2010/01/17 - 2010/01/17
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GOTOCHANさん
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2010年の滝めぐりの始動は2009年と同じく九州の滝からとなりました。福岡で所用があり、新幹線を使えば日帰り可能でしたがせっかくの機会なので佐賀県唐津市にある2つの百選滝めぐりをしてきました。
最初は旧七山町にある観音の滝です。観音の滝周辺は大小個性的な滝のある美しい渓谷で、遊歩道も整備されています。百選滝に選ばれた観音の滝は落差40mで、水量豊富な豪快な滝でした。
観音の滝滝見難易度:1、狭霧の滝滝見難易度:2、白竜の滝滝見難易度:2、白絹の滝滝見難易度:2
参考 滝見難易度0:道路から見える、1:片道徒歩5分以内、2:片道徒歩15分以内、3:片道徒歩30分以内、4:片道徒歩1時間以内、5:片道徒歩2時間以内、6:片道徒歩2時間以上もしくは2時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。
注意 滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
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宿泊している福岡から福岡前原道路、県道12号線で長野峠を越えて佐賀県に入ります。長野峠では数日前までの寒波のもたらした積雪が残っており国道323号線に入ると観音の滝の案内がありそれに従って行くと迷うことなく行くことができます。坂道を登っていき観音の滝第一駐車場に車を停めました。広い駐車場にはたった2台だけ。
道路を挟んだ場所に石碑がありました。 -
この看板のところから遊歩道にはいります。
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遊歩道から見える観音大橋。2002年10月完成のRCアーチ橋です。
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遊歩道の急な下り坂を歩くとすぐに観音の滝があります。駐車場まで轟音が聞こえていたのである程度想像はしていましたが、なかなかの迫力です。
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観音の滝へと近づく遊歩道の行き止まりには生目観音が祀ってあります。この淵で目を洗うと眼病が治ると伝えられています。その伝説とは以下の通りです。
『文禄元年(1592年)に豊臣秀吉は肥前の名護屋城へ来て、自ら朝鮮へ向う将士の指揮に当たったが、秀吉の名護屋陣中、身の回りの世話をしたのは、名護屋越前守経述の妹の「広」であった。
「広」は美人で気だてもやさしかったので、秀吉に可愛がられ、「広沢局(ひろさわのつぼね)」と呼ばれた。
「広沢局」は、文禄3年(1594年)2月に眼病をわずらい、治らなかったので、5月七山御滝川を訪れて、福聚院の観音菩薩に21日間、眼病平癒の願をかけたところ快癒したと伝えられている。
その観音様が「滝の観音」であって、今もその御分霊が「広沢局」にゆかりのある名護屋城山里丸の「広沢寺」にまつられている。
滝壺の近くに人間の目のようなくぼみがあって、そこに生目観音がまつってあり、その水を汲んで供え、また、その水で眼を洗うと眼病がよくなると言われている。』 -
観音の滝に来たのはお昼前でしたが、この日は雲ひとつない快晴で、まともに逆光でした。
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スローシャッターで撮影するとこんな写真になります…
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離れた場所から撮影すると飛沫の影響がなくなり多少はマシです。
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観音の滝の下流に展望所があり、石碑があります。
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石碑のある場所(展望所)から見た観音の滝。
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滝壺付近の水煙が滝の激しさを物語っています。
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観音の滝から下流へ渓谷沿いに遊歩道が整備されています。いくつかの滝や淵を見ることができます。
展望所の下流にあるのがこがくれの淵です。両岸が切り立った岩で川幅が狭くなったところにあり、木々が淵の上に覆いかぶさるようになっており、快晴の昼間でもかなり薄暗いところです。 -
狭霧(さぎり)の滝。
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遊歩道を進んでいると東屋が見えてきました。
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遊歩道沿いにある滝や淵にはこの木の標識があります。
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東屋のところにある静寂(しじま)の淵。
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静寂(しじま)の淵上流の無名の連瀑。
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静寂(しじま)の淵の下流に橋が架かっており、渡ったところの岩に文字が刻まれています。。「偲神宮功后」と読めますが、詩でしょうか?
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白竜の滝。先ほどの詩らしきものは、滝の上の橋の右の岩に刻まれていました。
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白竜の滝。
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滝名の標識にサギソウの花らしきものが…姫路市の市花がサギソウなのでちょっと親近感があります。旧七山町の湿原に自生しているそうです。
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奥梅豆羅(おくめずら)の淵。
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奥梅豆羅(おくめずら)の淵の石碑。
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奥梅豆羅(おくめずら)の淵のそばにある岩に文字が刻まれた石がはめ込まれています。
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渓谷の案内図。
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渓谷の遊歩道マップ。
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白絹の滝。この渓谷には名の付いた滝が4つありますが、いずれも個性的な滝でした。
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白絹の滝の下流。流れは玄界灘へと続いています。
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白絹の滝のすぐ下流部に架かる桑月の橋。ここはこの渓谷の遊歩道の終点になります。この地点からの最寄の駐車場が第二駐車場です。観音の滝だけを見るのなら第一駐車場が近くて便利ですが、渓谷沿いの遊歩道を散策するなら第二駐車場から遊歩道に入り渓谷を上流に遡るのがお薦めです。
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白絹の滝からは道路を歩いて第一駐車場に戻ることもできますが、来た遊歩道を戻りました。観音の滝の展望所まで戻った時、滝の前に佇む僧侶がおられました。
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お経でも唱えておられるのでしょうか?
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渓谷マップによると名前の付いた滝と淵はそれぞれ4つづつで交互に現れます。最後のひとつが観音の滝の上流にある清めの淵です。そこで観音堂へ。
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観音堂へ入ると観音の滝の滝口の側を通ります。
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正面が清めの淵です。左が観音堂の福聚院。ここに広沢局は21日間願をかけて眼病が治癒したということです。
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清めの淵。
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清めの淵の下流。この先が観音の滝です。遠く、観音大橋も見えます。
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清めの淵の上流。本州では大きな滝の上流というと大体人が入れないような山の中ですが、九州ではこのようにごくありふれた風景が続いています。なんか調子が狂いますね。
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締めは観音大橋からの観音の滝の全景です。観音大橋は観音の滝を見るために建設された橋と言っても過言ではなさそうです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- JOECOOLさん 2010/01/28 02:02:33
- お坊さんと観音の滝!
- こんばんは!
2010年の最初は佐賀県でしたか!
それにしても、観音の滝でのお坊さんは偶然とはいえ見事にハマっていますね。
九州の滝はそれぞれ個性があってなかなかイイですよね〜。
勝手ながらTBさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。
by JOECOOL
- GOTOCHANさん からの返信 2010/01/28 17:41:26
- RE: お坊さんと観音の滝!
- こんにちは。
> こんばんは!
> 2010年の最初は佐賀県でしたか!
昨年も滝始めは九州でした。全く同じ週末。どういうわけかこの週に毎年福岡で偶然用事ができるんですよね。佐賀県=滝のイメージが湧きにくいのですが、どちらも水量豊富ですね。
> それにしても、観音の滝でのお坊さんは偶然とはいえ見事にハマっていますね。
なかなか絵になっていましたよ。
> 勝手ながらTBさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。
こちらこそお願いします。
GOTOCHAN
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