めざせ！！ V字渓谷への道

2010/03/14 - 2010/03/14

久々の遠出。
友人にでっか字の道路地図を渡し、
ETCもカーナビもついてない軽四で
フェリーに乗って四国に上陸です！

岡山県宇野港からフェリーで四国は高松に渡ります。

まだ薄暗い6時に出発してひたすら下道を走って宇野港到着。
途中コンビニに寄り乗船チケットを買いました。
（片道2000円。正規料金より少し安く買えるのです。）
無事フェリー待ちのレーンに車を止めることができた。
旅の始まりです！

エリア 祖谷渓・かずら橋・大歩危(徳島)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 船 自家用車

宇野港そばにあるJR宇野駅。
電車で来て徒歩でフェリーに乗ることもできます。
三角屋根のかわいい駅舎。
トイレもかわいらしく造ってある。

今回乗る四国フェリーがやって来ました！
車をたくさん積めるよう船体が長いな〜
宇高航路は四国フェリーと国道フェリーの2社で運航しています。

着岸です。
ぴったり閉まっていたハッチが開きました！
先に徒歩客が降りて来ました。
続いて車が係員の誘導で出て来ます。
その後いよいよ乗船です。

1階に車を止めて2階に上がるとだだっぴろいスペースの一角に「土佐の湯」というお風呂がありました。
他にも「伊予の湯」「讃岐の湯」「阿波の湯」「備前の湯」があるらしいです。
しかし、女性が使うには…相当勇気がいりそうです！（汗）

3階デッキ。この赤いの何かな〜？
ロボットっぽくてかっこいい。
四国フェリーはこの赤いのが特徴のようです。
赤いイスもま〜るく配置されててかわいい。

この赤い所から3階デッキに上がってくるんですけどね。
単なる出入り口？

2階客室の様子。広々してます。
長イスには寝っころがって休んでる人もいます。
自由です(^^)
いよいよ出発です！

国道フェリーの乗り場。
駅からは港をぐる〜んと回って少し距離があります。

しばらくすると他の乗客もデッキに上がってきました。
でも寒いのであっという間にいなくなった(^^;)
三井造船玉野事業所のそばを通過。
大きな船が造られている。

ちっちゃな灯台があった。飛洲灯台というらしい。
この辺りは周りに島がたくさん連なって楽しいんだけど
地図と見合わせても何が何島かイマイチわからない〜。

ずっと奥にうっすらと瀬戸大橋が見えました。
こうして見るとやっぱり長ーーい！

おむすびのような島が見えてきました！
そういえばこんな形のチョコありましたよね(^^)
大槌島だそうです。
ちょうど島の左側が船舶の通航量が多く
「海の銀座」と呼ばれる備讃瀬戸東航路だそうです。

高松港から宇野港に向かう四国フェリー。
やっぱしあの赤いのが特徴だ。

高松の街が見えてきました！

高松港玉藻防波堤灯台。
世界初の総ガラス張りだそうです。
赤いガラスの灯台、夜光ってる所見てみたい。

車に移動し待機します。
自転車で乗船している人も何人かいた。
乗組員の人がタイヤにはさんだ車止めをのけていく。

高松市内に出て迷いながら走り（汗）
途中見つけた「まるい」といううどん屋さんで昼食。
かけうどん小100円（安！）
しょうがを入れる習慣がないので新鮮な味だ。
体があったまっておいしい。
家で試したけどイマイチだった。
つゆとの相性とかもあるのかな？

高速インターに向けて出発。
目の前に讃岐富士がで〜んと現れる！
まんが日本昔ばなしに出て来そうなかわいらしい形だ。

高松西インターで高速に乗る。
しばらく車は低い所を走っていたけど
いつの間にやらずいぶん高い所まできてたりする。
高速に乗っていとも簡単に来たんでなんだか実感がわかない。
井川池田で降りて国道32号線を登っていく。
眼下を見ると絵の具を流したような緑の川が流れていて
山の上を見上げると山肌の急な斜面に集落が見える。
ずいぶん高い所までのぼってきたんだ。

慣れない運転に景色を楽しむ余裕がない〜（汗）
山道をずんずん登って行く。
やっと小歩危を過ぎ、大歩危へと辿り着いた。
（いつも前置き長くてすみませんっ！）
水の色も透明感を増して美しい。

レストランまんなかで遊覧船チケットを買って
右端の舟に乗る。
この舟だけグラスボートになっているそうだ。
でも狭くてちょ〜っと座り心地悪いかな〜。
小さな魚がたくさん泳いでいた。
舟に乗る前に係の人が記念写真を撮ってくれます！

船頭さんの解説によると
大歩危は岩が下流に向かって
45度傾いているのだそうです。
そして小歩危では反対に上流に向かって
45度傾いているそうです。
ほんとうに不思議な岩の形。何という石なんだろう？

滝もありました！
高い所に土讃線が見える。
電車がガタゴトやってきたが
シャッターチャンスを逃してしまった！！

この岩だけ反対方向に傾斜していて
「へんくつ岩」というらしい(^^)

確かにライオンに見える岩！

あんな高い所を線路が走る。
電車から見下ろす景色も素敵だろうな〜。

脱ぎやすい靴でどうぞ。

確かにカメに見える！

舟にはちゃんと救命道具が設置してある。
セクスィ〜なイラスト付。こうやって使うのね♪

川底をのぞけるようになってます。
往復30分程のの〜んびりとした川下り。（1050円）
おもしろかった！

岩場にはあちこちランダムに階段が造ってあって
川を近くから眺めれるようにしてあるんだけど
なんせ高い所なんで足がすくんで身軽には動けない（汗）

この透明感！

ここが一番きれいだ！
のどが渇くようなおいしそうな色！？

遊覧船乗り場のそばは川幅が狭く
ここだけ流れが急になって迫力がある。

白く波立ってて絵になります。
大きな魚がここからでも見える！

他はいたって穏やか〜な流れ。

大歩危から心細いクネクネした道をずいぶん走る。
対向車と衝突しないようハンドルを握る手にも力が入る！
温泉施設があってその先の道路脇の崖っぷちに
小便小僧は立っていた！！
ここは道がちょっと広くなってると思ったら
どうやらバス停らしい。
バスが来たら大変だ。
帰りに路線バスとすれ違う。
すれ違うスペースが丁度あってよかった！

台座の岩の所には落書きがいっぱい。
向こうに見える建物は祖谷温泉。
ケーブルカーで降りる露店風呂があるそうだ。
けっこう人が出入りしてにぎわってました。
まさに秘境の温泉です！！

ほんとに山深い所だ。
山と山とが接近していて深いV字の谷をつくっている。
その底を美しい緑の川が流れる。まさに絶景だ！！
カメラを持つ手も震える。
君、出るものも出なくなりはしないかい？

クネクネした道を引き返してかずら橋へと向かう。
お〜いい眺め！

かずら橋の歌碑。

かずら橋までの道は大きな木があって雰囲気ある。

たくさん渡ってるなー。揺れないかな？
私、少しなめてました。意外にも一歩踏み出したとたん前に進めない！！横の手すりにつかまるも力を入れると向こう側にびよ〜〜んと倒れちゃいそうで心もとなく超コワー！！完全にへっぴり腰でソロソロ渡る。友人は平気そうだっ！親切にも手を差し伸べてくれる。でも怖い。。。ソロソロ渡っていると友人が写真撮って〜♪とカメラを差し出す。ええっ！！へっぴり腰の姿勢のまま写真を撮ってあげる。出来は保証しませんから〜。
500円は少々高いと思ったけど充分堪能させて頂きました。（汗）

かずら橋から落合集落をめざします。
ほんとうはぐるっと上にまわって行けばよかったのに滝のほうに進んで地獄めぐりのような所に車で乗り込んでしまう！！誤って料金所を車で通過してしまったうえ、これ以上進めなくなりなんとか切り返して戻ってると管理のおばちゃんがやってきたので謝って出してもらう。料金所を強引に通過した私たちにおばちゃんは見学して行ってほしそうだったけどすごく不気味〜な雰囲気満々で降りて見学したい気になれずそのまま出してもらう。
おばちゃんには本当に申し訳ない気持ちで心苦しかった。
帰って調べてみるとれっきとしたB級スポットでした。(^^)正体がわかれば見て行ってもよかったかもって思ったりもした。
お詫びに宣伝させて頂きます。
かずら橋に来られた際にはぜひ「お山公園地獄めぐり」にも御立ち寄り下さいませ！！土産話に花が咲くこと間違いナシ！！(^^;)

相当ウネウネどこだどこだと走ってやっと見つけた！落合集落。
この光景には思わずおお〜〜っと声がでる。
この急な山の斜面にすごいな〜
ここまで来る間にもこのようなうんと高い
急な山肌に家々が建っている光景をよく目にした。

かやぶき屋根の家が見えます。
落合集落を見渡すには少し手前の橋を渡って
東祖谷中（こんな山深い所にあるんだよねぇ）の横を過ぎて
上がって行ったあたりがよく見えますよ。

さらに奥の二重かずら橋まで行く予定だったけど、
ここまでもけっこう走ってきたし、暗くなる前に
山を下りたかったのであきらめて引き返すことにする。

お腹がへったので（昼のうどん一杯しか食べてない）
祖谷美人という所で祖谷そばを食べる。
うどんを食べた後のかけそば600円は高い！って感覚になってしまう(^^)
この太さの不揃いな麺が手作り感満点だけどなんでこんなに不揃いなの〜！？おいしくいただきました。

最初は小便小僧の祖谷街道を秘境を楽しみながら帰ろうと言ってたけどもうそんな元気はない！
高速をひた走り高松市内で道に迷いながら（暗い車内で地図を見るのはキビシィ〜〜！）やっと、やっと高松港に到着（涙）途中ファミリーマートで国道フェリーのチケットを買う（Tポイントつくんだ♪）

が、しかし！なんと満車なのかすぐの便には乗れず次の便に回される。約1時間半レーンに車を止めて待つはめに〜。
一時航路廃止が発表されたのが影響してるのかな？
とりあえず航路存続が決まってよかったのだけど。

やっと乗船できた。
船内は、お〜ゴージャス。
長イスに寝っころがって休ませてもらう。

スロットとかあってちょっとした娯楽施設がある。

旅の計画当初は行けたら高知まで行きたいと思ってたけど無謀な話だった（爆）
四国を回るには時間と心に余裕がいりそうだ！あと車も？うーん、いつ高知まで行けるかねー？

この後地道に下道をひたすら走り午前0:00頃ヘロヘロになって家に辿り着きましたぁ。