2007/09 - 2007/09
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周南市の瀬戸内海に浮かぶ、大津(おおつ)島。
ここはかつて(1937年〜)、日本海軍の魚雷発射試験場が建設され、
太平洋戦争末期には、「天を回らし、戦局を逆転させる」という願いのもと
開発された 人間魚雷、回天の発射訓練基地があった島。
“回天”については、ドラマ「僕たちの戦争」等を通じて深く知り、山口を訪れたのを機に、足を延ばしました。
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瀬戸内海
大津島へは、JR徳山駅すぐの港から高速船で。
心地いい風と、澄みわたる多島海。 -
大津島
島に到着。
細長い島なので、島内いくつかの港を経由。 -
大津島・馬島港
“回天”に関する遺構・施設から最も近い、馬島港で下船。
写真は馬島の集落、
なぜ“馬島”と、名に島がつくかというと、かつては独立した島だったのだそう。 -
馬島港の周辺一帯が、兵舎や整備工場等を含め、
かつて基地があったエリア。
写真は、小学校の敷地内に残る、旧変電所。 -
大津島
周辺は、かつて基地があったとは思えない
実に長閑な空間。 -
そして、まず向かったのは
丘の上に建つ‘回天記念館’。 -
回天記念館
回天の模型や、隊員の遺品などが展示されている館内。
特に見入ったのは、隊員が出撃前に、家族等へむけて残したメッセージや手紙。
中でも、「私は今、私の青春のまひる前を、私の国に捧げる。」という言葉は、深く印象に残りました。 -
回天記念館
また、訓練中の事故で亡くなった方も多いという事実にも、胸が痛くなりました。
こうした先人方の‘想い’を目の当たりにし、ただただ思ったのは、もう二度と同じ状況をつくり出してはいけない・繰り返してはいけない、ということでした。 -
回天記念館
館内には、往時を詳しく知る館長さんの姿も。
丁寧な説明をしてくださる、貴重な伝承人の館長さん。「平和教育に尽くす」とおっしゃっていました。 -
続いて向かったのは、
海に浮かぶ、回天発射試験場跡。
往時のまま残るトンネルの先にあります。
トンネル内には写真が展示されているほか、
回天運搬用の軌道跡も。 -
トンネルを抜けると、
回天発射試験場跡。
かつて、全国に4箇所あった回天訓練施設、
そのうち、大津島基地が最も早く開設されたとともに、往時の施設が現存しているのは唯一、この島だけだそう。 -
回天発射試験場跡
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回天発射試験場跡
錆びた部分は、回天昇降用クレーン跡。 -
回天発射試験場跡
貴重な戦争遺構
補強が施され、外壁等が割としっかりした
姿で残っていました。 -
回天発射試験場跡
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回天発射試験場跡
穏やかな入り江に残る遺構、
現在は、釣り人が集う場所にもなっているようです。 -
馬島の集落
帰りの船の時間まで、少し島内を散策。 -
大津島
馬島地区 -
大津島
高台からは、青く広がる瀬戸内海を一望。 -
大津島
馬島地区 -
大津島
馬島集落 -
大津島
のどかな島の道。 -
大津島
当てもなく、島の奥へと歩いていると、
眼下には、回天発射試験場跡。 -
大津島
広がる“多島美”、その中に佇む違和感ある建物‥‥
悲しい過去がつくり出した その景色を、
しばらくじっと眺めていました。 -
大津島
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大津島
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大津島
煌く海と回天発射試験場跡 -
大津島
島の情緒に身をまかせ、のんびりしていると
既に船が出航していて‥‥
仕方なく、港で次の船を待っていると、
ちょっと無愛想な島の住人が、
ゆっくり流れる待ち時間をうめてくれました。
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