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陰陽師☆安倍清明のふるさと・阿倍野を往く~上町台地のロマンを求めて(by 大阪あそ歩)<br /><br /> こちらは、陰陽師で知られる安倍清明の生誕地に建てられた安倍清明神社です。占いファンには、たまらない場所の一つです。清明の産湯に使われた井戸や清明の像なども見られましたよ♪<br /><br />今回は、「大阪あそ歩」プロデュースの街あるきプログラムNo49~阿倍野エリア散策に参加してきました。参加者は、15名くらい。雨が心配されながら、結局よいお天気になりました<br /><br />それでは、今回の行程(2009.11.13)です。<br /><br />①地下鉄谷町線阿倍野駅南改札(出発)<br /><br /> ②阿倍野防災センター:震度7の揺れを体験できるコーナーもあり、防災学習に最適。屋上にプールが、1~2Fに備蓄の設備があり、非常時への対応も万全。<br /><br />③阿倍野区民センター&阿倍野墓地:区民センターの1Fには、このエリアから出土した土器や魚採り用の道具などの展示があり、今の大阪が当時海であったことが分かる。区民センターの隣には、広大な墓地が広がり、大阪の実業家・五代友厚氏、元大阪市長の関一氏ほか著名人のお墓を訪ねることができた。<br /><br />④上町台地の西の崖:阿倍野墓地の西側から南へ歩いて行くと、西に向かって伸びている急な階段が多く出現する。ここが、上町台地の西の崖。上町台地に古墳があったり、四天王寺の建物が南北に設計されているところから、当時上町台地の周りは海だったので、高台の見晴らしの良いところに古墳や寺社が作られたということだそう。ちなみに上町台地の一番北に大阪城があり、北に淀川、南に大和川、東に瀬戸内海があり、交通の便がとてもよい場所であったそうだ。また、いまの大阪は、淀川や大和川から運ばれた土砂が堆積して出来上がってきたのだそう。そういえば、なんばウォークに「くじらパーク」があるのが不思議だったが、大阪がかつて海だったとわかると、クジラがいたことも想像できる?!<br /><br />⑤吉田兼好遺跡:「つれづれなるままに・・・」で有名な兼好。かつてこのエリアに、庵を建てていたことがあった。<br /><br /> ⑥聖天山正圓寺:ここは、なにか物事を初めてスタートする際に訪れると御利益があるお寺。ツバキで有名。4月には花見会が開催される。枯山水のお庭はとても癒される。大阪の低山の一つとされ、「登山証明書」を頂いた。<br /><br />⑦伊東静雄文学碑:松虫通に面して建てられている碑。長崎出身で住吉中学(現・住吉高校)の国語教師をしていたことがある文学者・詩人。<br /><br />⑧松虫塚:住民が保存に協力。『昔、ある人が親友と二人で阿倍野の松原を通ったが、うちの一人が松虫(鈴虫)の音に聞きほれ、草むらに分け入ったまま帰らないため、捜しに行くと友人は草のしとねで死んでいたので、泣く泣く友人を葬ったのが松虫塚であるとする説(謡曲「松虫」)』や、ほかにいくつかの伝説が残っている。<br /><br />⑨はやし製菓本舗:大阪みやげ「浪花ことばせんべい」で有名。素朴でやさしい手作りの和菓子屋 <br />住所 大阪市阿倍野区王子町1-7-11 <br />電話番号 06・6622・5372 <br />営業時間  9:30AM~6:30PM 木曜休<br /> <br /><br />⑩保名(やすな)倶楽部:(休憩)レトロな建物内にあるビリヤード&カフェ。「保名」とは、安倍清明の父上の名前だとされる。この界隈では、「保名」の名前がついた郵便局やマンションも見られた。<br /><br />~熊野街道~<br /><br />⑪安倍晴明神社:旧熊野街道に面した鳥居と社殿がある。社殿は1925年(大正14年)の再建。最寄駅:阪堺上町線「東天下茶屋」下車、南へ約100M。詳細は冒頭を参照。<br /><br />恋しくば尋ねきてみよ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉<br /><br />現在の大阪市阿倍野区に住んでいた安倍保名(伝説上の人物とされる)が(現在の大阪府和泉市にある)信太の森を訪れた際、狩人に追われていた白狐を助けてやるが、その際にけがをしてしまう。そこに葛の葉という女性がやってきて、保名を介抱して家まで送りとどける。葛の葉が保名を見舞っているうち、いつしか二人は恋仲となり、結婚して童子丸という子供をもうける。童子丸が5歳のとき、葛の葉の正体が保名に助けられた白狐であることが知れてしまう。上の一首を残して、葛の葉は信太の森へと帰ってゆく。この子供がのちの、安倍清明。(参考 ウィキペディア)<br /><br />この「葛の葉姫伝説」は、文楽や歌舞伎で演じられることがあるようだ。<br /><br />⑫阿倍王子神社(ゴール):和歌山県・熊野大社の末社で、その縁起は仁徳天皇の創建と伝わる。平安時代以降、熊野信仰が盛んになると、当社が熊野街道の途中に位置していたので、熊野王子社となった。大阪府では旧地に現存する唯一の王子社。大化の改新で、孝徳天皇が難波の長柄豊崎宮に遷都された際、奈良・桜井の豪族安倍氏が当地に移住したことに由来し、「あべの」という地名が出来たそうだ。<br /><br /> 帰りは、阪堺電軌上町線「東天下茶屋」駅~天王寺駅まで、チンチン電車に初乗車♪<br /><br />一両編成ながら、地元の人たちに愛されている様子でした。今回の旅は、阿倍野エリアに詳しいガイドの方の楽しい解説付きで、しかも案内マップに掲載されていない場所(⑨や⑩)にも立ち寄れて、一人での街あるきより、味わい深いものとなりました。<br /><br />阿倍野エリアは、再開発中で、近鉄百貨店や東急ハンズなどの新商業施設の建築ラッシュとなっており、キタやミナミだけでなく、大阪の新しいランドマークになりそうな、今後ますます目が離せないエリアだと思いました♪<br /><br />最後に、下記のmy blogでは、他にもいろいろな旅先など詳細をご紹介しております。ぜひ、ご覧下さいませ♪<br /><br />http://otonachikara-kojyo.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-93bb.html<br />

陰陽師☆安倍清明のふるさと・阿倍野を往く

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2009/11/13 - 2009/11/13

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kitty

kittyさん

陰陽師☆安倍清明のふるさと・阿倍野を往く~上町台地のロマンを求めて(by 大阪あそ歩)

こちらは、陰陽師で知られる安倍清明の生誕地に建てられた安倍清明神社です。占いファンには、たまらない場所の一つです。清明の産湯に使われた井戸や清明の像なども見られましたよ♪

今回は、「大阪あそ歩」プロデュースの街あるきプログラムNo49~阿倍野エリア散策に参加してきました。参加者は、15名くらい。雨が心配されながら、結局よいお天気になりました

それでは、今回の行程(2009.11.13)です。

①地下鉄谷町線阿倍野駅南改札(出発)

②阿倍野防災センター:震度7の揺れを体験できるコーナーもあり、防災学習に最適。屋上にプールが、1~2Fに備蓄の設備があり、非常時への対応も万全。

③阿倍野区民センター&阿倍野墓地:区民センターの1Fには、このエリアから出土した土器や魚採り用の道具などの展示があり、今の大阪が当時海であったことが分かる。区民センターの隣には、広大な墓地が広がり、大阪の実業家・五代友厚氏、元大阪市長の関一氏ほか著名人のお墓を訪ねることができた。

④上町台地の西の崖:阿倍野墓地の西側から南へ歩いて行くと、西に向かって伸びている急な階段が多く出現する。ここが、上町台地の西の崖。上町台地に古墳があったり、四天王寺の建物が南北に設計されているところから、当時上町台地の周りは海だったので、高台の見晴らしの良いところに古墳や寺社が作られたということだそう。ちなみに上町台地の一番北に大阪城があり、北に淀川、南に大和川、東に瀬戸内海があり、交通の便がとてもよい場所であったそうだ。また、いまの大阪は、淀川や大和川から運ばれた土砂が堆積して出来上がってきたのだそう。そういえば、なんばウォークに「くじらパーク」があるのが不思議だったが、大阪がかつて海だったとわかると、クジラがいたことも想像できる?!

⑤吉田兼好遺跡:「つれづれなるままに・・・」で有名な兼好。かつてこのエリアに、庵を建てていたことがあった。

⑥聖天山正圓寺:ここは、なにか物事を初めてスタートする際に訪れると御利益があるお寺。ツバキで有名。4月には花見会が開催される。枯山水のお庭はとても癒される。大阪の低山の一つとされ、「登山証明書」を頂いた。

⑦伊東静雄文学碑:松虫通に面して建てられている碑。長崎出身で住吉中学(現・住吉高校)の国語教師をしていたことがある文学者・詩人。

⑧松虫塚:住民が保存に協力。『昔、ある人が親友と二人で阿倍野の松原を通ったが、うちの一人が松虫(鈴虫)の音に聞きほれ、草むらに分け入ったまま帰らないため、捜しに行くと友人は草のしとねで死んでいたので、泣く泣く友人を葬ったのが松虫塚であるとする説(謡曲「松虫」)』や、ほかにいくつかの伝説が残っている。

⑨はやし製菓本舗:大阪みやげ「浪花ことばせんべい」で有名。素朴でやさしい手作りの和菓子屋
住所 大阪市阿倍野区王子町1-7-11
電話番号 06・6622・5372
営業時間 9:30AM~6:30PM 木曜休


⑩保名(やすな)倶楽部:(休憩)レトロな建物内にあるビリヤード&カフェ。「保名」とは、安倍清明の父上の名前だとされる。この界隈では、「保名」の名前がついた郵便局やマンションも見られた。

~熊野街道~

⑪安倍晴明神社:旧熊野街道に面した鳥居と社殿がある。社殿は1925年(大正14年)の再建。最寄駅:阪堺上町線「東天下茶屋」下車、南へ約100M。詳細は冒頭を参照。

恋しくば尋ねきてみよ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉

現在の大阪市阿倍野区に住んでいた安倍保名(伝説上の人物とされる)が(現在の大阪府和泉市にある)信太の森を訪れた際、狩人に追われていた白狐を助けてやるが、その際にけがをしてしまう。そこに葛の葉という女性がやってきて、保名を介抱して家まで送りとどける。葛の葉が保名を見舞っているうち、いつしか二人は恋仲となり、結婚して童子丸という子供をもうける。童子丸が5歳のとき、葛の葉の正体が保名に助けられた白狐であることが知れてしまう。上の一首を残して、葛の葉は信太の森へと帰ってゆく。この子供がのちの、安倍清明。(参考 ウィキペディア)

この「葛の葉姫伝説」は、文楽や歌舞伎で演じられることがあるようだ。

⑫阿倍王子神社(ゴール):和歌山県・熊野大社の末社で、その縁起は仁徳天皇の創建と伝わる。平安時代以降、熊野信仰が盛んになると、当社が熊野街道の途中に位置していたので、熊野王子社となった。大阪府では旧地に現存する唯一の王子社。大化の改新で、孝徳天皇が難波の長柄豊崎宮に遷都された際、奈良・桜井の豪族安倍氏が当地に移住したことに由来し、「あべの」という地名が出来たそうだ。

帰りは、阪堺電軌上町線「東天下茶屋」駅~天王寺駅まで、チンチン電車に初乗車♪

一両編成ながら、地元の人たちに愛されている様子でした。今回の旅は、阿倍野エリアに詳しいガイドの方の楽しい解説付きで、しかも案内マップに掲載されていない場所(⑨や⑩)にも立ち寄れて、一人での街あるきより、味わい深いものとなりました。

阿倍野エリアは、再開発中で、近鉄百貨店や東急ハンズなどの新商業施設の建築ラッシュとなっており、キタやミナミだけでなく、大阪の新しいランドマークになりそうな、今後ますます目が離せないエリアだと思いました♪

最後に、下記のmy blogでは、他にもいろいろな旅先など詳細をご紹介しております。ぜひ、ご覧下さいませ♪

http://otonachikara-kojyo.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-93bb.html

一人あたり費用
1万円未満
交通手段
私鉄 徒歩

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  • 阿倍野防災センター

    阿倍野防災センター

  • 登山証明書

    登山証明書

  • 阪堺電軌上町線

    阪堺電軌上町線

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