2009/06/20 - 2009/07/19
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nobwooさん
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【6/20 土】関空ー>香港
【6/21 日】香港観光
【6/22 月】香港観光 中国観光ビザ申請
【6/23 火】香港ー>広州ー>衡陽
【6/24 水】衡陽ー>長沙
【6/25 木】衡山観光
【6/26 金】長沙観光
【6/27 土】長沙観光
【6/28 日】長沙ー>張家界
【6/29 月】張家界風景区観光
【6/30 火】張家界風景区観光
【7/ 1 水】張家界天門山観光
【7/ 2 木】張家界宝峰湖観光
【7/ 3 金】張家界風景区観光
【7/ 4 土】張家界風景区観光
【7/ 5 日】張家界ー>鳳凰
【7/ 6 月】鳳凰観光
【7/ 7 火】鳳凰ー>懐化
【7/ 8 水】懐化ー>三江
【7/ 9 木】三江観光
【7/10 金】三江ー>柳州
【7/11 土】柳州観光
【7/12 日】柳州ー>南寧
【7/13 月】南寧観光
【7/14 火】南寧ー>肇慶
【7/15 水】肇慶観光
【7/16 木】肇慶観光
【7/17 金】肇慶ー>マカオー>香港
【7/18 土】香港観光
【7/19 日】香港ー>関空
概要
香港往復航空券で湖南省を中心に広西チワン族自治省と広東省に行ってきました。中国内の移動は鉄道とバスです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- エアインディア
-
7月13日(月)
駅前の食堂で米粉麺を食べて5元を支払と紙幣が破れているから別の紙幣と交換してくれという。中国ではよくあることだ。たしかに破れて一部なくなっているので交換して別の紙幣を差し出した。そうしたら中央の折り目部分が少し破れているからダメだという。もう一度、別の紙幣を差し出すと、これも中央の折り目部分が少し破れているからダメだという。中国の低額紙幣はボロボロの紙幣が多い、そんなことを言っていたら受け取れる紙幣はほとんどない。頭にきて100元札で支払うと今度はお釣りがないからさっきの少し中央が破れている5元札で欲しいと言う。支払でここまで嫌な思いをしたのは初めてだ。
ホテルに戻りフロントで南寧の観光場所を訊くと服務員(従業員)の態度が非常に悪い。こんなに悪い態度の従業員は中国で初めてだ。人をバカにしたような態度で話し中にもかかわらず平気で別のことを始める。フロントにいる従業員何人かに訊いてみたが皆同じような態度である。なんというのかある意味ここ南寧は広西チワン族自治省の省会であり少し都会でまわりの町が田舎なので南寧から他の大都市に行ったことがないような人が南寧は大都市と錯覚してまわりの田舎から出てきた人間をバカにしているようなかんじだ。街のことをたずねると、なんだこんなことも知らないのかというふうな態度である。 -
とりあえずバス停まで行ってみると清秀山大門行きというバスがあったのでそれに乗って清秀山公園まで行った。ここは柳州で買った地図に紹介されていた広西チワン族自治省の観光名所らしい。入園料は15元でお金を支払うとここでもまた紙幣が破れているから別の紙幣と交換してくれと言われた。中に入ると少数民族の像があり民族ごとに違った服装をしていて全部で20くらいある。チケットの裏に書かれてある地図を頼りに歩くと中国一長い回廊というのがあった。中国ではなんでも一番が大好きだ。長い回廊は屋根や床やベンチなどすべてが竹で作製されておりたしかに長い。歩くと10分くらいはかかると思う。
公園内の池では、すごい数の鯉?がいて餌を投げ込むと一斉に集まってくる。なんかもう泳いでいるというより鯉の上に鯉が乗っかっているような感じだ。
この公園は広くて一周するのに3時間くらいかかった。今日は日差しが強くここ南寧では昼近くなると太陽が真上に来て日陰がほとんどなくなる。汗だくになって、日焼けで腕もまっ黒になった。いちおう日焼け止めは塗っていたので痛くはならなかった。 -
清秀山公園を出てバスに乗り広西チワン族博物館に行った。民族広場でバスを降りて博物館に到着すると週一休館と書いてあった。残念だがしかたない。ホテルまで戻り九曲湾温泉という場所の紹介があったのでそこに行こうと思いフロントでバス乗り場を訊いたが、たいした情報も聞けなかった。しかたないので自分でバスを探したが結局わからなかった。九曲湾温泉行きは中止して日記を書くことにした。
柳州で別れたワッキーに南寧は観光で行っても何もないよと言われていたが本当に見所が少ない。私の出会った南寧人も良くなかった。 -
7月14日(火)
朝起きて何もすることがなくただボーとしてベッドに横になっていた。こんなになにもすることがないのはこの旅が始まって初めてだ。日記もあらかた昨日までの分をかたづけたし、観光に行くところも特にない。外に出ると猛暑なので朝食のあとはホテルでずっと横になっていた。昼になってチェックアウトの時間になったので手続きを済ませ荷物を夕方まで預かってもらえるように頼んだ。
昨日は休館日で入れなかった広西チワン族博物館にバスで行った。館内の半分は準備中で入館料は無料だった。展示品は古代からの出土品などと陶器で館内をひとりでゆっくり見ることが出来て良かった。まあ展示品としては無料なので特に目玉になるような物はおいていないがそこそこ良かった。チワン族の民族品などが展示してあるのかと思ったがそれはなかった。本館とは別に別館みたいな場所もあったので、そちらに展示されていたのかもしれない。 -
今日は外にいると暑くてなにもしてなくても汗が出てくる。冷たい椰子ジュースを飲んで昼食にして、まだ時間があるのでネットカフェに行ってブログの更新をした。そしてニュースを少し見て外に出た。
まだ早いがホテルまで荷物を取りに行って駅の待合室で列車の出発時間を待つことにした。ガイドブックで次に行く肇慶の町とマカオの情報を見た。別にギャンブルをしようと思っているわけではないが、まだ一度もマカオに行ったことがないので、どんなところなのか見てみたい。中国の珠海市から陸路で入出国できるようだ。予定としては肇慶からバスで珠海まで行き、そしてマカオに入ってそれからフェリーで香港に渡ろうと思う。もう残り日数がわずかになってきた。
改札時間がきて列車に乗ると蒸し暑い。南寧発の列車なので昼間に密閉したまま駐車していた熱気が残っているのだろう。寝台列車の中段ベッドで車両は満員だった。駅で肇慶の到着時間を確認していなかったので何時に到着するのかわからない。多分10時間程度なので午前4時頃の到着だろう。ビスケットとカップラーメンを食べて、まだ9時前だけどベッドに横になって寝てしまった。 -
7月15日(水)
4時に目が覚めたが列車が駅に到着した様子はない。車掌(各車両にそれぞれ担当員がいる)も起こしにきていないので肇慶到着はまだなのだろう。また横になって少し寝た。5時になっても車掌が来ないので車掌のところまで行くと車掌も寝ていた。肇慶到着の時間を訊いたがはっきり聞き取れない。また少し横になって寝ていると車掌が起こしにきた。どうやらあと30分くらいで肇慶に到着するらしい。車掌に預けてある切符を受け取り、もう寝ないように椅子に座った。外がうっすらと明るくなってきて6時前に肇慶に到着した。
肇慶駅前には、ほとんど何もなくてタクシーが並んでいるだけだ。運転手がさそってくるが、ガイドブックに路線バスの運行開始時刻が6時30分と書いてあったので30分待つことにした。急いで中心街に行ってもすることがない。6時30分ちょうどになって路線バスが運行され始め、それに乗って中心街まで行った。まずはバスターミナルに行って珠海行きのバスの時間の確認をして、それからバスターミナル付近には宿泊施設も多いはずなのでその近辺で宿を探そうと思う。 -
珠海行きのバスは1時間に1本くらいの割合で出ていた。宿泊場所は探すのに苦労した。高くて良いホテルと安くて汚い宿はあるのだが中間のところがない。それに朝はやいために受付に誰もいないところが多い。きれいなホテルに入ると一泊300元以上の値段が書いてある。とても泊れそうにない。荷物を背負ってしばらく歩くとやっと好みの宿を見つけた。2階が受付になっており、じいさんが一人だけいた。筆談で部屋が空いているか訊いて空いている部屋を見せてもらった。清潔でなかなか良い。部屋も広いし値段を訊いてみると80元だった。それならここにしようと思ってパスポートを出すとじいさんがなにやら言っている。わからないので書いてもらったがやっぱりわからない。外国人は宿泊できないのかと思って「宿泊できませんか?」と書いてみると宿泊はできると言う。なにやらスキャナーを指さしてコンピュータの機械を見ているので、そうか、じいさんはコンピュータが使えなくて担当者が来ないと受付ができないんだ。と思って「何時に再びここに来ればいいですか?」と書くと8時に再度来てくれと言う。まだ30分あるので荷物を預かってもらって朝食をとりに出かけることにした。近くに肉まんを売っている店があったのでそれを買って食べながら歩いた。ぐるりと付近の道路を一周すると8時になっていた。
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宿泊の手続きも無事におわり、部屋も今から使わせてくれるという。さっそく荷物を部屋の中に入れて、それから洗面所を使わせてもらって少しゆっくりした。ガイドブックを見ると七星岩というところが良いみたいなのでそこに行くことにした。ここはいくつかの湖と山でできている公園らしい。ここから歩いても行けそうな距離だ。
宿を出て少し歩くと七星岩牌坊というところに到着し湖の中にある堤防を歩いていった。ずっと歩いて行くと南門と書いたゲートがあったがどうやら現在はここから入れないようだ。しかたないのでまた戻ってきた。路線バスで七星岩の反対側まで行けるのか調べていると鼎湖山行きの路線バスがあったのでそれに乗ってしまった。鼎湖山もガイドブックに載っており山の中のハイキングコースらしい。 -
バスに50分くらい乗っていると鼎湖山に到着した。途中で眠ってしまい終点の鼎湖山に到着してから目が覚めた。バスから降りようとすると運転手がガイドらしいおじさんと話をして私に向かってそのおじさんについて行けと言う。よくわからないがおじさんに付いていくと路地裏のひと気のない場所からビルの狭い通路を通り山の中へ入って行く。なんだか様子が変になってきたが、相手はおじさんひとりだけなので、そんなに危ないことはないだろうと思ってついて行った。小川を渡り10分くらい歩くと私の方を見て隠れろと言っている。どうやらこのおじさんは鼎湖山の門票(入場料)を払わずに通れる抜け道を知っているようだ。少し歩くともう鼎湖山の中に入っており門票60元の半額の30元を欲しいというので渡した。
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鼎湖山の中は専用の観光車両も走っているが私は歩いて行くことにした。小川の横を歩いて行くと滝があった。さらに歩くといくつかの滝がある。2時間くらい歩いてみたが、案内にある地図と実際の道がどうも違っているような感じがする。地図上では行けるはずの道が見つからなかったりする。いろいろ歩いてみたが天湖へ行く道は結局わからなかった。慶雲寺から宝鼎園に抜ける道は慶雲寺の中を通り店屋みたいな建物に入りそこを抜けて行かなければならない。道案内の表示もないので普通に歩いているだけでは、まずわからない。4時間ほど歩いて疲れたので帰る事にした。
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ここ肇慶のバスはクーラーがあるのでうれしい。今まではクーラーなしのバスがほとんどだった。バスの中は暑いし、暑いから窓を開けるので排気ガスが入ってくる。中国のバスの排気ガスは強烈だ。ただ難点はクーラーがついている分だけ料金は割高である。
バスに乗って中心街まで戻ってきて宝月公園によった。ここはハスの花がたくさん咲いていてきれいだった。公園の中を散歩して、それから歩いて宿まで帰った。今日は疲れていたので9時には眠ってしまった。 -
7月16日(木)
今日は昨日行かなかった七星岩へ行こうと思う。珠海へ移動しようかとも思ったがここ肇慶にもう一泊することにした。宿を出て昨日の店で肉まんと餃子を買って食べた。お腹もふくれたし歩いて七星岩に向かった。今日は大まわりをして星湖西路から百丈堤を歩いて通った。七星岩の入口がわからずに通り過ぎてしまってだいぶ時間をロスしてしまった。ようやく西門に到着して1時間以上かかってしまった。到着してわかったのだが19番の路線バスに乗れば終点がここ西門なので知っていればそうすればよかった。門票を60元で買って中に入ると湖と石灰岩の山の景色が美しい。ひとつの山の頂上まで登ってみると上からの景色も良い。龍岩洞は鍾乳洞の中を水が流れておりボートに乗って奥まで行く。中は広くなくたいしたことはない。あとここも案内の地図上の道と実際の道が違っているというか行けなくなっていたりどうもわかりづらい。何回か迷子になりながら4時間ほど歩いて帰ってきた。帰りはバスに乗って中心街まで帰ってきた。 -
ここ肇慶は中心街の南を西江が流れている。西江は珠江の支流で珠江は香港とマカオの間に流れでている。その西江を見に行こうと思って中心街から南に歩いた。途中に市場があって市場を通りすぎると西江の堤防に出た。川は広く茶色に濁っており大きな船が航行していた。少し風景をながめて今度は古城壁に向かった。ここは昔の城壁が残っているそうだ。南側の城壁は昔ながらの城壁らしく状態が悪い。レンガでつくった城壁の上を歩けるようになっている。北側の城壁は新しくつくりなおしたようできれいである。今日も暑いので全部は見ないで東側の半分だけ見て帰ってきた。
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宿に帰ってシャワーをして少し休憩して、まだ5時なのでネットカフェを探したが見つからなかった。というかあまりにも暑いので探そうともしなかった。明日の珠海行きのバスの切符を買って帰ってきた。9時10分発で料金は95元。けっこう高い。まあ大型座席高級バスと書いてあるのでしかたがないのだろう。内陸部では空調なしのオンボロバスがメインでそのかわり料金は安い。海岸部へ出てくるとバスは豪華であるが料金が高くなる。
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7月17日(金)
朝1時間ほど散歩をしてから宿に帰ってきた。歩いてバスターミナルまで行き昨日買ったチケットでバスに乗ると普通のバスだった。豪華でも高級でもない。これで95元は高すぎる。とりあえず乗客は少なくて後ろの席を占領して寝る事ができたのが救いだ。4時間弱で珠海拱北バスターミナルに到着した。地図を見るとここから歩いて中国とマカオのボーダーまで行けそうだ。
バスから降りると直射日光がすごい。暑さもすごい。日焼け止めを塗って、それから昼ごはんにしようと思って店を探していたら真功夫というチェーン店があったのでここにした。中国の大きい都市ではよく見かける店だがここに入るのは初めてだ。ごはんと鶏肉の料理があったのでそれを注文して食べた。まあチェーン店らしく可もなく不可もなくといったかんじだ。
猛暑の中を歩いてボーダーを目指して行くと自分の考えていた方向とは違う方向にボーダーがあった。でっかい建物で遠くから見てもすごく目立つからよかったもののそうでなければ迷子になってしまうところだった。中国の出国手続きとマカオの入国手続きを無事に完了させてマカオ中心街行きの路線バスに乗った。香港の小銭があまっていたのでそれでバスに乗れた。 -
中心街らしいところでバスから降りて少し歩くことにした。だが暑くて日陰のところしか歩けない。広場があって西洋風の歴史を感じさせる建物があって風景が美しい。また少し歩くとギャンブル街になってリスボアの派手な建物があった。カジノはあまりしたいとも思わなかったのでそのままフェリーターミナルに向かった。フェリーターミナルで切符を買うと20分後の16時発香港九龍行きのフェリーだった。出国手続きを急いでしてマカオを出国した。わずか3時間足らずの短い時間の滞在だった。フェリーの中で香港の入国時に提出する健康報告書と入国申請を書いているとなんだが気分が悪くなってきて寝ることにした。ゆれる船や飛行機でこういう事をすると私は気分が悪くなる場合が多い。
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香港に到着し入国審査も無事に完了し、フェリー乗り場から黄埔花園行きのバスを探した。しかし見つからなかった。とりあえず行先が同じ方向と思われるバスに乗った。バスが出発すると地上にもたくさんのバスが停まっていた。失敗した。地下1階のバスターミナルを一生懸命に探していたので見つけることができなかったのだ。市街地でバスを降り運よく黄埔花園行きのバスを見つけることができた。サトくんの家のカギを借りていたのでシャワーをしてゆっくりしているとサト君が夜になって帰ってきた。一緒に晩ごはんを食べに行った。久しぶりに美味しいごはんを食べた。ここ数日はろくなものを食べていなかったのでよけいに美味しく感じられた。帰りにジャスコに寄って山竹と書いてあるフルーツを買って食べた。初めて食べたフルーツで皮は紫色をしていて果肉は白色、食べると甘く柿のような種をしている。皮を少し食べてみると強烈ににがかった。
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7月18日(土)
サト君が健康診断なので8時過ぎに一緒に部屋を出た。場所は香港島であるらしく、それなら私も香港島に渡ってヴィクトリア・ピークに行ってみようと思って付いて行くことにした。
バスを降りてマクドナルドでホットケーキを食べて適当に歩いていたが、なかなか自分がどこにいるのか把握できない。しばらくさまよっているうちにようやく理解できた。そこから20分ほど歩きようやくピークトラムの乗り場に到着した。今日は待ち時間なしでトラムに乗れてよかった。頂上で香港の景色を楽しもうと思ったら、あいにく霞んでいて遠くがよく見えなかった。最高の景色とはいかなかったが、それでも香港の高層ビル群を上からながめるのはすばらしい。 -
昼近くになってサト君の健康診断も終わり、飲茶の店で小龍包を食べた。やっぱり美味しい。家に帰ってきて、夕方には海鮮料理を食べに行った。海老と貝と炒飯とここも美味しくて香港では贅沢三昧だ。なんか中国での1ヶ月分を香港の2日で食べたような気分だ。
長かった旅行も終わり明日はいよいよ日本への帰国だ。朝早い飛行機なので遅れないように早起きをしなければならない。あと台風が香港に接近しているのでそれが心配だ。そろそろ日本が懐かしくなってきている。 -
7月19日(日)
朝5時に起きてネットでサト君が今日のエアーインディアのフライト情報を調べてくれた。どうも台風の影響で出発が遅れていて8時5分から13時50分になったようだ。テレビをつけてニュースを見てみると風が強かったらしい。まあ香港直撃だったのでしかたがない。交通機関も止まっているらしい。エアーインディアはどうやらまだインドを出発していないようだ。本来なら深夜にインドを出発して早朝に香港に到着し乗客を一部乗せ換えて関西空港に向けて出発することになっているのだが、そのインドをまだ出発していないのだがらしかたない。
7時になって朝食を食べに出かけた。飲茶の店のような感じで小龍包もあり美味しかった。ホンハム市場近くの雑居ビルの2階で店には多くの人がいたが、なぜか老人ばかりで若い人はいなかった。ここも古そうな街なので1人暮らしの老人が多いのだろうか?
いったんサト君の家まで戻り日記を少し書いて、出発の荷物の整理をした。10時過ぎになってタクシーに乗りエアポートエクスプレスの九龍駅までサト君に送ってもらった。ここで航空会社の搭乗手続きができるのでエアーインディアの手続きを行うと出発が15時ちょうどになっていた。また遅くなったらしい。まあインドの会社なのである意味しかたがない。ここでサト君と別れひとりで空港に向かった。サト君にはいつもお世話になっている。今回は荷物が重たくてお土産も買ってこなかったし、そのうちになんとかしなければと思ってはいるがなかなかできない。 -
空港に到着して搭乗ゲートを確認したが、それもまだ決まっていないらしい。しかたないので椅子に座ってしばらく中国語会話の本を読んでいた。昼になってお腹もすいてきたので空港ビル内にある食堂街へ行くと味千ラーメンというとんこつで日本風のラーメンがあったのでそれを食べた。食べ終わってまた中国語会話の本を読んでいるとようやく搭乗ゲートが表示された。
香港の出国手続きを行って搭乗ゲートまで行くと、まだ前の航空便の搭乗手続き中である。出発までまだまだ長そうだ。椅子に座ってただボーと出発していく飛行機をながめていた。やがて搭乗手続きを行っていた前の便の飛行機も出発していなくなった。14時50分になってようやくエアーインディアの飛行機が到着した。これでは15時出発など到底無理である。機内清掃や荷物の運搬作業が始まって15時50分になってようやく搭乗手続きが開始された。飛行機に乗ったのは良いのだが今度は飛行機が動く気配がない。しばらく待ってもそのままで、客室乗務員がミネラルウォーターを紙コップに入れて乗客に配りだした。機内で1時間近く待ってようやく16時50分に香港を出発した。 -
機内食が配られ私はチキンカレーにした。まずまず美味しかった。今日は椅子に座っている時間が長いのでお尻が痛くなってきた。右に寄せたり左に寄せたりいろいろ試しているがどうもうまくいかない。寝ようとしてもなぜか寝付けない。それならばと今後の予定(飛行機を降りてからどうするか)を考えてみる事にした。出発時間から予測すると関西空港への到着時間は21時40分頃である。選択肢の1として、飛行機で高知まで帰ろうとすると明日の朝の便になるので空港で1泊するしかない。これが一番手っ取り早くて楽そうではあるがお金もかかる。選択肢の2は梅田か難波まで電車で行きそこから夜行バスに乗って高知に帰る。これは夜行バスの時間に間に合うかどうか微妙である。サト君の家でチェックした時には23時頃が最終便だった。乗り遅れる可能性とまた間にあったとしても切符が売り切れの可能性もある。選択肢の3として2日ほどゆっくりと関西見物をしてから帰る。どうしようか考えていると眠たくなってきた。そこで21時30分までに関西空港に到着したら選択肢2を採用し、それ以降に到着したら選択肢1にすると決めて眠った。
関西空港上空にさしかかると雷光と雷鳴がすごい。大雨が降っている。香港だけでなくここでもすごい状態だ。雨に呪われた運命の旅行なのだろうか?それで関西空港に到着したのが21時30分だった。なんということだろうか。微妙な時間である。とりあえず飛行機を降りて入国手続きを済ませ、機内に預けていた荷物はなかったのですぐに梅田までの電車乗り場を探した。南海電鉄の難波行き21時59分発の快速ラピートβという速そうな電車があったのでその切符を買って乗った。とりあえず選択肢2の夜行バスで帰ろうと思って正確なバスの時間を調べた。バスの出発時間はJR西日本のなんば発高知行きが22時55分。今乗っている南海電車のなんば到着時間が22時38分。電車に乗る前に駅員に確認した情報によると南海なんば駅とJRなんば駅は徒歩20分ほど離れているそうだ。まったく初めての場所なので迷子になっていると完全に遅れてしまう。南海なんば駅に到着しタクシー乗り場を探してタクシーに乗って「JRなんば駅の長距離バス乗り場」と告げた。すぐに到着して案内板通りに2階のバスターミナルの切符売り場へ行った。なんとか間に合って切符も買えた。よかった。
バスに乗ると一時やんでいた雨がまた強烈に降り出した。バスの中でなかなか眠れなくてずっと起きていた。お尻が痛くてもう座っているのが嫌になってきた。そのうちにだんだんと空が明るくなってきて高知に到着した。今回の旅もこれで終わりだ。
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