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平家物語潅頂巻の番外編「練馬の材木屋平林寺御幸」<br /><br />かかりし程に、練馬の材木屋、武蔵の国新座郡の禅寺<br />平林寺の紅葉をご覧ぜまほしう思し召されども、写真に<br />あるごとく、グジグジかつデレデレ<br />としたれば、11月26日<br />明仁帝及び美智子后にさきを越され<br />紅葉をば狩られたとの報道にて<br />あわてて随人も従えず翌々日、徒歩にて詣でける。

「平林寺御幸」

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2009/11/28 - 2009/11/28

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練馬の材木屋

練馬の材木屋さん

平家物語潅頂巻の番外編「練馬の材木屋平林寺御幸」

かかりし程に、練馬の材木屋、武蔵の国新座郡の禅寺
平林寺の紅葉をご覧ぜまほしう思し召されども、写真に
あるごとく、グジグジかつデレデレ
としたれば、11月26日
明仁帝及び美智子后にさきを越され
紅葉をば狩られたとの報道にて
あわてて随人も従えず翌々日、徒歩にて詣でける。

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
  • 畑中江戸通りの御幸なれば、いつもどおり<br />地蔵尊2体にちょっとチョッカイをし、<br />歩くこと20分にて<br />

    畑中江戸通りの御幸なれば、いつもどおり
    地蔵尊2体にちょっとチョッカイをし、
    歩くこと20分にて

  • 寺のまわりには、かくのごとく<br />うどん屋

    寺のまわりには、かくのごとく
    うどん屋

  • 平林寺のそばのそば屋や

    平林寺のそばのそば屋や

  • 抹茶そば屋などがあり<br />左様なところでちょっと<br />一杯なんてこともせず

    抹茶そば屋などがあり
    左様なところでちょっと
    一杯なんてこともせず

  • 曹洞宗修行道場でもある<br />平林寺にたどりつきにけれり。<br />但し、入り口にて¥300喜捨せり<br />このお寺「へいりんじ」で検索に<br />かくれば詳細にあない申さるに<br />よって今は省略<br /> とにかく広大な敷地を有し<br />本気で境内くまなくありけば<br />一日かかりなむ。

    曹洞宗修行道場でもある
    平林寺にたどりつきにけれり。
    但し、入り口にて¥300喜捨せり
    このお寺「へいりんじ」で検索に
    かくれば詳細にあない申さるに
    よって今は省略
     とにかく広大な敷地を有し
    本気で境内くまなくありけば
    一日かかりなむ。

  • いずれの面々も両陛下の紅葉狩りのこと<br />聞きつけたにやアラム人人でごったがえし<br />撮影で三脚なぞたつるなとの<br />お達しあり

    いずれの面々も両陛下の紅葉狩りのこと
    聞きつけたにやアラム人人でごったがえし
    撮影で三脚なぞたつるなとの
    お達しあり

  • しばし紅葉を叡覧めされ

    しばし紅葉を叡覧めされ

  • ここ平林寺は樫クヌギならケヤキなどの<br />自然林が残ってて天然記念物に指定される<br />ほどの広大な林をもっていて<br />そちらはウッソウとして、昼なほ<br />暗く、いにしえよりの、武蔵野の<br />面影を残しているが <br />紅葉のあるほうは木もまばらにて

    ここ平林寺は樫クヌギならケヤキなどの
    自然林が残ってて天然記念物に指定される
    ほどの広大な林をもっていて
    そちらはウッソウとして、昼なほ
    暗く、いにしえよりの、武蔵野の
    面影を残しているが 
    紅葉のあるほうは木もまばらにて

  • 明るい樹相でこそあんなれ

    明るい樹相でこそあんなれ

  • そろそろ<br />こんな風に

    そろそろ
    こんな風に

  • 常なれば<br />この茅葺の御堂めあてのひとびとも

    常なれば
    この茅葺の御堂めあてのひとびとも

  • 今日は皆もみじを求めて<br />人々しばしなごむ。<br /> 但し可哀想なのはこの<br />放生池の鯉ども、もみじの<br />落ち葉に水面をはばまれ<br />練馬の材木屋の持ってきたる<br />「麩」を<br />食うことかなわず<br />憐れなり<br />その「麩」練馬の材木屋<br />夕餉にオデンとかいうものにして食ったり<br />とかや。

    今日は皆もみじを求めて
    人々しばしなごむ。
     但し可哀想なのはこの
    放生池の鯉ども、もみじの
    落ち葉に水面をはばまれ
    練馬の材木屋の持ってきたる
    「麩」を
    食うことかなわず
    憐れなり
    その「麩」練馬の材木屋
    夕餉にオデンとかいうものにして食ったり
    とかや。

  • この平和観音の前から<br />ちょこっと順路を外せば<br /> <br />人には知れずこっそりと立つ<br />一本のイチョウの木に<br />対面することとなれ

    この平和観音の前から
    ちょこっと順路を外せば
     
    人には知れずこっそりと立つ
    一本のイチョウの木に
    対面することとなれ

  • このイチョウは余と銀杏契約を締結しており<br />春に一握りの粒状肥料を根っこにまくと<br />秋に銀杏を拾ってよい事になっている<br /> ちなみにその契約書は<br /><br />契約書<br /> 平林寺のイチョウを甲と呼ぶ<br /> 練馬の材木屋を乙と呼ぶ<br /> 乙は毎年春先に甲の根元に<br /> 肥料を撒くものとする<br /> 秋に至り地面に落ちた銀杏を両手<br /> 山盛り一杯乙が持ち帰る<br /> ことに甲は同意する。<br /> 契約書以如件

    このイチョウは余と銀杏契約を締結しており
    春に一握りの粒状肥料を根っこにまくと
    秋に銀杏を拾ってよい事になっている
    ちなみにその契約書は

    契約書
     平林寺のイチョウを甲と呼ぶ
     練馬の材木屋を乙と呼ぶ
     乙は毎年春先に甲の根元に
     肥料を撒くものとする
     秋に至り地面に落ちた銀杏を両手
     山盛り一杯乙が持ち帰る
     ことに甲は同意する。
     契約書以如件

  • それがこちら<br />臭いので開くること<br />無用

    それがこちら
    臭いので開くること
    無用

  • さらに紅葉は続き

    さらに紅葉は続き

  • うんざりしてきたので<br />このあと<br />平林寺「お墓拝見」<br />なぞして<br />いにしえをおしのびあれ

    うんざりしてきたので
    このあと
    平林寺「お墓拝見」
    なぞして
    いにしえをおしのびあれ

  • お墓その1<br />天保9年(1838)とある<br />この5年前に天保の大飢饉が<br />あって、やっと立ち直った頃

    お墓その1
    天保9年(1838)とある
    この5年前に天保の大飢饉が
    あって、やっと立ち直った頃

  • 文化5年(1808)間宮林蔵が樺太探検に<br />出かけた年<br />元冶元年(1864)は池田屋事件やら<br />長州征伐やらそろそろ幕藩体制の終末期<br /> <br />以上お墓その2とその3

    文化5年(1808)間宮林蔵が樺太探検に
    出かけた年
    元冶元年(1864)は池田屋事件やら
    長州征伐やらそろそろ幕藩体制の終末期
     
    以上お墓その2とその3

  • お墓その4と5<br />天明3年(1783)この前の年が<br />天明の大飢饉があった<br />隣は文化5年の没

    お墓その4と5
    天明3年(1783)この前の年が
    天明の大飢饉があった
    隣は文化5年の没

  • これは川越藩の城主で老中を勤めた<br />松平伊豆守信綱の墓所寛文2年死去<br />(1662)将軍家光と家綱につかえた

    これは川越藩の城主で老中を勤めた
    松平伊豆守信綱の墓所寛文2年死去
    (1662)将軍家光と家綱につかえた

  • 上州高崎城の藩主<br />大河内輝貞の墓所<br />4万5千石の大名<br />松平伊豆守も松平の姓をもらうまでは<br />大河内氏だった

    上州高崎城の藩主
    大河内輝貞の墓所
    4万5千石の大名
    松平伊豆守も松平の姓をもらうまでは
    大河内氏だった

  • 更に紅葉はつづき

    更に紅葉はつづき

  • あちらの紅葉こちらの黄葉

    あちらの紅葉こちらの黄葉

  • ど-だこれでもか

    ど-だこれでもか

  • まだまだまいらぬか

    まだまだまいらぬか

  • やうやう陽もかたぶき西に紫雲たなびき<br />異香境内に満ち、妙なる音楽の天空より<br />聞こえたれば<br />練馬の材木屋「平林寺」をドタドタとば<br />引きにケ−リ−−(ドタドタしたのは山門の<br />カマチに足をひっかけけっつまずいたため<br />なるけん)

    やうやう陽もかたぶき西に紫雲たなびき
    異香境内に満ち、妙なる音楽の天空より
    聞こえたれば
    練馬の材木屋「平林寺」をドタドタとば
    引きにケ−リ−−(ドタドタしたのは山門の
    カマチに足をひっかけけっつまずいたため
    なるけん)

  • 散々紅葉を堪能し<br />恐れ入ったにより<br />これにて<br />本日のでっちあげ平家物語<br />「平林寺御幸」も終わんぬ

    散々紅葉を堪能し
    恐れ入ったにより
    これにて
    本日のでっちあげ平家物語
    「平林寺御幸」も終わんぬ

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