2010/03/20 - 2010/03/21
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birdlandさん
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仕事で滞在している天津の塘沽開発区から、初めて
天津市内を探索しようとした日の朝、窓の外は黄色に
染まっていた。黄砂だ。日本で経験した黄砂とは全然
ちがう。中国では砂塵暴と呼ぶらしいが、呼吸をする
のをためらうくらいの空気だった。
それでもせっかくの休日、意を決して出かけること
にした。
- 交通手段
- 鉄道
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-
軽軌で中山門まで行き、そこからタクシーで
とりあえず天津駅前までいった。
駅前にある解放橋。
きっとフランス人の設計だろう、エッフェル
に似た構造美。 -
まるでパリのセーヌ川のように整備された黄
河を渡ると、ほんとうにパリのような街並が
つづいていた。 -
このあたりは金融街だという。新古典主義?
のような建築が、そこここに残されている。 -
ここは、上海の外灘よりはるかに本格的な
近代様式建築が看ることができる。そう思
って徘徊していると、ロシア正教の教会と
思われるモノに遭遇した。 -
ハルピンにあるソフィア教堂なんかより、ずい
ぶんと綺麗に修復されている。内部も美しい。 -
イタリア租界は、街がそっくり改修されて
カフェ・レストラン街になっていた。
この広場は、サン・マルコ広場の小型のよう
な雰囲気を醸し出している。 -
イタリア租界にあった、まさにイタリアン
ルネッサンス風の建物。 -
この建物がある場所はいったいどこの租界だった
んだろう。ウィーンの分離派の流れを強く感じる
デザインだ。 -
イギリス租界の一部は「五大道」と呼ばれる
いまでは高級住宅街になっているらしい。
初期モダニズムの美しい低層タウンハウスの
街並みがそのまま、リニューアルされ残され
ている。 -
「五大道」を感嘆しながら散策していると、
まるで夢でも見ているかのように、向こう
から馬車がやってきた。 -
日本租界にあったラスト・エンペラー溥儀が
しばらく滞在したという豪邸。
これも美しく改修されている。 -
ここは有料の展示館になっていた。
内部も入念に改修されている。 -
もちろん中国の街並みもあちこちで改修され、
商店街、観光地として存在している。
ただ、あまりにキレイに改修されすぎていて
歴史を感じることが出来ないような気がする。 -
小さなイギリス風ゴシックの教会は、改修中
だったが、本場のゴシックのあの圧倒的な威圧
する姿ではなくなんとも魅力的な佇まいだった。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- まゆままさん 2010/03/30 22:49:51
- セピア加工?!
- birdlandさん、こんばんは!
黄砂ってほんとに黄色いんですね。
ほんとにこれらの写真だけ拝見するとセピア色に加工された
ヨーロッパのどこかの街角という感じですね。
イタリアルネサンスあり、ウィーン分離派あり、
と天津の町並みではいろんな建物が楽しめるんですね。
昔の建物の保存が中国でこんなにきっちりされているのが意外といえば意外です。
- birdlandさん からの返信 2010/04/01 13:43:05
- RE: セピア加工?!
- まゆままさん、こんにちは!。
天津の市内は、上海の租界地区と同じように、
数多くの19世紀末、20世紀初頭の建築様式の
建物が残されています。
イタリア疎開、フランス租界、イギリス租界、
オーストリー疎開etc、とにかく、天津に入り
込んだ列強国々のその当時の流行建築様式が、
観ることができます。
北京から電車で40分程度、観光するのにはいい
街だとおもいますよ。
BIRDLAND
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