杉本博司設計の ＩＺＵ　ＰＨＯＴＯ　ＭＵＳＥＵＭ Mishima, Tokyo

2009/12/04 - 2009/12/04

昨日の雨が上がって、今日は朝から快晴だったので、こだまに乗ってクレマチスの丘に今年10月新しく出来たIZU PHOTO MUSEUMに行って来ました。金曜日だったので、空いていて静かにゆっくりと見ることが出来ました。
杉本博司氏が美術館の内装・設計と入口奥にある坪庭を手がけました。今やっている光の自然（じねん）は、銀座のギャラリーで見たことがありますが、ここでは六曲一双屏風の大和絵形態の大作になっています。帯電したフィルムを水の中に浸すという試みによって生まれたものです。初めて見たときは、「これは一体どうなっているんだろう」と不思議でした。
このあと、ヴァンジ彫刻庭園美術館、ベルナール・ビュッフェ美術館と廻って、施設にあるレストランで遅いランチを取りました。食後は、秋の日差しが眩い中、庭園を散歩したり、所々にある椅子で休憩したりと自然を満喫してきました。
クレマチスの丘には、色んな花が咲いていましたが、クリスマスの頃に咲くという冬咲きのクレマチスを買ってきました。

エリア 三島(静岡)

• 交通手段: 新幹線

三島まで見に来たので、わくわくします。
入り口正面奥に見えるのが、前庭である所謂坪庭となっています。
美術館内部は撮影禁止なので、近くからは撮れません。

今回の展示は、以前銀座のギャラリー小柳で一連のライトニング・フィールドシリーズを見ていたので、この美術館そのものを見に来ました。

ここは、中庭となっていて、この一角は椅子が４、５脚あり、座って外の景色を眺めるところらしい。本来は撮影禁止だと思いますが、写真の類いがなかったので、撮ってしまいました。すみません。面白い造りです。

当日であらば何度でも入場できますので、私は、帰る間際にもう一度拝見しました。

すぐ向かいにあるのが、ヴァンジ彫刻庭園美術館です。細かい色タイルの壁になっています。

ヴァンジ作のタイルは、きれいな色でした。

2002年春に開館したイタリアの具象彫刻家、ジュリアーノ・ヴァンジ彫刻美術館。
屋外にある大型彫刻を見て廻ります。

壁をよじ登る男

その後ろ姿がこれです。

快晴のため、反射が強くて、ガラスに景色が映り込んでしまい、ガラスに鼻をくっつけて少し鼻が曲がっているおじさんの像が全く見えませんね。
左奥にには、座って下を覗いているがあります。

手で顔を隠す女

ここから美術館へ入りますが、向こうに三島の町が眺められます。

2階から入って、1階から出ると庭園美術館になります。

1階から庭園にでたところです。本当に良いお天気でした。

C.'Etoile Violette' (エトワール・ヴィオレット）ヴィチセラ系・濃紫色の花と黄色い花芯

C.'Venosa Violacea' (ヴェノサ・ヴィオラセア）ヴィチセラ系・暗紫色に刷毛目状に白いぼかし模様

C.'Janny'(セダーグレン）遅咲き大輪系・青みを帯びた藤色の細弁花

C.'Prince Charles'(プリンス・チャールズ）遅咲き大輪系・パステルブルーの花弁で中心に薄く赤藤色が入る

彫刻庭園美術館を出る小径にも、色々な花が植えられています。

５分程歩いて、ベルナール・ビュッフェ美術館へ行く途中、紅葉が真っ赤でした。

シャトルバスもありますが、それ程遠くないので、景色を見ながら歩いて行った方が気持ちが良いですよ。

２つ吊り橋があります。強度の関係で2つに分けたんでしょうか。

あまり吊り橋を歩いたことがないので、面白くて、行きも帰りも、吊り橋を渡ってきました。

ビュッフェ美術館の前にある虫の彫刻

こちらは、蝶の彫刻

自然公園入り口にあった記念碑・森の物語

銀杏大通りの名前通り、道路は銀杏の落ち葉でいっぱいでした。雨だと滑って危険ですね。今、東京で話題になっていますが。

少し遅いお昼を今年４月にオープンしたというレストラン・プリマヴェーラで食べました。三島の農園で採れる黄色い蕪のスープは、南瓜と蕪をミックスしたような味で美味しかったです。食材に拘っていて、有機野菜や三島豚などワインと共に残さず頂きました。

窓から見える景色もなかなか素晴らしいです。

チケットセンターから少し行くと、道路を挟んで日本料理のガーデン・バサラがあります。竃で炊いたご飯が食べられるそうです。

チケットセンター付近です。

ヴァンジ彫刻庭園美術館の庭園です。美術館の建物のやや右手に先ほど下を覗き込んでいる像が見えますか。

ここで咲いている花です。

庭園内にあるガーデナーズハウス。

ネリネの花です。

先程食事をしたレストランが見えます。

庭園の向こうに三島の町が見えます。今日は、富士山は裾野の一部しか見えませんでした。