小さな旅●愛知県緑化センター・昭和の森　秋の自然林を歩く

2009/11/19 - 2009/11/19

久し振りで、昭和天皇・皇后さまのお手植えの木のある昭和の森を歩いてきました。
昭和の森は緑化センターの北側にあり、昭和56年4月、森や木とのつきあい方を、楽しみながら考える施設として造られられました。自然林を生かした森や施設の総面積は、約207ha。

写真は、昭和の森の紅葉。

エリア 豊田(愛知)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

駐車場前の秋の色

昭和の森交流館そばの第6駐車場に車を停め、
散策開始。

西に傾きかけた太陽の斜光を受けて
秋色に輝く草木が鮮やかでした。

黄葉

昭和の森のメイン通りを、まずは、お手植えの記念樹がある南の池を目指し歩きます。

空と黄葉

空の色は寒々しい冬の空のよう。
ミズナラの黄葉が綺麗です。

ここに来る道中、カーラジオからは、
足助香嵐渓や小原の四季桜会場への道は、
大渋滞だと報じていました。

こちらもその近くですが、
渋滞もなく、園内は淋しいくらいの

ガラガラでした。

四季桜咲く

ここ昭和の森近くの小原には、沢山の四季桜が咲いています。
実はこの日、小原に行こうと家を出たのですが、道路は大渋滞、諦めてこちらにやってきました。
数本ですが、天皇お手植えの木の近くに満開の四季桜がありました。

青空に映える秋のサクラ

綺麗なみどり

山が秋色に染まるなか、青々した葉が目立ちました。

紅一色に染まる紅葉も綺麗ですが、青葉と紅の絶妙なバランスも、お互いが際立ちいいものです。

記念の森・芝生広場

記念の碑

お手植えの記念樹

昭和天皇御在位50年を記念して、昭和54年に昭和の森で開催された全国植樹祭の昭和天皇、皇太后さまお手植えのヒノキとハナノキ。

一本の紅葉

ミズナラの林

ほとんどの木は、枯葉を落とし、
夏、暗かった林内も木漏れ日であふれ明るい

晩秋の林の中・・。

スポットライトを浴び・・

斜光が注ぐ林

落葉した林の中を歩くと、ガサガサと心地よい音がし、適当にクッションもあって気持ちのいいものです。
この時期、いやなニョロニョロもいなく快適・・。
ドングリが沢山落ちていました。

森の中の池

紅葉にはまだ早い森の木々。
鏡のような水面には、逆さの森がくっきり・・。

名残花か狂い咲き・・

梅雨時の花が湖岸に咲いていました。花びらの中央には、白い筋が見えました。カキツバタのようです。

ちなみに、アヤメは中心が網目模様、花菖蒲は花びらの中央に黄色が入るそうです。

真っ赤な紅葉

この日見た中では、
一番綺麗な状態のカエデでした。

西日に輝く葉を
葉裏から狙ってみました。

蜘蛛の巣

糸に注ぐ輝く光を狙ったのですが、
目で見たようには、撮れないものです。

銀色の穂

田圃の土手に穂を広げたススキ。
逆光に輝いていました。

畦道に1株の秋桜

東屋から見る秋の森

赤花の山茶花

休憩所・東屋の植え込みに咲くサザンカ。

てかりのある葉っぱには、
青空が写り込んでいた。

昭和の森・案内看板

幾つかのコースがありましたが、
一般コースを歩くことに・・。

スタート地点の散策路

木漏れ日の林

見透しのきく山道

淡い黄色のイモノ木

暗い林の中で目立つ葉・・。
淡い黄色の葉が爽やかです。

シダの生える道

曲がった松の木

山を覆うシダの群生

常緑のコシダの葉が、青々と綺麗でした。
このシダは、燃やすとパチパチと音を立て
独特の香りがします。

灌木の道

杉や桧などの植林がなく、
落葉する木が多い森。

冬は太陽が燦々とした
明るい山道です。

枯葉を踏みしめながらの
散策路は、
吹きわたる風の音と
枯葉の音がするのみ・・。

淡い黄色に色ずく林内

タカノツメが淡く色付いていました。
別名は、イモノキとも言い、高木に成長します。
葉はうすい黄色に変わり落葉。

爽やかな黄色は、レモンの色のようです。

枯葉の散策路

空の開けた森

カエデの生える道

カエデの紅葉

一段と赤い葉が、
青空に映えていました。

見事な紅葉

赤い実・ガマズミ

梅雨時、白い花を咲かせます。
子供の頃、熟した実を

山で採って食べた記憶が蘇える。

初めて見る木

遠くから、見たことのない花が咲く高木を発見！
木の下で、目を凝らして見ると、どうやら実のよう・・。栗のようにイガイガです。

イガイガの実

沢山の実が生っていました。
でも、実は高い枝にしか付いていません。
木の下を探せども、落ちた実は見つからず・・。

落下した実発見

別の場所で不思議の木を見つけ、木の周りを探していたら、ラッキーにも1個発見！
帰り際に交流館で訪ねると、旱蓮木（カンレンボク）と言う中国原産の木らしい・・。

別名は、喜樹やバナナの木とも言われ、根から抽出されるカンプトテシンというアルカロイドに抗癌作用があるとして、注目されているらしい・・。カンレンボクは高木で、20〜25ｍになるそうだ。

秋色のドングリ

カンレンボクの実を探していた落葉の地面には、ドングリの実が沢山落ちていた。

夕陽を受けて光る、ドングリの艶やかな栗色が綺麗だった。

平成子供の丘

皇太子同妃両殿下の敬宮愛子様の誕生を記念して整備された施設。

区域内には、誕生記念にふさわしい緑化木も植栽され、園路には、木製遊具、休憩所、木製ベンチなどが設置されている。

木切れで作った置物

森の交流館の展示室で見た虎の置物。
全国の都道府県で作られている動物の木の置物が展示されていた。


〜おわり〜