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シヴァ神は「破壊と豊穣」をもたらす神。<br />ヒンドゥー3大最高神のひとつ。<br />その乗り物はナンディン(牛)。<br />シヴァの子供がガネーシャ。<br />(インドで人気のある幸福の神、象の姿をしている。日本の招きネコの元祖?)<br /><br />巨大な一枚岩の一部をくりぬいて作った寺院(ロックフォート・テンプル)は、シヴァ神を祀っている。<br />岩の天辺に建造した寺院では、ガネーシャを祀っている。<br /><br />両方とも非ヒンドゥー教徒は入れない。<br /><br />まあ、その岩は83mもあり、超巨大です。<br />そんな巨大な岩が、平地に忽然とあること自体が驚きでもあるのに、そんな岩をくりぬいて寺院を作った、インド人にもびっくりです。<br /><br />それだけではなく、その頂きにも寺院を建立したのは、ただただ驚きです。<br /><br />そうした寺院に今も参拝者が絶えず、ボロボロのボロ切れのような修行者も続々とやってくるのです。<br /><br />石油製品のなかった時代だったら、街ももう少しはきれいで、このロックフォートもさぞかし神々しかったであろう、と想像される。<br /><br />とにかくアンビリバボー・インディア!です。<br /><br />緊急避難ページ;<br />http://www.geocities.jp/ariyan9909nov/eurasia4_062.html

南インド5: チルチラッパリ 「一枚岩寺院・ロックフォート・テンプル」

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2009/11/28 - 2009/11/28

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アリヤン

アリヤンさん

シヴァ神は「破壊と豊穣」をもたらす神。
ヒンドゥー3大最高神のひとつ。
その乗り物はナンディン(牛)。
シヴァの子供がガネーシャ。
(インドで人気のある幸福の神、象の姿をしている。日本の招きネコの元祖?)

巨大な一枚岩の一部をくりぬいて作った寺院(ロックフォート・テンプル)は、シヴァ神を祀っている。
岩の天辺に建造した寺院では、ガネーシャを祀っている。

両方とも非ヒンドゥー教徒は入れない。

まあ、その岩は83mもあり、超巨大です。
そんな巨大な岩が、平地に忽然とあること自体が驚きでもあるのに、そんな岩をくりぬいて寺院を作った、インド人にもびっくりです。

それだけではなく、その頂きにも寺院を建立したのは、ただただ驚きです。

そうした寺院に今も参拝者が絶えず、ボロボロのボロ切れのような修行者も続々とやってくるのです。

石油製品のなかった時代だったら、街ももう少しはきれいで、このロックフォートもさぞかし神々しかったであろう、と想像される。

とにかくアンビリバボー・インディア!です。

緊急避難ページ;
http://www.geocities.jp/ariyan9909nov/eurasia4_062.html

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 1番バスは庶民の足です。<br /><br />ドアはありません。<br />吹き抜けです。

    1番バスは庶民の足です。

    ドアはありません。
    吹き抜けです。

  • 今日の午前中は、巨大な岩の上に燦然と立っているロックフォートを見に行きます。<br /><br />1番バスはタマネギ市場を通って近づきます。

    今日の午前中は、巨大な岩の上に燦然と立っているロックフォートを見に行きます。

    1番バスはタマネギ市場を通って近づきます。

  • タマネギ市場。

    タマネギ市場。

  • バスはフランス式聖母教会の前に停まります。<br /><br />そこから岩窟寺院は、歩いて約3分のところです。

    イチオシ

    バスはフランス式聖母教会の前に停まります。

    そこから岩窟寺院は、歩いて約3分のところです。

  • フランスのルアール(Lourdes)の教会をモデルにしたというゴチック建築は、インドのゴミ溜めのような街中では目立ちます。<br /><br />キリスト教教会を見るとインドでは不思議と心が和みます。

    フランスのルアール(Lourdes)の教会をモデルにしたというゴチック建築は、インドのゴミ溜めのような街中では目立ちます。

    キリスト教教会を見るとインドでは不思議と心が和みます。

  • バス停広場から望むロックフォート・テンプル。<br /><br />岩を刻んで作ったという。<br /><br />なんとアンビリバボーなモノでしょう。

    バス停広場から望むロックフォート・テンプル。

    岩を刻んで作ったという。

    なんとアンビリバボーなモノでしょう。

  • 入口にはちょっと安っぽい塔門があります。

    入口にはちょっと安っぽい塔門があります。

  • 入口入ってすぐのところに祠があり、信者さんが沢山手を合わせて拝んでいました。<br /><br />ここから4百数十の石段をのぼっていくのですが、この石段も一枚岩の一部なのです。

    入口入ってすぐのところに祠があり、信者さんが沢山手を合わせて拝んでいました。

    ここから4百数十の石段をのぼっていくのですが、この石段も一枚岩の一部なのです。

  • 石段も横の石壁も、同じ岩の一部なのです。

    石段も横の石壁も、同じ岩の一部なのです。

  • チルチラッパリの町を一望にできる。

    チルチラッパリの町を一望にできる。

  • 岩山の8合目くらいにある、シヴァ寺院は非ヒンドゥー立ち入り禁止なので、近寄れません。<br /><br />頂上にあるガネーシャ寺院を目指します。

    岩山の8合目くらいにある、シヴァ寺院は非ヒンドゥー立ち入り禁止なので、近寄れません。

    頂上にあるガネーシャ寺院を目指します。

  • ここでも皆さんピクニックやっています。

    ここでも皆さんピクニックやっています。

  • 岩窟にキム首領様の出現?<br /><br />ちょっとポーズを作ってみました。

    イチオシ

    岩窟にキム首領様の出現?

    ちょっとポーズを作ってみました。

  • ここは憩いの場か?<br />子供づれが多かった。<br /><br />ハローっとみんな親しげにしてくれます。<br />みんなニコニコしています。

    ここは憩いの場か?
    子供づれが多かった。

    ハローっとみんな親しげにしてくれます。
    みんなニコニコしています。

  • 石段を頂上に向かって登ります。<br /><br />眼下に、8合目くらいにあるシヴァ寺院が見えます。

    石段を頂上に向かって登ります。

    眼下に、8合目くらいにあるシヴァ寺院が見えます。

  • 頂上の寺院内です。<br />ご本尊のある部屋があり、信者さんが列をなしています。<br /><br />頂上にあるガネーシャ寺院のご本尊も、非ヒンドゥ立ち入り禁止。<br />ご本尊はどこでも奥まったところに安置されています。<br />ワレワレは外からちょっとだけ覗くだけです。<br /><br />入口には大きなお布施箱があります。<br />(写真に写っている円筒形のものがお布施箱)

    頂上の寺院内です。
    ご本尊のある部屋があり、信者さんが列をなしています。

    頂上にあるガネーシャ寺院のご本尊も、非ヒンドゥ立ち入り禁止。
    ご本尊はどこでも奥まったところに安置されています。
    ワレワレは外からちょっとだけ覗くだけです。

    入口には大きなお布施箱があります。
    (写真に写っている円筒形のものがお布施箱)

  • ここからは、360度パノラマが楽しめます。<br /><br />スリランガムの大きな塔門も見えるのですが、残念ながら、霞んでしまっています。

    ここからは、360度パノラマが楽しめます。

    スリランガムの大きな塔門も見えるのですが、残念ながら、霞んでしまっています。

  • 本当に、巨大な岩山です。<br /><br />オーストラリアに世界一、世界第二の大きな岩山がある、と聞いていますが、どっちが大きいのでしょう?<br /><br />ここのも相当デカイです。

    本当に、巨大な岩山です。

    オーストラリアに世界一、世界第二の大きな岩山がある、と聞いていますが、どっちが大きいのでしょう?

    ここのも相当デカイです。

  • この階段も岩を削って作られています。

    この階段も岩を削って作られています。

  • 岩壁には訪問者たちが残した、落書きが沢山残っています。<br />中には1918年のものもありました。<br /><br />さすが、日本人のものと思われる落書きはなかった。<br />イタリアの遺跡に落書きをした大学生の話が思い出され、ココにも書き置かれたら、インドにも謝りに来るのカナ?

    岩壁には訪問者たちが残した、落書きが沢山残っています。
    中には1918年のものもありました。

    さすが、日本人のものと思われる落書きはなかった。
    イタリアの遺跡に落書きをした大学生の話が思い出され、ココにも書き置かれたら、インドにも謝りに来るのカナ?

  • 降りる途中に、岩をくりぬいた岩窟部屋がありました。<br /><br />なにやら、古そうなレリーフがあるので寄って見ました

    降りる途中に、岩をくりぬいた岩窟部屋がありました。

    なにやら、古そうなレリーフがあるので寄って見ました

  • シヴァ神のレリーフか?<br /><br />息を呑みそうになる素晴らしい石刻レリーフ。<br /><br />これぞ、インクレディブル・インディア。<br />アンビリバボー・インディア。<br /><br />(注)インクレディブル・インディアは、インド政府観光庁が使っているフレーズです。ワタクシのは、アンビリバボー・インディアです)

    イチオシ

    シヴァ神のレリーフか?

    息を呑みそうになる素晴らしい石刻レリーフ。

    これぞ、インクレディブル・インディア。
    アンビリバボー・インディア。

    (注)インクレディブル・インディアは、インド政府観光庁が使っているフレーズです。ワタクシのは、アンビリバボー・インディアです)

  • さも古そうな石に刻まれた碑文。<br /><br />もともとのお寺でも17世紀 のものだと云われているので、そんなに古いものでもなさそうです。<br /><br />でも少なくとも2~3百年は経っているでしょう。

    さも古そうな石に刻まれた碑文。

    もともとのお寺でも17世紀 のものだと云われているので、そんなに古いものでもなさそうです。

    でも少なくとも2~3百年は経っているでしょう。

  • ここでも象が参拝者に祝福の鼻ポンをやっていました。

    ここでも象が参拝者に祝福の鼻ポンをやっていました。

  • これはナニ?<br /><br />若いインド女性に説法をするグル・アリヤン。

    イチオシ

    これはナニ?

    若いインド女性に説法をするグル・アリヤン。

  • このロックフォートは、想像したより上り下りが楽で、9時に登り始めて、9時半には降りてきました。<br />わりと簡単に登れます。<br /><br />早く終わったので、この調子ならもう一つのティルヴァナイヴァッカル寺院も行ける、と思い、勇躍ロックフォートを出ました。<br />ちょうど、出たところで、若いインディアン女性たちに囲まれてしまいました。<br /><br />彼女たちはチルチラッパリの短大生で、参拝者の中でも外人相手にアンケートをとっていたのです。<br />大学のお勉強の一環なのでしょう。<br /><br />協力を依頼されたので、どうせ急ぐ旅でもないので、快く引き受けたのです。

    このロックフォートは、想像したより上り下りが楽で、9時に登り始めて、9時半には降りてきました。
    わりと簡単に登れます。

    早く終わったので、この調子ならもう一つのティルヴァナイヴァッカル寺院も行ける、と思い、勇躍ロックフォートを出ました。
    ちょうど、出たところで、若いインディアン女性たちに囲まれてしまいました。

    彼女たちはチルチラッパリの短大生で、参拝者の中でも外人相手にアンケートをとっていたのです。
    大学のお勉強の一環なのでしょう。

    協力を依頼されたので、どうせ急ぐ旅でもないので、快く引き受けたのです。

  • ロックフォート寺院に入ってすぐ右横に、ちょっとした広間があったので、彼女たちにそこへ来てもらい、車座になって、ゆっくりとアンケート調査を受けることにしました。<br /><br />彼女たちの質問に対し、最初はインドのいいトコばかりを言っていました。<br />でもリーダーの娘が、舌鋒鋭く「ホントのことを言ってください!」とせまってくるので、つい「インドの町は、キチャナイ、臭い、不衛生なのが残念です!」<br />と、言うと、みんなから拍手して喜ばれました。<br />彼女たちも、今の街の惨状が良いとは、決して思っていない証拠でした。<br /><br />そこからアリヤン節が炸裂して、インド文明のすばらしさ、インダス文明を担ったドラヴィダ人の末裔はこの南インドの人々である等々、はては、マゴの自慢まで、言いたい放題。<br /><br />まさにインド新興宗教のグルそのもの、と化したのでありました。

    ロックフォート寺院に入ってすぐ右横に、ちょっとした広間があったので、彼女たちにそこへ来てもらい、車座になって、ゆっくりとアンケート調査を受けることにしました。

    彼女たちの質問に対し、最初はインドのいいトコばかりを言っていました。
    でもリーダーの娘が、舌鋒鋭く「ホントのことを言ってください!」とせまってくるので、つい「インドの町は、キチャナイ、臭い、不衛生なのが残念です!」
    と、言うと、みんなから拍手して喜ばれました。
    彼女たちも、今の街の惨状が良いとは、決して思っていない証拠でした。

    そこからアリヤン節が炸裂して、インド文明のすばらしさ、インダス文明を担ったドラヴィダ人の末裔はこの南インドの人々である等々、はては、マゴの自慢まで、言いたい放題。

    まさにインド新興宗教のグルそのもの、と化したのでありました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ラムロールちゃんさん 2016/05/23 12:42:48
    はじめまして
    アリヤンさん

    インドコミュ、ようやく登場してくださいましたね☆
    ご登場記念に(?)、やってまいりました。
    ラムロールと申します。

    インド旅行記がたくさん…
    それも南インドがいろいろで、私は行ったことがないので嬉しいです。
    ゆっくり読ませていただこうっと♪

    私は、もはや普通の感覚が壊れてしまっていて、汚いのも、ギャーと言うくせに何故か嬉しい今日この頃。
    南インド、2〜3年のうちには、行きたいと思っています。
    この、ロックフォート・テンプルなんて、ほんとに好みで…

    コミュでもまた、よろしくお願いいたします(*^_^*)

    ラムロール

    アリヤン

    アリヤンさん からの返信 2016/06/13 10:52:40
    RE: はじめまして
    ラムロールさん、

    当方いろんな冒険的なタビは大好きです。
    でもインドのキチャナさだけには閉口しており、あまりインドは趣味ではなくなっています。
    ですから「食するならインド」のコミュのやり取りにはついていけそうにありませんのです。
    インドの本当の魅力について良くインド在住の人たちに宣教されたりするのですが、どうしても理解できないのです。

    ですから本当のインドの魅力を紹介してもらえるとありがたいのですが、、、

    アリヤン

    > アリヤンさん
    >
    > インドコミュ、ようやく登場してくださいましたね☆
    > ご登場記念に(?)、やってまいりました。
    > ラムロールと申します。
    >
    > インド旅行記がたくさん…
    > それも南インドがいろいろで、私は行ったことがないので嬉しいです。
    > ゆっくり読ませていただこうっと♪
    >
    > 私は、もはや普通の感覚が壊れてしまっていて、汚いのも、ギャーと言うくせに何故か嬉しい今日この頃。
    > 南インド、2〜3年のうちには、行きたいと思っています。
    > この、ロックフォート・テンプルなんて、ほんとに好みで…
    >
    > コミュでもまた、よろしくお願いいたします(*^_^*)
    >
    > ラムロール

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