2000/03/30 - 2000/03/31
305位(同エリア658件中)
北風さん
「南アフリカ共和国」
世界を旅する長期旅行者の間では、その首都「ヨハネスブルグ」は、アパルトヘイトで虐げられた黒人が暴れまわる超HOTシティとしてあまりにも有名だった!
そのひどさは、この国の日本大使館員が空港で「宿泊するなら隣のプレトリアにして下さい!」とビラを巻くほどらしい。
ここの大通りを無事に歩く事は、サバンナでライオンの前を横切る事より難しいとの噂までされていたが・・・
日本で購入した世界一周チケットは、アフリカ大陸上陸国の選択権を与えてくれなかった。
唯一選べる事は、上陸都市をヨハネスからケープタウンへ変更できる事。
そう、世界で最も美しい岬、「希望峰」がある街へ!
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旅日記
『アフリカ大陸だ!』
2000年3月30日、南米ブラジルを飛び立った飛行機内にアナウンスが流れる。
「当機はもうすぐ着陸態勢に入りますので、ベルトの着用を・・」
・・えっ?まだ8時間しか経ってないのだが、もしかして不時着?
不安にかられて隣の白人のおばちゃんを押しのけ、小さな窓に顔をくっつけた。
「うぉぉぉっ!」、眼下に広がる緑の大陸!
頂上をすっぱり切り落とされたかのような山脈の周りには、整然とした街並が見える。
美しい!
これが、アフリカなのだろうか?
これが、あの悪名高き南アフリカなのか? -
2000年3月30日、アフリカ大陸上陸!
以前、東アフリカはケニヤを中心に旅したが、南はこれが最初だった。
その第一歩を印したのは、あの犯罪大国「南アフリカ共和国」の大都市「ケープタウン」。
予想に反して意外なほどに整った街並みに、一瞬アフリカ大陸じゃなくオーストラリアに上陸したような錯覚に陥る。
が、しかし、両替した紙幣は無言でここが目的の地である事を教えてくれた。
・・・紙幣にサイがプリントされている国なぞ、他にあるわけない。 -
俺が知っているアフリカの大都市ケニヤは、サバンナのど真ん中に高層ビルが立ち並ぶ大都市だったのだが・・
あの妙に埃っぽいセピア色のアフリカのイメージがここには無い。
ケープタウンは確かに大都会だった。
オーストラリアの大都市とその近代さも同じぐらいだ。
だが、この妙に明るい雰囲気は何だろう?
抜けるような青空のせいか?
それとも海に面した土地柄のせいだろうか?
街のメインストリートにぶら下がるネオンが、誇らしげにその存在を主張していた。
「ゲートウェイ・トゥ・アフリカ!」 -
風光明媚なケープタウンの中心となっていたのが、この「テーブル・マウンテン」と呼ばれる山だった。
この山は街のどこからも眺められる。
その姿はオーストラリアのエアーズ・ロックのスケール・アップ・バージョンみたいだ。
そして不思議な事にこの山は、時々雲を頂上に浮かべていた。
山に雲が浮かぶ事自体はなんら珍しい事ではないのだが、この雲、まるで綿菓子の様にふんわりと頂上にかぶさって、なんと滝の様に麓に流れ出す事がある。 -
<SEA POINT(シーポイント)にて>
地元の若者達が集う場所、日本で言えば渋谷?にあたる所が、「シーポイント」と呼ばれるオーストラリア顔負けのショツピングモールだった。
マクドナルド、KFC、ブランドショップ、そして小ぎれいな地元民、飛行機にだまされてオーストラリアに来てしまった気がする。
うーん、これで大橋巨泉さんの「OKショップ」さえあれば・・・ -
きらびやかな近代都市の中に漂う底知れない緊張感、それはこの海沿いに作られたショッピングモールの中にも染み込んでいた。
土産物で並べられている木彫りの人形も、その表情はどことなく寂しげな気がする。 -
「うぃーっす!」と、言い出しそうな木彫りも・・
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仮面も非常にリアル。
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アフリカのアートでは、人物の手足を非常に長くデフォルメしている作品が多い。
確か、タンザニアで見たマコンデ?彫刻もそんな感じだった気が・・
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