1994/08/06 - 1994/08/06
4976位(同エリア8890件中)
北風さん
アンコール・ワットは確かに巨大な寺院だったが、世界最大の仏教遺跡にしてはインドネシアのボロブドゥール寺院などと比べてそれほど大きい気がしなかった。
バイクタクシーのお兄ちゃんにその事を言うと、地図を取り出し説明をしてくれた。
「アンコール・ワットは寺院だが、その背後に広大な遺跡都市「アンコール・トム」があり、それを含めて世界最大の遺跡との事。
アンコール・ワットの観光に数日を要するのは、この遺跡都市があまりにも広大な為らしい。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
-
アンコール・ワットからアンコール・トムへと向かう。
アンコールトムへの入り口の石橋は、「乳海攪拌図」がそのまま橋の欄干になっていた。 -
欄干の仏像は、顔が削られているものが多い。
古美術専門の盗掘が現在も行われているとの事。 -
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< WAT BAYON(バイヨン寺院)>
アンコール・トムの中心的存在の「バイヨン寺院」は、無秩序に乱立するモニュメントの森だった。
まるでSFの世界に入り込んだような錯覚に陥る。
頭上高く積み上げられた石の塔の四方には、必ず仏像の顔が浮かんでいる。 -
これが、有名な「クメールの微笑」か!
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ちょっとだけ触ってみた。
・・罰が当らなければいいが。 -
<クメールの微笑>
仏教美術の世界では、ものすごい価値があると言われる「クメールの微笑」
よく見ると、全く同じ微笑をしている像は一つもない。
仏教の世界では、悟りの境地を「涅槃の境地」とも言う。
その時の表情は、眠っているような、笑っているような、「半眼半口」の表情だと言う。
不思議と心が安らぐ表情だ。 -
それぞれの石の塔は、内部に小部屋が作られていた。
一つ一つが寺院として、使用されていたのだろうか? -
塔の中に作られた部屋の窓からは、緻密なレリーフが見える。
どの石の塔の壁面も、手の込んだレリーフで飾られている。
一体、何人の僧がどれぐらいの時間をかけて掘り込んだんだろう? -
レリーフはどれをとっても、掘り込んで作られたとは思えないほど、立体的に浮かび上がっている。
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寺院内には、博物館クラスのレリーフと美術品がゴロゴロ無造作に転がっていた。
これほどたくさんの彫刻品が生まれた背景には、一つは寺院が加工しやすい砂岩で作られていたかららしい。
しかし、加工しやすい反面、風化が早く、もろく、崩れやすいらしい。
現在は、日本の早稲田大学のプロジェクトチームが補修にあたっていた。 -
右を見ても、左を見ても、微笑みに出会うバイヨン寺院。
振り返れば、必ずどこかの仏像がこちらに微笑みかけている。
穏やかな優しい微笑み、しかし、夜に見たいとは思わない。
足元に、微笑んでいないレリーフがあった。
グリコのポーズに、出来損ないのクチバシ、これはタイでお馴染みの神の鳥「ガルーダ」では? -
<WAT TAKEO(ワット・タケオ寺院)>
寺院というより、神殿の様な建築物だった。
何本もの塔が天高くそびえている。 -
様々な部屋が寺院の内部に建てられている。
この寺院だけで、一つの街を形作っているようだ。 -
遺跡の外は延々と水田が広がっていた。
-
<WAT THOMMANON(トマノン寺院)>
昔、祭壇として使用されていたと言う、トマノン寺院には、現在でもピラミッド状の岩山が残っていた。 -
寺院の入り口には、12体もの小さな仏像で飾られる。
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神官のプールとして使用されていたと言う浴場跡。
中央の塔からは水が噴出していたらしい。 -
旅日記
『カンボジアの少女』
汗だくになりながらトマノン寺院を登っていくと、背後からジュース売りの少女が駆け登ってきた。
アンコール・トムの至る所で出会うジュース売りの押し売りだが、びんジュースが山ほど詰め込まれた箱を持って歩き回るにしては売り子は少女ばかりだった。
俺が軽装で、はぁはぁ言いながら登りついた頃、少女たちは既にジュースを持って売り込みを始めていた。
子供とは思えないほどの体力だ。
やせ細った少女達は、驚くべき事にもう18歳だと言う。
どう見ても、12〜13歳にしか見えないのだが・・
貧困による栄養失調などどこ吹く風と、少女たちは次の観光客に狙いを定めて走り去って行った。 -
<アンコール・トム内の崩壊寸前の寺院>
アンコール・ワットを紹介する観光パンフレットには必ず登場する巨木を生やした寺院。 -
アンコールの寺院は、加工し易い砂岩を用いて建てられていた。
砂岩は、保水能力が高く、植物が根付き易いらしい。
風や鳥によって運ばれてきた熱帯雨林特有の巨木の種子は、石の壁の隙間でも成長し続ける。
蛇のように石壁の間に根をのたうたせ、ただでさえ崩れ易い寺院の砂岩を、その巨木の重みと、ドリルのような根で内側と外側から崩壊させている。
寺院保存の為には、巨木を切り倒して除去する必要があるが、それは同時に、この幻想的な光景がなくなり、大事な観光収入に影響を与えるらしい。
その為、カンボジア政府からは、遺跡崩壊対策に待ったがかかっている。 -
確かに、なんともいえない雰囲気があった。
何度この場所へ通っただろう?
この光景には離れがたい力がある。 -
滅び行く寺院を守る少年兵。
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バイクタクシーのドライバーが、オプション料金を出せば、ここからかなり離れている女僧寺院に連れて行くと持ちかけた。
早く言えば、修道院の遺跡らしい。
ただし、その遺跡のレリーフは、女性独特の繊細なものとの事。
ここまで来たら、行くしかないだろう。
地雷さえなければ・・ -
<WAT BANTEAY SREI(バンティ・スリ寺院)>
アンコール・ワットから、バイクでなんと、2時間かけて、たどり着いたバンティ・スリ寺院。
寺院内外には、「地雷危険」のサインボードが、これでもか!というぐらい立ち並んでいた。 -
非常に細かいレリーフが寺院全体に施されている。
これは、すごい! -
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