10冬　一泊二日の“美味しい”旅　＠熱海

2010/01/18 - 2010/01/19

何度目かの熱海ですが、今回はいつもの宿ではなく、新しい宿にチャレンジ・・・と思ったのですが、宿に関しては残念な結果に。。。
でも、いつもの通り、“食”に関しては期待通りの美味しい旅になりました♪
う〜ん、こうやって見ると、ホントに食べてばかりだった。。。^^;;

エリア 熱海(静岡)

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

熱海駅に到着して、まずは腹ごしらえ♪
ツレが前回行って大絶賛！今回も絶対に行きたいと主張していた『海幸楽膳　釜つる』で定食ランチ。ここは釜鶴という老舗の干物屋さんの干物が頂けるお店で、お昼時には行列になるというので、開店時間に合わせて（？！）熱海到着。。。

店内は全席カウンターのこじんまりとした感じ。
私達は運よくちょうど焼き場の正面だったので、干物たちがジワジワと脂の汗をかきながら火を入れられていく過程が目の前で見れることに。おかげでこちらの食欲も増進されるし、期待は高まる一方！
腹ペコ度もＭＡＸに…！

ひもの定食：2,100円
（ごはん／お味噌汁／鯵、かますの干物／小鉢2点／サラダ／香の物）
やはり干物はサスガ干物屋さん直営だけあって期待通り！目の前で焼かれているときからぽとぽと落ちていく脂を見ていて予想はしていたけど、あれだけ落ちたであろうに、脂は素晴らしい乗り具合。身も締まってプリップリで肉厚。文句なしです♪
余談ですが、小鉢のもずくが太くて食べ応えがあり、意外に気に入りました。

伊豆金丼：2,100円
（しらす丼／金目の干物丼／金目の煮付け丼／お味噌汁／香の物）
こちらのお店にはもう一つ「五代目丼」（アジのたたき丼／あじの干物丼／桜エビ丼）〈＠1,500円〉というのもあるのですが、金目に惹かれてこちらを選択。
金目の煮付け丼の金目は甘めのお味で私好み。少々濃い目でしたが、丼になっているのでご飯に浸みて程よい感じに中和されていました。お魚がちょっと小ぶりなのが残念。もう少し食べたかったな〜♪（笑）
しらす丼は、しらすがご飯と同じくらいの厚さかぶさっていてビックリ！生姜が効いてたので飽きずにサッパリ頂けました。

駅に向かう途中、釜鶴本店の前を通りかかったのでパチリ。

駅前商店街に戻って、杉養蜂園のソフトクリームで食後のデザート♪
このお店は軽井沢とか箱根とか観光地で最近よく見かけますが、ここのソフトはほんのり蜂蜜味がして美味しいです。

駅前からホテルの送迎バスに乗って、今回の宿泊地「ホテルニューアカオ」へ。。。
…実は、この時点でツレの大失態が発覚…。本当は同系列でお隣の「ロイヤルウィング」に宿泊するつもりで来ていたのですが、手違いでこちらを予約していたのが分かりガックリ…。
でも今更しょうがないし、お風呂は両館とも入浴可能ということなので、まぁヨシとしよう。。。

これが本来宿泊する予定だった、お隣にそびえ立つ「ロイヤルウィング」です…。^^;;

お部屋に入って、窓からの景色を見てたら･･･早速事件勃発。。。
な、な、なんとお部屋の窓が開いたままで閉まらないっっっ！！！
この真冬に窓が閉まらなきゃ凍え死ぬだろっ！と急いで電話で修理を依頼。お部屋が移動になるかもと荷物も解かず待っていると、ホテルの人と工具をもったオジさんがやってきた。とりあえず開け閉めは不可という応急処置（要は閉めて固定…）で、部屋の交換もなく修理完了。。。^^;;

気を取り直して、お風呂へ。
露天風呂は、小さいながらも景色がよくて雰囲気もよくて、合格点！チェックインしてすぐに入ったので、まだあまり入浴する人もいなかったのか、恐らく一番風呂で専用風呂♪

洗い場も石造りで趣きあり☆です。イスまで石なのにはオドロキ。
が、なにぶん真冬のこの季節にはさすがに冷たいかも（苦笑）。。。

ホテルの最下階にあるので、エレベータを下りてからもズンズンと歩いて下りて行くのですが、その甲斐あって数ｍ先には“海・海・海”！！！
ザッパ〜ンと波打つ海が目前に迫っています。
何度も言うようですが、この時期には少々（だいぶ？）凍える状況ではありますが、お湯に浸かれば体は温かいです♪（温泉ですから…笑）
その他の大浴場は、う〜ん、特筆すべきことはなし…かな。

お風呂の後は夕食。ディナーショーなるものが開催されるらしく、2時間ほどの交替制。浴衣・スリッパはご遠慮くださいとのこと。セミフフォーマルの方々も結構いらっしゃいます。年配のご夫婦、家族連れや年配のグループというのが大半で、若め（？）の女性二人組という我々はちょっと浮いている存在…？という雰囲気です。。。

まずは前菜。
熱海だけあって、海の幸満載です。

つづいて海鮮鍋。
和風のお出汁でほっとします。最後には蟹のスープが浸み出して、全部飲みたい衝動に駆られました。。。

お造り。伊豆の海の幸。
量は控えめですが、海老と金目、どちらも大ぶりで食べ応えありです。

あんかけ茶碗蒸しと茶蕎麦。
ここで茶蕎麦？と度肝を抜かれましたが、意外に口がさっぱりしました。フレンチで言う“お口直し”でしょうか。

ここにきて、ようやくメインのビーフシチュー。
お肉がホロホロッと柔らかく、口の中でとろけていくようでした。ソースも見た目ほど脂っこくなく、既に腹八分に近かったのですが、先程の茶蕎麦のおかげか、ペロリと頂けました。

最後にご飯とお味噌汁、香の物。
赤だしは苦手なのでお味噌汁はお手上げですが、ご飯はワカメとじゃこのふりかけがかかってて、美味しく頂いちゃいました。やはり日本人、シメにはご飯ですね〜。

ディナーショーは、オーストラリア出身（たしか…）の4名によるバンド演奏でした。日本の歌謡曲を交えたり、観客席まで下りてきたりとサービス精神旺盛なメンバー。観客の皆さんも結構盛り上がっていました。

デザート。。。
…ちょっと残念な感じの一皿でした。^^;;

朝食は和洋折衷のブッフェスタイル。
まずは洋食。。。私はホテルの朝食のスクランブルエッグが大好きなのです♪

次は和食スタイルで。（食べ過ぎだって…^^;;）
さすが熱海、鯵の干物はまるまる一匹です。
肉じゃがは大ぶりのじゃがいもがゴロゴロと入っていて美味しかったです。

チェックアウトをしてホテルを出発。
今日も快晴♪海の色がきれいなブルーです。気持ちがいいので中心地まで歩いて行くことに。

行きは送迎バスで来たので気付かなかったのですが、このトンネル、何気に“有形文化財”だったそうです。
人力による手掘りによって建設された石積工法で、113ｍ、幅員4.1ｍ。
2002年に国の有形文化財に登録されたとのこと。

1910年（明治43年）に開通してから現在まで、歩道の付け加えがされた程度で、建設当時の面影をそのまま残して景観を保っているそう。
中の照明もランプ風でレトロな雰囲気、しばしの間タイムスリップした気分になれます。

さて、今回の目的、2つ目。『スコット』です♪
熱海に来ると、ついつい来てしまうお気に入りの一店です。
ここも行列になる前に到着！一番乗りでした。

私は今回はハンバーグステーキ。
以前は「先着10名（くらい？）」だったと思うんだけど、その表記が今回は見当たらず…？ま、どうせ一番乗りだし、気にせずハンバーグを注文。

何度食べても美味しい♪お肉は柔らかめなんだけど、ひとたびナイフを入れると、じゅわ〜と肉汁が湧き出してくる・くる・くる〜！！！
そしてソースのデミグラスがまた美味♪至福のヒトトキ…思わず顔が笑っちゃいます。
ここはビーフシチューやタンシチューも美味しいんですよね〜。

ツレは季節限定の的矢牡蠣のフライ。
思ったより量が多くてビックリしたけど、カリッ！ふわっ！ジュワ〜！タルタルソースも美味しかったです♪
ツレもペロリと平らげていました。

ここはライスorパンは別注文。パンだとバターロールが2つなので、ツレと1つずつということで、パンも注文。バターはホテルで出てくようなコロコロとした可愛いシェイプになっています♪

腹ごなしに海岸通りをぶらぶら歩いて、前から気になっていたロールケーキ屋さんへ。

今回の目的、3つ目。
伊豆へ行く際、熱海は車でよく通るのですが、そのたびに“ロールケーキ専門店”という文句が気になってたこのお店。熱海サンビーチを抜けて有料道路入り口の近くにあるこのお店。でも駐車場が見当たらないので寄ったことがなくて、今回は満を持して来店です！

しかし、まだお昼過ぎにもかかわらず、カットはいくつか種類があったのですが、ホールは2種類しか残っておらず、ガッカリ。。。
意外に細めなので、カットだと1ピースが小ぶりです。お土産にするつもりだったのでホールがよかった我々は、選択肢があまりない中、今回はメープルロールをチョイス。
生地はふわふわ＆もちもちで、クリームも甘さ控えめ。決して華美ではないけど、堅実でシンプルなロールケーキでした。

最後は駅前の商店街の籠清でかまぼこのお土産。
この「切り出し蒲鉾」は季節によって絵柄が異なるので、伊豆・箱根方面に出掛けると毎回買ってしまう一品です。

切った感じです。
1月の今回は“椿”です。他にも、小田原の梅林が満開の季節には“梅”、春には“桜”、紅葉の季節には“もみじ”…等、とてもきれいです。
もう一つは“いかすみ”です。ちなみに歯は黒くなりません。（笑）

やはり、食でまとめられた旅行でした。^-^b