2009/01/28 - 2009/01/30
6701位(同エリア7382件中)
ricoさん
韓流ブームの波に乗った(?!)我がオバが、親戚中の名前でロッテの主催する韓国旅行招待の懸賞に、せっせせっせと夜なべして応募していたことを知ってはいたけれど、「釜山ロッテ宿泊ご優待券」が届いたのは私だけだった。 これって、ラッキー?!
1月28日(水)12:55 関空発
1月30日(金)10:55 金海発
釜山に滞在できるのはおよそ1日半。旅行代金は3万5千円。
巷で出ている3日間の格安ツアー料金と何ら変わりないこの旅行代金は「御優待」に見合う中味なんだろうか? ロッテグループが「御優待」と名売って、ロッテホテルに泊めてくれるというからには、何かしら、もれなく付いてくるオマケでもあるのかしら? 関西人らしく電卓を頭の中ではじきながら、いろいろと想像してみたけれど、オバの指にペンタコができたという努力を表し、私の他力本願のラッキーを表するためにも、予定が合うオバ3人と従姉妹の計5人で、釜山はロッテホテルへ向かうことにした。
5人とも初めての釜山。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- 大韓航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
14時半、ほぼ定刻通りに金海空港に到着。空港到着ロビーには、今回の旅のエージェントでもあるJTBの旗を持ったガイドさんが待機していらした。流石にJTBと言うべきなのか、品のあるガイドさん、しかも日本語はかなり上手。日本語がデキルという域を超えて、サービス業としての日本語表現を体得しているといった印象。
バスはロッテ免税店前に到着。ロッテホテルは免税店の隣に位置しているというのに、チェックインは16時だという。1時間近くを免税店で過ごす。ツアーのこの拘束時間がかなわない^^;
ようやくのことチェックイン。部屋は特筆するような変わりネタなし。5人参加だった私達に与えられた部屋はツインが2つで、一部屋にはエキストラベットが入れてあった。トリプル部屋なら言うことないんだけど。贅沢な望みなのかしらね?^^;
まず出かけた先は併設しているロッテ百貨店の地下街。いわゆるデパ地下。ここは時間のない時、気の利いたモノを探すのに便利な場所のよう。樽売りのキムチ、梅やプラムの変わりネタキムチなどを、少量(100g)ずつ購入することできる。商品はラップでこれでもか!という程、グルグル巻きにしてくれるので、臭いが漏れる心配はなさそう。探し物を手伝ってくれるアジュマスタッフは、日本からの観光客のニーズも知り尽くしている様子で、韓国料理の食材の使い方を知る上でも心強い味方。
写真は、リカちゃん人形のドレスを模ったケーキ。デコレーションが半端じゃないっしょ?!
今回の旅で目に留まる機会が多かったのがケーキ。街のあちこちにケーキ屋さんがあり、美味しそうというより、楽しそう的なケーキが、ショーウィンドを飾っていた。にわかにケーキブームなのかしら? -
四面の繁華街をブラブラと歩いているうちにお腹も減ってきたので、夕食場所『捕盗庁』へと足を進めた。
ここを選んだのは、あちこちのクチコミ情報を総合するに、よさそうだったから。ただ、多くのクチコミに書かれていたように、見つけ難い^^;
道々、警察官らしき人たちに尋ね、露天のお兄さんに尋ね、携帯電話の店先で売り込みをしているお兄さんに尋ね、結局、携帯屋のお兄さんが店前まで案内してくれて到着。ただ、全員が全員『捕盗庁』と言えば、すぐにピン!と来てくれたので、有名な店ではあるらしい。
店前には、捕盗庁の門兵を模った人形が。店内は広く、メニューも写真入りで、ファミレスチック。入店した時は、さほど込み合っていなかったけれど、店を出る時には、満員御礼状態になってた。人気店なのね。 -
サムギョッサルとデジカルビを注文。
「まずは乾杯♪」なのだが、オバ達はアルコールが全く呑めないので、気持ちだけビールを注ぎ、あとは私と従姉妹がアルコール担当。空になると、やっぱ、ビールじゃお腹が膨れるよねと、焼酎をチョイス。ビール一口で真っ赤になっているオバ達を横に、阿吽の呼吸は間違いなく祖父からの隔世遺伝だよね(笑)
肉が焼けるまで、パンチャンのキムチの味付け談で盛り上がる。ソウルに何度か足を運んでいるオバと私の感想は、ソウルのキムチは辛味が強いのに対して、釜山のキムチの方が味が深い(ゆえに甘味が強く感じる?)。
肉は基本的にはお店のスタッフが焼いてくれたんだけど、一番いい焼き具合がよくわからない。サムギョッサルを、カリッカリになる程に火を通したスタッフ。これが本場の焼き方なのか? オバ達は声を揃えて「かたい」と、焼きがお気に召さない(笑)デジカルビをサムギョッサルと同じ程度に焼いてしまうと、タレがついているのですぐに焦げる。これまた「こげくさい」とお気に召さない(笑)
私達の隣に座る若い男性4人組、テーブルの上には大量の焼酎の空き瓶と、デジカルビの山。彼らの呑み方、食べ方、焼き方を観察。ごめんなさいね〜♪ チラチラ見てるというより、凝視してたかも(笑)だって、本当に美味しそうに食べてたから。
デジカルビを再度注文し、網を変えてもらって、今度は自分たちで彼らを真似て焼く。満足〜♪ -
今回の旅のベストショット♪
焼肉屋を腹7分目で出て、夜の四面をウィンドーショッピングしながら歩いた先、見つけた屋台。「屋台に寄って行かない?」というオバに少し驚いた。そんなキャラだった?
1人のオバは韓国語を習いに行き、1人のオバはNHK韓国語講座を欠かさず聞いている。「じゃぁ、会話は任せたよ♪ 勉強の成果を見せてもらいましょう♪」と茶々を入れながら、カウンター横一列に並んで座る。
屋台のアジュマ、私達1人1人を見比べて一言。「家族?」
やっぱり、横一列に並んだ顔は似てたのかしらね(笑) -
屋台で食したメニューは、おでん、うどん、キンパ、トッポギ。屋台メニューひと揃え?(笑)何でも味見してみたいものね♪
トッポギは、私にはやはり辛かった(笑)この辛さが病みつきになるまでには、どれほどかかるんだろう。イヤ、辛いと思いつつも来る度に口にしているということは、すでに病みつきになってるんだろうか。
特にオバが「ペロペロ」と称すおでんネタ。うす揚げのような形状で、串に$状に刺してあるもの。この正体が何かというのが、私達のナゾだったのだが、魚のすり身のよう。日本の平天ほどネリモノっぽくはない食感。
おでんもうどんも、イリコ出汁。関西人の私達にすると少し塩が薄いように感じた。塩が薄いからこそ、おでんの汁をお茶のようにして飲めるんだろうけれど。 -
『海東ヘムルタン』
ロッテホテルがあるブロックの裏側通り添い角にあるお粥屋さん。朝7時から営業しているので、朝食に便利な場所。
あわび粥、一杯10,000W。昨晩の屋台で食べた5人前のアレコレと同じ値段。釜山の物価にすれば、かなりの高級料理。韓国料理の1人前はかなり量が多いとの印象があるけれど、ここのお粥は女性にもほどほどの量。
お粥もいいけど、オススメは、一枚、直径30cmほどの大きさの海鮮チジミ。ゴマ油と海鮮エキスの絶妙なコラボが、サクサクとした食感と共に、口中に広がる。 -
地下鉄で四面から南浦洞へと向かう。南浦洞で真っ先に向かった先は、チャガルチ市場。
チャガルチ市場で、ひときわ大きな近代的建物の中に入ってみる。中は魚市場になっているよう。北陸や山陰の国道沿いにある大型魚市場のような雰囲気。各店舗には大きな水槽が用意されている。珍しいという雰囲気ではないので、旧市場の趣を残すエリアを歩くことに。
私達に馴染みのある魚としては、サバ、太刀魚、タコあたり。見慣れない魚も多い。ホヤというイソギンチャクのような貝が多く売られていた。
魚の扱いがかなり雑という印象はあるけれど、私的にはこの旧市場の雰囲気が好きだな。 -
チャガルチ市場から大通りを渡り、光復路を通って、国際市場あたりをうろつく。
「お姉さん、カバン要りませんか? ニセモノ、コピーあります。見るだけタダです」
ソウル南大門と同じ匂い?(笑)ゴチャゴチャしている市場の雰囲気が楽しい。
ブラブラした結果、カラフルなモコモコ靴下をお土産にすることに。嵩は張るけれど軽くいし、5人でまとめて買えば、安くなるはずと見込んで。相場は10足1万ウォン。5人で寄って集っての交渉結果、60足で5万ウォンにしてもらえた♪
お昼はチョッパル通りの『漢陽チョッパル』で。チョッパル通りと名が付くだけあって、チョッパルのお店が数件並んでいる。その中で最も賑わっている店が『漢陽チョッパル』だった。店の入口、ガラス張りの先に豚足がドカッと並べられている。
メニューは、写真の豚足のほか、タレつき豚足もある。豚足を野菜に巻いて食べる。豚足のお味は、私が想像していた豚足というよりは、チャーシューに近かった。タレなし、タレつきの中皿をそれぞれ1つづつ頼んだけれど、5人では食べきれなかった。 -
四面の繁華街。モッチャゴルモッからミニモル方面へと伸びる通り。
モッチャゴルモッにはデジクッパの店が並び、店先では店のアジュマたちが、大きな釜を柄杓でかき回している。それを過ぎると新進気鋭の飲食店が通りの両脇に並ぶ。私達が選んだ店は、ナクチポックンの店。
ソウルにもナクチポックンという料理がある。その昔、私達5人はソウル市庁近くのタコ通りで、そのナクチポックンを食べて火を吹いた経験がある(笑)辛いのなんのって、咽るどころの騒ぎではなく、涙が止まらなく、最後には笑い出してしまうという経験。そんな激しい夕食は、帰国後には笑って語れる懐かしい思い出となった。そんな折、釜山には、ソウルのナクチポックンと名は同じなれど、全く異なる料理のナクチポックンがあることを知った。
釜山のナクチポックンの全貌を明らかにしようということで、恐ろしさ半分、騒ぎたい気分半分で、ナクチポックンの店を選んだというのが真相。
店の名前は忘れてしまったけれど、店の入口には、2〜3局のテレビで紹介されましたと、その様子が張り紙してあり、ガラス張りの店内は若いカップルが多いような店だった。 -
写真が釜山版「ナクチポックン」
1鍋2人前からで、辛さは3種類から選べた。「フツー」という辛さを選んだ私達。
材料が盛られた鍋(蓋つきフライパン)がテーブルに運ばれ、材料を蒸し焼きにする。中味はイカ、タコ、エビなどの海産物と、ネギなどの野菜も少し入ってたかな(野菜具材は思い出せない)。ある程度蒸し上がったところで、フライパンの蓋を取り、蒸気を飛ばすようにして、軽く混ぜ合わせてできあがり。見た目からしてソウルのものとは大きく異なる。ご飯の上にかけて丼のようにして食べる。
うまい! d(^-^d)
フツーの辛さでも額にはジワァ〜と汗が浮いてくるけれど、海産物の甘味がでて、その辛さは気にならない。クセになるウマさ。
ポックンパにして食べてもみたかったのだが、辛さ調節のため白飯が口に入る量が必然的に多くなり、もう手元にご飯がない状況。しかもお腹も大きい。ポックンパは、次回の楽しみとして残しておくことに。
ソウルのナクチポックンはネタにはなるが、再び足を運ぼうというチャレンジ精神は起こらない(笑)でも釜山のナクチポックンに関しては、今後いろんな店を訪れて、その味比べをしたいなと思わせる一品だった。 -
『ポムテソン チャジャンミョン』
ロッテホテル・百貨店・免税店があるブロックの地下鉄四面駅側、「モクチャゴルモッ」と呼ばれる屋台通りの入口付近にあるお店。店の入口では、白い山高帽をかぶったコックさんが手馴れた手つきで餃子を蒸していたり、麺を伸ばしていたりするので、ゴチャゴチャと店が入り組んだ場所だけれど、とても目に入り易い店。夕方の食事時には店の前に列ができてたので、かなりの人気店のよう。
私達が店を訪れたのは、東菜にあるジャンボスパ「虚心庁」からの帰り道なので、夜食時間帯。そろそろシンデレラも現実世界の戻らなくてはならない時間だったにもかかわらず、店内にはかなりの人。アジョシはもちろん、呑み会帰りの学生風の人たち、会社の同僚風男女、仕事帰りのお一人様女性、カップルなど客層は様々。
学食のような店内。注文と同時に支払いを済ませる前払い方式。お酒の販売はなし。
お店の人の息子さんなのか、ホールを担当している若いスタッフのよく働くこと。何度となく「彼、よう働くなぁ〜」と、つぶやいていた私。彼の働きぶりを見ていると、彼の母は彼を自慢に思うだろうなと。どう育てたら、あんな働き者の息子に育つんだろう(笑)
チャンジャンミョンのルーツは、中華料理のジャンジャン麺らしいが、同じくそれをルーツとする日本のジャージャー麺とは、見た目も味も全く違った料理。私的にはカルチャーショックに値するお味でした(笑)チャンジャンミョンを好きになるか否かは判決が分かれるようだけれど、一度ぐらいは味わっておきたい韓国料理の一品かな。 -
さて。ロッテ御優待旅行の総評として、
御優待旅行当選発表の封書には参加申込書のほか、現地オプショナルツアーへの参加申込書、保険申込書、お土産申込書、果ては両替申込書まで、至れり尽くせりの申込書が同封されている。
現地ではJTBが用意したオプショナルツアーへの参加を薦められる。特に汗蒸幕。私達はオプショナルツアーへの申込みは一切しなかったが、パンフレットを眺めて気がついたこと一つ。
現地オプショナルツアーに関しては、↑の時点で申込すると円貨、現地到着してからだとウォン貨(円→ウォンへの換算ではなく、元々ウォンでの表示。そのウォン価に対して円での支払いはOK)。現地での提示価格の方が日本での先行申込より安価。円高であればあるほど現地で申込した方が、お得になる。もちろん、現地で申込んだからといってツアー内容が異なることはない。
クレジットカードには、海外旅行代金をカード決済することによって保険が付帯される特典がついている(自動付帯カードは、決済の有無関係なく保険が付帯される)。ロッテ御優待旅行に関してはJTBからカード決済を拒否された(現金払いのみ)。つまり、↑による保険付保が難しい状況になる。
ロッテ御優待旅行はKALとタイアップしているよう。ただし、KALのマイレージはゼロ。そうゼロ。全く、マイレージはつかない。
両替所は空港にはもちろん銀行はあるし、南浦洞では至るところに公設両替所がある(四面の公設両替所はどこにあるのかわからないが)。レートは、公設両替所>金海空港の銀行>両替申込書の順。ツアーとはいえ、空港でも両替する時間は十分にあった。
宿泊地のロッテホテルは、特筆する内容のないフツーのホテル。海雲台にあるホテルほど新しくもなければ、南浦洞のホテルほど古いわけでもない。
ロッテホテル内には、レストラン、バー、サウナなどいろんな施設も入っている(昔は、ショーもやってたようだけど、今はない。また、昔は、展望台もあったようだけど、今はない)。ホテルのバーに入ってみたけれど、日本と韓国では「バー」の概念は違うんだと気づかされたというのが正直な感想。オールドファッション(70年代)のラウンジバーといった雰囲気(オジサンの溜り場?)。それを、鄙びた垢抜けない空間と捉えるか、アメリカナイズされた空間と取るか、古き良き男達の空間と評するか、好むか好まないかは、それぞれだろうけれど。
ロッテホテルから地下鉄へは、ホテル地下から通じる地下街を通るとすぐに行ける。が、地下鉄利用後にホテルへ戻る際には、改札口番号を覚えていた方が便利&確実。ロッテホテルは比較的高いホテルなので、地上からでも位置は確認できるものの、周辺の路地は碁盤の目状態ではないため、路地をクネクネしている間に迷子になってしまう可能性大。
ロッテホテルは四面のド真中に位置する。四面で遊ぶ場合には便利であることもちろん、地下鉄のジャンクションになっているので、南浦洞方面、東菜方面、海雲台方面、どこに向かう場合も地下鉄のアクセスはいい。釜山で時間が限られていて、かつ、いろんなところを地下鉄利用で行ってみたい人にとっては、四面はいい拠点になると思える。
最後に、オバや従姉妹との楽しい時間を過ごせたことに感謝♪
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