モロッコのはなし　フェズ

2010/02/20 - 2010/02/22

砂漠を抜けて、フェズに到着したのは日もとっぷり暮れた頃。
新市街に宿を取り一息ついたものの
翌日からまた本格的な雨ふり…。

エリア フェズ(モロッコ)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス

メディナに入ってすぐにブーイナニア・マドラサを
見つけました。

14世紀に建てられたという神学校です。

片隅でねこたちも雨宿り。
寒いね。

漆喰や木の扉に施された彫刻が見事。
イスラム建築の芸術性の高さをあらためて
思い知らされたという感じ。

きっと何かありがたいお言葉なのだろうなあ。

何人くらいの人達が集まっていたのでしょうか。
２階は神学生たちが生活する部屋だそうです。
上がることはできませんでしたが。

鶏屋さんの風景。

不思議な形の楽器が売られていました。
どうやって奏でるのかな。

名も無き食堂で食べたお昼ご飯。
空豆のトマト煮、レンズ豆のトマト煮
小鯵フライ（揚げたて！）

ハンサムなおじいさんと、娘か嫁と思われる女性とで
切り盛りしていました。
とってもとってもおいしくて、カフェオレも頂いて
２人で33DH。

回りの商店の人達も次々にテイクアウト用サンドイッチ
を買いに来ていました。

高い塀のむこうからブーゲンビリアがこぼれていました。

モロッコはブーゲンビリアやハイビスカスが咲いて
いるかと思えば竹が生えていたり
その横にサボテンが茂っていたり
植物のバランスが不思議でした。

カラウィンモスクへ。
中には入れませんが、入り口付近からでも
神聖な雰囲気を感じ取ることができました。

モロッコでは非ムスリムが入れるモスクが
ほとんどないのが残念です。

美しいタイル細工。

メディナを真っ直ぐ抜けると、見晴らしのいい場所に
出ました。
小さな丘は墓地になっていて、その上からはメディナが
一望できます。
雨も止んで暖かくなってきました。

ゆっくりと歩くおじいさんとロバ。

おじいさんがロバに合わせているのか
ロバがおじいさんに合わせているのか
長年連れ添った二人の息がぴったりなのか。

シリア・アレッポの旧市街を思わせる静かな細道。

メインストリートとはまったく違った時間の流れ方を
感じました。

そろそろお腹が空く時間。
辛抱強く待っていれば何かもらえるかな…

選挙運動でしょうか。
他にもオリーブの枝や鳥などの絵もありました。

識字率が低い所では、党の名前が読めずに投票できない
ことのないよう、文字ではなく誰にでも分かるような
イラストで表すという話を聞いたことがあります。

メディナ内の路地を入ったところにあるカフェでお茶。
フランス人オーナーと地元の若者たちが楽しそうに
盛り上げているお店でした。
２階の吹き抜けから１回を見下ろしたアングルです。
まかない中。
いい匂い。

猫に愛される男。
そこらにいた猫みんなが彼に付いて行ってしまいました。
ハメルンの笛吹きを彷彿。

秘訣を教えてほしいわ。