1995/12/27 - 1995/12/27
135位(同エリア163件中)
北風さん
「タンザニア入国の目的は、ザンジバル島に住むと言われる、巨大陸亀に乗る事だった。」
そう言うと、動物保護団体から一斉に非難を浴びそうだが、俺は乗ってみたかった!
亀を探して何千里!
も、移動してとうとうザンジバル島まで渡って来たのだが・・・
目指す大ガメは更に沖の小島「プリズン島」に行かねばならないとの事。
ここまで来たら、泳いででも行けなければ!
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船
-
<プリズン島へ>
目指す巨大陸亀は、ザンジバル・タウンから船で30分のプリズン島なる島にいるとの事。
早速漁船と交渉してプリズン島へ行く事にした。
結構、波の高い海原を30分も進むと、目の前にマイルドセブンのコマーシャルで見るようなエメラルドグリーンの海に浮かぶ島が見えてきた。 -
プリズン島の生態系は、完全な熱帯雨林を示していた。
-
一周3時間程度の島内には、熱帯特有の巨木やシダ類がびっしり生えている。
しかし、不思議な事にこれほど植物が育つ割に、この島には大きな川がない。 -
島の名前からもわかるように、この島はもともと奴隷や罪人を閉じ込める刑務所の役割を果たしていたと言う。
-
旅日記
『陸亀発見!』
限りなく白いビーチの手前で船が停泊した跡、俺達は腰まで海につかってプリズン島に上陸した。
どうやらこの島自体、現在はプライベートリゾートになっているらしく、入島料として5ドルを請求される。
どうもザンジバル島に来てから何かと場所代を払っている気がする。
さて、とにかく目的の亀は何処?
ビーチの係員に、「亀は何処だ?」と尋ねると、ひょいと後ろの木の根元を指差した。 -
うずくまった舞の海ほどのサイズの石が、根元に転がっていた。
いや、よく見ると、亀だ!
さりげなく、しかし、ものすごい存在感でそこにいた。
あまりにもあっけなく、拍子抜けするほど簡単に、亀はいた。 -
旅日記
『ガメラ』
俺は、亀に乗っていた。
発見当時、あまりの大きさに遠くから見守るだけだったのだが、このガメラ、動物園のコアラとタメを張るぐらい動かない。
これじゃ、そこら辺の漬物石と変わらない。
本当に生きているのだろうか?作り物じゃないだろうか?
気がつくと、ガメラのまわりでゼンマイやら、スイッチやらを探している俺がいた。
人間とは調子に乗る動物との事。
数分後、どっかりとガメラの甲羅に座っていた俺も、例に漏れず人類に属していた。
まぁ、よく考えると、サイズはガメラ並だが、亀は亀、いきなり襲い掛かる運動能力などあるはずがない。
と、いきなり、ガメラの首が伸びた。
90度以上に曲げられた顔が、俺に向けられる。
いや、正確には、俺の手に握られているお昼のデザート、パイナップルに向けられているのだろうか? -
試しに、鼻先にパイナップルをかざしてみる。
突然、「グウォッ」と首が伸びた。
どうやら、パイナップルがスィッチだったらしい。
ばね仕掛けの人形のように首が飛び出してパイナップルに食いつく!
あまりの素早さにパイナップルを引っ込める暇などなかった。
まさか、俺の人生で亀とパイナップルを奪い合う瞬間があろうとは!
かじられた部分から、パイナップルの甘い匂いが立ちのぼる。
美味そうだ。
しかし、そう思ったのは俺だけではないらしい。
とうとう、ガメラの本体が動き出した。
さすがに動きはのろいが、このサイズだと腰が引けるほど迫力がある。
踏みつけられたら骨折は確実そうだ。
俺はこの日、初めて、亀に恐怖を覚えていた。
それにしても、普通ならかじりとられそうなものだが、パイナップルは一向に引っ張られるだけだった。
くちばしの様な形の口は、しっかりと果実をくわえてはいるのだが・・
・・ん、もしかして、君、歯がないのか?
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