。

帰りの船が出るまでの20分ほどの滞在になります。

この上に主砲があったということです。

今も重油が流れ出しています。
中に眠る人たちの涙だと言われています。

音声ガイドを聞いていると、この場所が持つ歴史的な重みを感じ、次第に神妙な気持ちになってきます。

水面に顔を出すアリゾナの残骸の向こうには戦艦ミズーリが。

今もアリゾナと供に眠る、1177名の名前が･･･。

アメリカ人と日本人では受け止め方は違うでしょうが、「史跡」という言葉では語れない、精神的な何かを感じ取る場所なのでしょう。

訪れて良かったと思います。

次の船がやってきました。
新たな見学者と入れ替わり、陸へと戻ります。

次の見学場所。戦艦ミズーリに向かうことにします。