『７泊９日イギリス一人旅』　（６）スランゴスレン　＆　ストラトフォード・アポン･エイボン

1998/07/01 - 1998/07/01

英国観光の外国人たちと一緒の４日間の旅。今日はその最終日。更に南下して英国西部のウエールズ地方に始めて入る。小さな町Llangollen（ウエールズ語でスランゴスレンと言う）に立ち寄る。夏には音楽祭が開かれる町。

その後はシェークスピア・カントリーとも言われるストラトフォード･アポン･エイボンを訪問。そして４日ぶりにロンドンに帰り解散。また皆さんそれぞ
れの旅が始まる。
写真はエイボン川の恋人達。
このツアーも含め８日間の英国旅行は私の拙いHPでも紹介しています。
http://travelingmaki.kilo.jp/newpage26.html

エリア ストラトフォードアポンエイボン(イギリス)

ツアー４日目のスタート。実は今朝はBritish
Airways　Hollidayのバスが変わっていた。
今日はこのツアーのリカード社のボルボ製の大
型バスだ。と言うのも今まで一緒だった１０名
ほどはバスごとフェリーでアイルランドのダブ
リンに向っていた。

我々は少し遅くそれでも８時にはチェスターを
出発。更に南下してウエールズ地方に入る。
４０分も走るとバスは一旦停車。何事かと思え
ば写真スポットと言う。

日本と違って滑らか嶺の山々。これがウエー
ルズ地方の特徴だろうか。我々の観光バスが
走って来た上の丘からは真っ白な羊達がかけ
て来る。一方下の斜面には牛達が悠然と草を
食む姿。誠にのんびりした風景ではある。

９時１０分にはバスはスランゴスレンに到着
した。１０時までのひと時この小さな町での
自由時間。北海道からのK夫妻はアイルラン
ド組に入っていた。
のどかな朝の町でまだ人通りはほとんどない。

私はF氏と二人でいつしか大きな橋の上に出
ていた。橋の下はゆったりした川の流れ。
緑に覆われたなだらかな丘の斜面。
この川は昨日チェスター市を流れていたディ
ｰ川の上流になる。川幅も狭くなっているが
恐らく４０キロとは離れていない。

もう一方にはレールが走っており貨車と駅
舎らしい建物が見える。貨車の後には足を
上げた猫らしいマンガ風の絵が描かれている。
絵の上には「田舎者がウエルカムと言ってい
る」そして下には『スランゴスレン鉄道』と
読める。

１０時過ぎにスランゴスレンを出て１２時に
はイングランドのストラトフォード･アポン･
エイボンに着く。ここは最近人気のあるコッ
ツウォルズ地方の北端に位置している。
写真の茅葺の家はシェークスピア夫人のアン･
ハサウエーの実家である。これは徐行するバ
スからのスナップ･ショット。
実は私は２０年前に来た時に寄っている。

ストラトフォードのメインストリートとも言
うべきヘンリー通りに面したシェｰクスピア
の家。４３０年ほど前の家が修復されながら
立派に建っている。単に１６世紀の建築物と
して見ても立派である。
このツアーの丁度２０年前、１９７８年に初
めて英国に出張で来た折ここへやって来た。
その意味では大変懐かしい再訪である。

シェｰクスピア邸内ではガイドではなく今日か
ら変った運転手がそのまま案内してくれた。
写真は裏庭である。観光客も多い。

シェークスピアの中庭で運転手の案内が終わ
るとあとは自由行動になった。次ぎの集合は
３時にバスに戻る事。
私はF氏と２０年前を思い出しながら街を歩
く。お昼はコーヒー･ショップに寄った。

エイボン川にはたくさんの鴨や白鳥が泳いで
いる。カラフルな水上観光船が何隻も停泊し
ている。絵になる風景。

写真はヘンリー通り。左手すぐにシェークスピアの家がある。２０年前のことを思うと少し道巾が広くなったような氣がする。店も観光客も増えている。
３時過ぎにはバスは出発、夕方５時過ぎには４日ぶりのロンドンに無事戻った。バスのリカード社の前で日本の方はもちろんアメリカの方達とも握手をして別れを惜しんだ。
この旅記録の活字版は以下のホームページで紹介しています。
http://travelingmaki.kilo.jp/newpage53.html
　　　　　2020年11月1日　　　Ｙｏｓｈｉｔｏ　Ｍａｋｉ