南インド８：　「鈍行列車」　 トリッチー⇒タンジャブール

2009/11/30 - 2009/11/30

ティルチラッパリ（トリッチー）の東隣りの町、タンジャブール。

チョーラ朝の歴史的建造物で世界遺産に指定されている、「ブラハーディシュワラ寺院」がある所です。
周辺のダラシュラムとガンガイコンダ・チョラプラムにある寺院も、世界遺産に指定されています。
つまりここいらには、３つの世界遺産がある、ということです。

トリッチーからは、鉄道がタンジャブールに続いていて、１時間に１本くらいはある。

バスは頻繁に出ているようだが、見るバス、見るバスがキチャナイので、乗る気はしません。

朝８時半の鈍行列車に乗りました。
鈍行列車は２年前にタイで乗って以来のことです。
果たして、タイのようにのんびりと田園風景を楽しみながら「車窓の旅」ができるのでしょうか？

そんなことより、果たして座ってゆっくりできるのか？

アンビリバボー・インディアです。
期待はしないで行ってみましょう。　

緊急避難ページ;
http://www.geocities.jp/ariyan9909nov/eurasia4_070.html

エリア タンジャーヴール(インド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ﾜﾀｸｼたちは大抵、乗り物に乗るときは、かなり早めに行って待ちます。

この日も荷物もあるので、ホテルから重い荷物をエッチラ、オッチラ運んで、トリッチー・ジャンクション駅にやってきました。

駅についたらまず、美味しいコーヒーを飲みます。

運賃はタンジャブールまで一人たったのRs８(16円)です

トリッチー発タンジャブール終点の鈍行なので、降りる時の心配は要りません。

乗る人の数もそんなに多くはありません。

チケット。

なんの前触れもなく列車は出発します。

さすがは南インドの地方都市です。
ちょっと郊外に出ると、田園風景が広がります。

街の喧騒と汚さ、不衛生さがウソのようです。

鈍行ですから田舎駅、全てに停まります。

南インドは気候はトロピカル（熱帯雨林気候）なので水は豊富にあります。

稲作栽培には適した気候です。

地平線まで続く緑。

地平線まで続く水田。

やって来て、良かった、とつくづく思えるひとときです。

とある駅の風景。

車内風景。

そんなに混んでいなかったので座れました。
３人がけシートは想像以上に大きなものでゆったりしています。
多くの人がシートの上にあぐらをかいて座っていました。

物売りは各駅についたらすかさずやって来ます。

サモサ売り、コーヒー売り、紅茶売り、揚げ物売り、弁当売り等々、色んなものを販売に来ます。

熱いコーヒー売りは客に呼ばれると、ぶら下げているポットをその人の窓口にある鉄格子にぶら下げて、注ぎ口からコーヒーを紙コップに注ぎます。
まるで鉄格子はコーヒー売りのためにあるようです。

かくして、鈍行列車は、１時間１５分ほどかけてタンジャブールに着きました。

さあ、世界遺産はどんなに

アンビリバボーでしょうか！？

ﾜﾀｸｼたちには世界遺産よりも先ず、寝る所 、ホテルを探すことが先決です。

宿探しには重い荷物は足手まといです。
駅で荷物預かり所を探して預けました。
1個Rs１０(20円)と比較的高いものです。
運賃がRs８.-なのですから。

係りのオッチャンは「荷物にはちゃんと鍵をかけるように」との忠告。
そう云われると、余計心配になります。
３つの荷物を自転車のチェーンでひとまとめにして、ファスナーの所には小さなロックをかけました。
証拠に写真も撮っておきます。

身軽になって、宿探しに、タンジャブールの街に出かけました。