2009/03/10 - 2009/03/10
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がおちんさん
雲南旅行9日目。
今日はモンラで市が開かれる日。
町は買い物にやって来た少数民族で賑わいます。
私も市場をひと歩きしてから、モンラを出発しました。
昔と違い、交通が便利になった雲南省。
行き当たりばったりでも、けっこう移動できてしまいます。
本日も無計画に、金平~蒙自~屏辺と旅を続けました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス
-
2009年3月10日(火)
雲南旅行の9日目。
偶然、今日はモンラが市の日だった。
朝8時には、もう沢山の人が出ている。
せっかくなので、出発する前に町を歩いてみよう。 -
近所の集落からは、少数民族も集まってくる。
ハニ族のおばさん達も買い物にやって来た。 -
沙ヤオ族の人達もよく見かけた。
やっぱり民族衣装ってカッコイイな。 -
遠くからでも目立つのが、紅頭ヤオ族。
トサカのような頭の布と、派手な配色のズボンをはいている。
残念ながら、若い世代の人は民族衣装を着ていない。 -
紅頭ヤオ族のズボンのデザインは素晴らしい。
そのポップなセンスに脱帽! -
こちらは、ランテンヤオ族の女性。
なぜ、このような形のカブリモノになったのか。
とても興味深いなー。 -
町の至る所で商いがされている。
モンラの市は規模が大きい。
人々は淡々と必要な物を仕入れていく。 -
民族衣装の下にはTシャツが。
これが現代風の苗族ファッション。 -
おっと、こちらは苗族の男性だ。
腰の帯がイイ! -
市場を見るというよりも、
ほとんど少数民族の見物になってしまった。
ハニ族のギロチン型の背負子は、今も健在だ。 -
さとうきびを売る、紅頭ヤオ族の女性。
さとうきびよりも、ついオバサンに目が行ってしまうのだ。 -
こちらでは苗族の男性が喫煙中。
雲南省名物の竹製水パイプで、
「ゴボゴボ、ホジョロロー」と音をたてて吸っていた。 -
雲南はタバコが旨い。
私はこの13年間タバコを吸っていないが、
久々に誘惑にかられそうになってしまった。
タール何ミリグラムなんていう日本のタバコと違い、
ヘビーでハードな本格派。
これを水パイプで吸うと、アレレッとまろやかな味に。
雲南は世界中の喫煙者にとって、最後の楽園かもしれないな。
そう思いながら、早々に立ち去った。 -
おお、今の時代にも、裸足で商いに来ている人がいたんだ。
でも、道が昔みたいに土じゃなくて舗装されちゃったから、きっと歩きにくいよなー。 -
停めてあるバイクの上で大イビキ。
うーん、中国はきっと世界を制覇するに違いない。 -
市をひと回りしたところで、朝飯にする。
地元民に人気があるのは包谷飯。
とうもろこしの粉をまぶしたご飯だ。 -
私は米線と豆腐を食べることにした。
屋台のダイ族お姉さん、「女は買ったの?」なんて突然言い出すのでビックリ。
豆腐がのどに詰まりそうになりながらも、そうじゃないことを伝えた。
モンラはそのような町でもあるらしい。
そういうふうには見えなかったけどなー。 -
10時半過ぎ、軽の乗り合いバスで金平へ向かう。
昨日と反対に、ずっと上り道が続くので30分余計にかかる。 -
これが金平−モンラを結ぶ、乗り合いの軽自動車。
けっこう飛ばす。 -
バナナ畑を疾走する軽自動車。
モンラの市から帰る、3人乗り苗族を一気に追い抜く。 -
12時頃、金平に到着。
山に囲まれた谷の部分に、マンションなどが建設され続けている。
地震があったら大災害になりそうな立地条件だが・・・。 -
時間の接続も良く、蒙自行きのバスに乗り込む。
蒙自までは5時間半もかかる。
でも昔だったら1日かかった距離だ。 -
昨日と同じく、雄大な風景を眺めながらのドライブとなる。
-
おっ、薪をかついだ紅頭ヤオ族の女性だ。
-
薪の量の多さに驚く。
どう見ても担いでいるのは、お婆さんだ。 -
素晴らしい棚田の眺めが続く。
-
棚田を耕す女性の姿。
-
曼耗(マンハオ)の辺防検査場にて。
今日は検査が厳しい。
一人ずつ入念に身分証をチェックしている。
昨日のなごやかなムードとは一変だ。 -
なかなか返って来ない、わが日本の赤いパスポート。
-
曼耗(マンハオ)を過ぎ、またもや山道を行く。
-
17時、箇旧に着いた。
箇旧の町を見るのは19年ぶりだ。
高層住宅が並んでいて、昔の面影は無い。 -
建設中のマンション。
いやー、それにしても変わったなー。 -
箇旧から蒙自へは鶏街経由ではなく、
新しく掘られたトンネルを通る。
あっという間に蒙自が見えてきた。 -
17時40分、蒙自に到着。
整地された工事現場の先に、何やらディズニーランドの街のような、おもちゃっぽい眺めの建物が見えてきた。
蒙自の街はさらに拡張し続けているようだ。 -
紅河の州政府が蒙自になったとはいえ、
この都会ぶりには唖然となる。 -
バスを下りて、タクシーで旧市街へ向かう。
と、こちらは見覚えのある風景で、ちょっと安心。 -
旧市街のバス駅付近は昔のまま。
馬車も健在だった。
そう、この感じだよな、蒙自は。 -
1990年に初めて蒙自に来た時は、この鉄道は現役だった。
懐かしいなー。 -
蒙自に来たからには過僑米線を食べていくか。
名店などは探さず、近くにあった店へさっと入る。
店員も肥えているので、きっと美味いはずだ。 -
これは6元の過橋米線。
うん、美味い。
店の中は蝿が沢山飛んでいるが、味はなかなかだ。 -
そろそろ宿を探す時間だが、もっと田舎へ行けないかとバスを探す。
運良く、屏辺行きに乗ることが出来た。
本当に行き当たりばったりの旅。 -
18時半にバスは出発した。
蒙自北駅から伸びる、この街道と並木には見覚えがある。
なんか良い気分だ。 -
旧道の懐かしい眺めに、思わず胸がワクワクする。
何枚も写真を撮っていたら、隣席の小姐が「どうして何もない所で何枚も撮るの?」と聞いてきた。
そっちにとっては何もない所かもしれないけど、
私にとっては頭の奥にしまってあった記憶とミックスして、とんでもないほど嬉しいのだよー。
そんなわけで撮るのだ。 -
彼女はハニ族のAさん。
いかにも現代風のルックスをしている。
2週間かけて南京〜上海を一人旅した帰りだという。
行きは飛行機。驚きなのは、帰りはバスを乗り継いで雲南まで帰ってきたということ。
その理由は15歳の時、上海まで出稼ぎに5日間かけて鉄道(硬座)で行ったが、劣悪な車内環境に疲労困憊になり、上海に着いたら病気で寝込んでしまったためだと言う。
それ以来、絶対に鉄道は使わないと誓ったのだそうだ。
イイと思う。そういうこだわりを持つのって。 -
このバス、出発が夕方だったせいかほとんど対向車を見かけない。
それともマイナーなルートだからか。
いずれにせよ、乗客も少なく静かな旅となった。 -
夕暮れにダム沿いを走る。
何とも心地良いドライブだ。 -
途中にある苗族の集落あたりで、月が昇りはじめた。
-
田舎道に街灯は無い。
月に道を照らされた、月光ドライブとなる。
そのせいか、この運転手、暗くてもライトを点けてくれない。
ちと怖い。 -
20時半、予定通り屏辺に到着。
バス駅の宿に荷物を置いて外に出るが、
店はほとんど閉まっているし、道を歩く人もまばらだ。 -
宿の隣にある食堂も閉店するところだったが、
「大丈夫、食べていってくれ」と老板に言われて店に入る。 -
雲南ハムと青菜炒めをさっと作ってくれ、ナツメやクコ等を白酒に漬け込んだ「泡酒」とビールで飲む。
サービス精神豊かな老板は湖南省出身。
さすが辛さが一味違う。
充分満足して宿に帰る。 -
夜の屏辺は誰も歩いていない。
まるでゴーストタウンのようだ。
でも、そんな所がイイのである。
この静けさが心地良い。
さーて、明日はどこへ?
【雲南省旅行記 2009】Vol.12 秘境ルートで文山へ に続く
http://4travel.jp/travelogue/10407189
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