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「モザンビーク!、マラウイ!モザンビーク!、マラウイ!」<br />バスの運ちゃんの叫び声の中に、俺の目的地「マラウイ」以外の国の名前が混じっていた。<br />何故なら、ジンバブエからマラウイに行く為には、実はその間にモザンビークの領土が立ちふさがっているから。<br /><br />このモザンビークの北西端は、バスで1時間ほどで通過できるほどの距離なのだが、日本人はしっかりVISAを要求され、「トランジット料金」と称して入国税までとられる。<br /><br />つまり、今回の移動は、ジンバブエ>モザンビーク>マラウイと3カ国を1日で移動する事になる。<br /><br />つまり、ハードな一日になりそうだった。

MOCAMBIQUE(モザンビーク)の手荷物検査

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2000/05/01 - 2000/05/01

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北風

北風さん

「モザンビーク!、マラウイ!モザンビーク!、マラウイ!」
バスの運ちゃんの叫び声の中に、俺の目的地「マラウイ」以外の国の名前が混じっていた。
何故なら、ジンバブエからマラウイに行く為には、実はその間にモザンビークの領土が立ちふさがっているから。

このモザンビークの北西端は、バスで1時間ほどで通過できるほどの距離なのだが、日本人はしっかりVISAを要求され、「トランジット料金」と称して入国税までとられる。

つまり、今回の移動は、ジンバブエ>モザンビーク>マラウイと3カ国を1日で移動する事になる。

つまり、ハードな一日になりそうだった。

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス
  • 旅日記<br />『マラウイへ行く為に その一』<br /><br />2000年5月1日、ジンバブエの長距離バスターミナルを朝日が照らし出している。<br /><br />既に昨日のうちにチケットを手に入れていたので、今現在やる事は俺の荷物がちゃんと屋根の上に載せられるのを見守る事ぐらいだった。<br />そう、東南アジアもそうだが、この大陸でもうっかり荷物を預けてぼんやりしようものなら、全財産は入った荷物はバスの屋根に引き上げられ、そのままバスの裏で待ち構える方々の手に渡る場合も多い。<br />この大陸ではのんびりしたい場所に行く時も緊張してなければならない。<br /><br />ドライバーが声を張り上げて、最後の呼び込みを行っている。<br />「モザンビーク!、マラウイ!モザンビーク!、マラウイ!」<br />叫び声の中に、俺の目的地「マラウイ」以外の国の名前が混じっている。<br />何故なら、ジンバブエからマラウイに行く為には、実はその間にモザンビークの領土が立ちふさがっているから。<br />このモザンビークの北西端は、バスで1時間ほどで通過<br />できるほどの距離なのだが、日本人はしっかりVISAを<br />要求され、「トランジット料金」と称して入国税までとられる。<br /><br />

    旅日記
    『マラウイへ行く為に その一』

    2000年5月1日、ジンバブエの長距離バスターミナルを朝日が照らし出している。

    既に昨日のうちにチケットを手に入れていたので、今現在やる事は俺の荷物がちゃんと屋根の上に載せられるのを見守る事ぐらいだった。
    そう、東南アジアもそうだが、この大陸でもうっかり荷物を預けてぼんやりしようものなら、全財産は入った荷物はバスの屋根に引き上げられ、そのままバスの裏で待ち構える方々の手に渡る場合も多い。
    この大陸ではのんびりしたい場所に行く時も緊張してなければならない。

    ドライバーが声を張り上げて、最後の呼び込みを行っている。
    「モザンビーク!、マラウイ!モザンビーク!、マラウイ!」
    叫び声の中に、俺の目的地「マラウイ」以外の国の名前が混じっている。
    何故なら、ジンバブエからマラウイに行く為には、実はその間にモザンビークの領土が立ちふさがっているから。
    このモザンビークの北西端は、バスで1時間ほどで通過
    できるほどの距離なのだが、日本人はしっかりVISAを
    要求され、「トランジット料金」と称して入国税までとられる。

  • つまり、今回の移動は、ジンバブエ>モザンビーク><br />マラウイと3カ国を1日で移動する事になる。<br /><br />つまり、ハードな一日になりそうだった。

    つまり、今回の移動は、ジンバブエ>モザンビーク>
    マラウイと3カ国を1日で移動する事になる。

    つまり、ハードな一日になりそうだった。

  • 旅日記<br />『マラウイに行く為に その2』<br /><br />現在、俺の目の前には、焼きすぎた黒い巨大なたこ焼がズラッと並んでいる。<br />特に俺の前の席に陣取っている小錦ほどのおっちゃんの頭は、頭蓋骨内部が透けて見えるほどツルッとしていた。<br />「ここが、小脳だろ!」<br />と言って突いたら怒るだろうか?<br /><br />アフロ・パーマの名前の通り、黒人さんの髪の毛はクリンクリンに縮れている。<br />ロングにすればむやみに爆発する頭だから、皆きれいに刈り込んでいるのは理解できる。<br />が、しかし、バスの一番後ろの俺の席から見ると、その頭が行儀よく並んでいる光景は、例え窓の外でライオンが断髪式をしていても、気にならないほどのインパクトがあった。<br /><br />それにしても、このバスの調和の取れた雰囲気は何だろう?<br />昔、「暗黒大陸」と呼ばれていたこの大陸の住民ならば、バスの乗り込み、席の取り合いなんかは、殺伐とした殴り合いぐらいはあると思っていたのだが・・<br /><br />譲り合いながら黙々とバスに乗り込み、でっかい身体を行儀よくシートに押し込んでいる姿は、中国の人に見せてやりたいぐらいだ。<br />(中国では、乗り物に乗り込むと決めた時点からサバイバルレースに参加する事を意味した)<br /><br />アフリカン・バスその異様な光景とは裏腹に、静かにゆっくりと広大なサバンナを走り抜けて行く。

    旅日記
    『マラウイに行く為に その2』

    現在、俺の目の前には、焼きすぎた黒い巨大なたこ焼がズラッと並んでいる。
    特に俺の前の席に陣取っている小錦ほどのおっちゃんの頭は、頭蓋骨内部が透けて見えるほどツルッとしていた。
    「ここが、小脳だろ!」
    と言って突いたら怒るだろうか?

    アフロ・パーマの名前の通り、黒人さんの髪の毛はクリンクリンに縮れている。
    ロングにすればむやみに爆発する頭だから、皆きれいに刈り込んでいるのは理解できる。
    が、しかし、バスの一番後ろの俺の席から見ると、その頭が行儀よく並んでいる光景は、例え窓の外でライオンが断髪式をしていても、気にならないほどのインパクトがあった。

    それにしても、このバスの調和の取れた雰囲気は何だろう?
    昔、「暗黒大陸」と呼ばれていたこの大陸の住民ならば、バスの乗り込み、席の取り合いなんかは、殺伐とした殴り合いぐらいはあると思っていたのだが・・

    譲り合いながら黙々とバスに乗り込み、でっかい身体を行儀よくシートに押し込んでいる姿は、中国の人に見せてやりたいぐらいだ。
    (中国では、乗り物に乗り込むと決めた時点からサバイバルレースに参加する事を意味した)

    アフリカン・バスその異様な光景とは裏腹に、静かにゆっくりと広大なサバンナを走り抜けて行く。

  • 旅日記<br />『マラウイに行く為に その3』<br /><br />昼過ぎにバスはモザンビークに入国!<br />まるであらかじめ約束していた様に、乗客は無言でぞろぞろとバスから降りていく。<br />いつもなら、このままその列が国境管理事務所へと続くはずなのだが・・<br /><br />乗客はバスの傍から離れない。<br />それどころか、バス・ドライバーが屋根に登って山積みの荷物をせっせと降ろし始めた。<br />・・これは、手荷物検査の為なのか?<br /><br />おい、100%満員の乗客が手荷物として120%の荷物を載せている、この集団夜逃げ同然の状態で、今から全ての持ち物をあけて検査するのか?<br /><br />それから1時間、バスの前には途方もない荷物の列ができていた。<br />このままここで、市場でも開けそうなほどだ。<br /><br />一番最初の乗客の前に、偉そうな検査官がやって来た。まるで池の鯉でものぞく様に、ちらっと見下ろしてOKサインを出す。<br />そして帰って行った。<br />・・ん?これで終わり?まだ3分も経ってないぞ?<br /><br />この大陸では、「勤勉」、「まじめ」と言う言葉が、絶滅しかかった動物より少ない。<br />しかし、今日、そのアフリカンのいいかげんさに初めて感謝している自分がいる。

    旅日記
    『マラウイに行く為に その3』

    昼過ぎにバスはモザンビークに入国!
    まるであらかじめ約束していた様に、乗客は無言でぞろぞろとバスから降りていく。
    いつもなら、このままその列が国境管理事務所へと続くはずなのだが・・

    乗客はバスの傍から離れない。
    それどころか、バス・ドライバーが屋根に登って山積みの荷物をせっせと降ろし始めた。
    ・・これは、手荷物検査の為なのか?

    おい、100%満員の乗客が手荷物として120%の荷物を載せている、この集団夜逃げ同然の状態で、今から全ての持ち物をあけて検査するのか?

    それから1時間、バスの前には途方もない荷物の列ができていた。
    このままここで、市場でも開けそうなほどだ。

    一番最初の乗客の前に、偉そうな検査官がやって来た。まるで池の鯉でものぞく様に、ちらっと見下ろしてOKサインを出す。
    そして帰って行った。
    ・・ん?これで終わり?まだ3分も経ってないぞ?

    この大陸では、「勤勉」、「まじめ」と言う言葉が、絶滅しかかった動物より少ない。
    しかし、今日、そのアフリカンのいいかげんさに初めて感謝している自分がいる。

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