2009/08/12 - 2009/08/12
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fukubaraさん
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2009夏、盆連休を利用して韓国南部の地方都市を巡回してきました。各都市の訪問記を連載します。
やや小説仕立てですが、全てドキュメンタリーです。
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3日目12日から州の付く市を巡る。手始めの清州目指し6:30忠州発急行に乗る。7:22、梧根場着、平日通勤時間帯でバス便も多い。乗る時に1,000W札を料金箱へ。
目印の病院が見えたので下車、登校する女高生数名があり後を付ける。清州女子高等学校の正門撮影を狙いとする計画的行動だ。
1938年設立、81年現在地に移転。「中身ある実力、穏やかなる心だて、屈強なる体力、聡明なる才能」を校訓とする。ソウル五輪では在学生・金水寧が洋弓で入賞した。
チマチョゴリの制服を期待したが、スカートは無地の鼠色、上は自由服だ。角を曲った奥の正門は丁度登校ピークだった。周辺商店主ら衆人監視の中、女生徒の後ろ姿で埋尽された正門を一枚だけ撮影し、私はそそくさ現場を立去った。 -
次は清州郷校(ヒャンギョ)。郷校は西暦1400年前後、全国各地に創建された儒教の学校である。事務棟を訪れ日本から来た事を告げると、Yシャツにネクタイ姿の事務長は「雨が降ってるのに」とぼやき乍らコーヒーと冊子を提供し部屋を出た。冊子を読む内、雨が止んだ。事務長は何処?先程来、近所のオジさんにジロジロ見られてると思ったら「わしが案内人だ」と鍵の束を示した。
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外三門の右口から中に入り(左口は出口。中口は聖人用)最初の建物は明倫堂と云う教室。板の間に小さい机が整然と並ぶ。寺子屋の風情だが教壇にはマイクが。
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一段上に内三門があり大成殿が建つ。大成殿をあけると中央に孔子肖像が懸り、両脇に孟子ら5聖人の位牌が、壁際には朱子ら宋朝6賢人に続いて東国18賢人の位牌が奉安される。18賢の中に趙憲の名を見つけ、おやっと思った。趙憲は早くから倭の脅威を国王に上訴したが、舌鋒鋭すぎて左遷され逮捕もされた。が、言行一致の人で、壬乱時は義勇軍を起し各地で奮戦、ご当地・清州城を倭軍から奪回した軍功もある。
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孔子像の前に座布団があり、案内人に奨められるまま韓国式拝礼を試みる。
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続いて古印刷博物館へ向う。グーテンベルグに先立つ事80年、現存最古の金属活字本の奥書に記された印刷所、興徳寺の位置が1985年の発掘で確認され、92年そこに博物館を建立。私は日本語映像を見た後、韓国人母子と倶に韓国語ガイドに付く。
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印刷工程を実演する人形達は最新ロボット技術を取入れ、表情豊かで指先器用だった。時々若い母がガイドの話を英訳してくれた。ターミナル付近の安食堂でヘジャンク3,500Wを食す。
南韓州游録は、以下のサイトでもご覧になれます。
http://fukubara.web.infoseek.co.jp/
(安芸・毛利一族「等!」HP)
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