2009/12/23 - 2009/12/23
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Yattokame!さん
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ツアー3日目。今日はセビリアの街を散策します。
昨日のミハス村に引き続き、今日も引き続き天気に恵まれました。セビリアでツアー一行は、まず最初にスペイン広場を訪れました。20分程度の短い見学でしたので、一同いい写真を撮るため忙しく動き回ります(笑)
その後バスでサンタ・クルス街へ移動し、迷路のような旧ユダヤ人居住区をうろうろ。ここもシーズンは大勢の人でにぎわうのでしょうが、冬のこの日はひっそりとしていてその静謐の町並みに旅情を掻き立てられました。年末のスペインは寒くて雨も降るので旅行向きではないかもしれませんが、落ち着いた風情の町中の散歩を楽しむには、こういう時期もいいかもしれません。
そして最後に一行はカテドラルへ。巨大なバロックの空間に圧倒されました。
その後昼食をカテドラル近くでとって、この日のツアーは終了。一行はセビリアの空港に移動して、ブエリングでバルセロナに向かいました。
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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ツアー一行はバスに乗ってホテルから移動し、スペイン広場に到着しました。
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イチオシ
スペイン広場は、1929年に開催されたイベロ・アメリカ博覧会の会場として造られたところで、広場を取り囲む半円形の建物が印象的です。
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スペイン広場のひとコマ。
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スペイン広場には運河(Canal)が設けられており、そこには4つの橋が架かっています。それぞれの橋は、スペインを構成する、カスティーリャ、レオン、アラゴン、ナバラの4つの王国を表しているそうです。
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スペイン広場に架かる橋の欄干は、このように見事な陶器でできていました。
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サンタ・クルス街へ移動しました。冬の街はひっそりとしていました。
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道の角にはこのようなモニュメントがありました。描かれているのは聖女のようですが、誰でしょうかねえ。
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サンタ・クルス街のバル。吊り下がる生ハムが、いかにもスペインという感じです。
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サンタ・クルス街では、しばらく自由散策となりました。街の中を少しうろうろしてみようと思います。
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ここにも宗教のモニュメントがありました。今度はマリア像ですね。
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スペイン語、アラビア語、ヘブライ語でなにか書かれていました(Giraldaとあるのでヒラルダの塔のことでしょうかね)。この街の歴史を象徴するかのようなタイル画です。
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サンタ・クルス街の街角。
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サンタ・クルス街のお店の飾り。この街では、タイル装飾を良く見かけました。
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サンタ・クルス街の街角。ヒラルダの塔が見えます。
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サンタ・クルス街のお店その2。
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サンタ・クルス街のひとコマ。
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サンタ・クルス街は、かつてユダヤ人の居住区だったところです。街の中に、それを示す「JUDELIA」という文字が見えました。
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今度はサンタ・クルス街から、カテドラルを目指します。
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ヒラルダの塔が見えてきました。
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イチオシ
ヒラルダの塔は、もともとタイファ諸国のひとつセビーリャ王国の時代、12世紀に建てられた大モスクのミナレットでした。16世紀に鐘楼が追加され現在の形になりました。イスラームとキリスト教の文化が違和感なく融合しています。
【ミナレット】
町中に向かって礼拝の時間を告げ、モスクに集まるよう呼びかけるために使われた尖塔のことです。
【タイファ】
コルドバの後ウマイヤ朝滅亡後スペイン各地に分立したイスラーム諸王国のことです。 -
カテドラル前の広場の風景です。右手にインディアス古文書館が見え、さらに奥にアルカサルが見えます。今回は時間の関係で、これらはパスです。
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カテドラルの入り口に来ました。入り口の前には、ヒラルダの塔のてっぺんに載っている風見と同じものが置かれていました。下から見ると小さく見える風見ですが、こうしてみると大きいですね。
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カテドラルの内部です。ゴシックの巨大な柱の森に圧倒されます。
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内陣の壁の装飾。
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カテドラルの天井。
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イチオシ
中央礼拝堂を飾る彫刻。キリストと聖母マリアの生涯を表しています。下から眺めたときに同じ大きさに見えるよう、上に行くほど人物像が大きくなっているそうです。
その過剰なまでの彫刻の嵐に、メキシコのウルトラバロックの原型を見る思いがしました。
【メキシコのウルトラバロック】
http://4travel.jp/traveler/yattokame/album/10420007/ -
建物を一度出て、オレンジの中庭から大聖堂を見上げてみました。
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オレンジの中庭から見た、免罪の門です。柱のアーチや壁の装飾にムデハル様式が見られ、セビリアのカテドラルにもイスラームの影響が残っていることが伺えます。
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再び大聖堂の中に入りました。
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カテドラルの中のサン・アントニオ礼拝堂に入りました。写真は、礼拝堂を飾るステンドグラスです。中央にヒダルダの塔の絵が見えます。
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サン・アントニオ礼拝堂に置かれたマリア像。
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サン・アントニオ礼拝堂の壁面を飾るムリーリョの「サン・アントニオの礼拝」です。
右下がサン・アントニオですが、よ〜く見ると周囲に切り取られた跡があります。昔盗人が切り取って持ち去ってしまい、その後発見されて修復されたそうです。サン・アントニオにお祈りすると忘れ物が出てくるそうですが、自らも元のところに戻ってきたということでしょうか。 -
身廊の東端を飾るバラ窓のステンドグラスとキリストの磔刑像。
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コロンブスの棺です。棺を担ぐ4人は、カスティーリャ、レオン、アラゴン、ナバラの4王国を表しています。手前の人物の足元を見ると、槍に突き刺さったざくろが。スペイン語では、ザクロのことをグラナダと言います。槍に刺さったザクロ=征服されたグラナダ。つまり、コロンブスが新大陸を発見した1492年にレコンキスタが終了したことを意味しています。
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カテドラルを一通り巡った後、ツアーはフリータイムとなりました。
これを利用してヒラルダの塔に登ってみました。ヒラルダの塔は、先ほど述べたように元々イスラームのミナレットとして建てられ、礼拝の呼びかけに利用されました。イスラムの礼拝は1日5回。呼びかけ役の人は1日5回も自分の足で高い塔に登るのは面倒・・・。というわけで、毎回馬に乗って塔を登ったそうです。そのため、ヒダルダの塔の内部は、馬が通れるように階段ではなく、坂道になっています。 -
塔のてっぺんには、このように鐘が沢山吊るされていました。
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ヒラルダの塔を降りる途中、開いていた窓から見た大聖堂です。建物を支える飛び梁の「ごてごて感」が気に入って、一枚撮りました。
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カテドラルの門に施された彫刻です。ここにもイスラームの装飾の影響が見られます。
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カテドラルから出てきました。これから昼食を食べに行きます。
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ヒダルダの塔はどこから見ても絵になって、つい写真を撮ってしまいます。
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昼食をとったレストランです。ハマム(イスラームの浴場)だったところをレストランに改造したそうです。
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レストランの近くにあった建物です。表面にはなにやらぶつぶつが・・・。
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ぶつぶつの正体は、ライオンの顔でした〜。
このあと一向はバスに乗って空港に移動し、バルセロナに向かいました。 -
(おまけ)前夜に見たフラメンコショーの写真です。
踊り子さんはお客に静かにされるより歓声をもらったほうが興が乗っていい踊りを見せるのよというので、ツアー一同は「律儀に」大声援を送りました。劇場には、フラメンコを勉強中と思しきローカルの若い女の子もいて、舞台を見ていましたが、異邦人が送る大歓声に少々引き気味だったこともここに記しておきます(笑) -
フラメンコショーには男のダンサーも登場しました。男のフラメンコは、激しいステップが特徴で、踊りが最高潮に達したときのステップは、どうやったらそんなに足をさばけるのというくらいのすごさで見ものでした。
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