来年100周年を迎える日本南極探検隊・白瀬矗隊長のお墓

2009/11/15 - 2009/11/15

来年11月白瀬日本南極探検隊が日本を出航して丁度100周年、そして自然との闘いで南極展到達が困難と判断し一度引き返しオーストラリアで滞在、再び南極探検に挑み翌年1月28日南極の大和雪原(やまとゆきはら)に到達し晩年愛知県挙母町(現豊田市)で過ごし隊長没後、次女が横須賀中学校(現吉良中学校)で教鞭を執った関係でご遺族が吉良町に移住しお墓を建てたそうで、今年初代「しらせ」のスクリューブレードの一枚も設置されたので行ってきました。

エリア 吉良(愛知)

「白瀬南極探検隊長之墓」と書かれた道しるべ

西林寺に建てられている「白瀬南極探検隊長之墓」標識(裏道？)

吉良町指定天然記念物・西林寺の大椎の説明

立派な西林寺の大椎(椎が西端にあたるため覚樹山西林寺と称されたとか・・・)

西林寺

瀬門神社境内に建てられている「白瀬南極探検隊長墓」標識

お墓の全体写真・向かって右から「初代しらせ」のスクリューブレード、その左側に「南極探検隊長・大和雪原(やまとゆきはら)開拓者の墓」、その左側が「南極探検隊長墓碑建立の由来」が書かれている石像とペンギン。中央部にセメント？で丸く形取られた南極大陸の地図

南極大陸を形取られたセメント円盤図？

前図の一部に大和雪原と刻み込まれている。他には中心に「南極」や「昭和基地」や日本地図が刻み込まれていて大陸と日本との大きさの比較が分かるように工夫されています。

白瀬南極探検隊長墓碑建立の由来が吉良町教育委員会の名前で書かれている記念碑とペンギン像。

白瀬南極探検隊長墓碑建立の由来

南極探検隊長・大和雪原(やまとゆきはら)開拓者之墓と書かれたお墓

オーストラリアのウラーラ市(シドニーの東隣の町)にあるものを平成１４年８月に吉良中学校海外派遣団が撮影した写真を元に作成したと書かれている看板

説明には・・隊の最南地点到達９０周年と、日本とオーストラリア初期の友情を記念し、両国の永遠の友好の証としてこの記念銘板を設置いたします・・と２００２年３月２７日にウラーラ市長、及び金浦町長(現にかほ市)の名前で英文と日本語で書かれています。

海外特にオーストラリア・ニュージーランド・アメリカ・イギリスでは白瀬矗南極観測隊長に対する評価は凄いですね。しかしながら肝心な日本では・・・。

南極観測船「初代しらせ」のスクリュー・ブレード(羽根)

下記の各地にも展示されています。

１．東京都港区・埠頭公園
２．新潟県村上市
３．秋田県にかほ市・白瀬南極探検隊記念館
４．北海道稚内市・稚内青少年科学館

スクリューについての説明

吉良町教育委員会が吉良町の子らへ「白瀬南極探検隊長から学ぶこと」と題して３項目が書かれている。

１．少年時代の夢を実現したこと。

２．自分を信じ、くじけなかったこと。

３．仲間を信じ約束をかたく守ったこと。

西林寺縁起

秋田県金浦町(現にかほ市)と吉良町の友好親善交流記念樹柱