60万円のマイセンでコーヒーを飲んじゃいましたねぇ♪

2009/11/09 - 2009/11/09

いつものルートをちょっと横道にそれたために、
意外な場所を発見するってたまにありますね。
きょうはそんな素敵な偶然に出会いました。

　最近仕事が忙しくて散歩もゆっくりとできなかった夫を誘い出し、
きょうも薬師池公園へ行ってきました。
今日はお天気がいいので歩いて行きます。

西山美術館　
　http://www.2480.jp/museum/

エリア 町田(東京)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩

薬師池公園に向けて歩きだしてしばらく行くと・・・
車でここを通るとき、目の端にちらりと入る柿の木。すごく実が付いているとは思っていたけれど・・・

薬師池公園 公園・植物園

まさかこんなに付いているとは！
しかもすごく小さい。ピンポン玉くらいでしょうか。
もう完全に熟しきっています。だれも取らないの？
この辺りは柿の木が多いので鳥さえも見向きもしないのかしらね。
まさに崖っぷちにあるので人は危険だし・・・あ〜、もったいない！

薬師池公園の菊花展もチャッチャと見て・・・
先日よりもさらに菊の姿、花とも悲惨な状態になっておりました。。。

薬師池公園 公園・植物園

鉢植えなどを売っている近くでは野菜なども売られていて・・・
例年ちょっと変わったものが置いてあります。
大きなゆず　お風呂にぷかぷか浮いていたら楽しいでしょうね。

ありがたいような名前の「仏掌芋（ぶっしょういも）」
先端が指のように分かれて広がっており、仏さまの掌を思わせることからその名がついたようです。ヤマイモのひとつだそうでナガイモよりも粘りがありとのこと・・・などは後で知った事。
買っておけばよかった。。。

薬師池公園の薬師池　
http://www.city.machida.tokyo.jp/shisetsu/park/park01/
これからまだまだ紅葉が楽しめます。

40分ほどで到着。
私、もうすでに疲れています！

薬師池公園 公園・植物園

「まむし注意」の看板。
周りは山ですから仕方がないです（笑）
この右手の細い池の淵の通りによく出るらしいのですが
幸か不幸か私はまだ見たことがありません。

池の淵のもみじも真っ赤になりました。

カワセミが住み着いているのでカメラマンに人気の薬師池ですが、
いつものポイントからこちらに移動して来たようだと、カメラマンさんが教えてくれた方を見ましたが、長い望遠レンズのついたカメラに比べ私のはただのデジイチ。望遠にしてもこのボケっぷり。

そのあとは夫のお楽しみの新しく開店したラーメン屋さんへ。
行列は出来ていたけれど大した時間待たされずに席に着き、ラーメンと餃子を頼みましたが・・・
うんにゃ、麺はまるでスパゲティのようで・・・久々に美味しくないラーメンと言うものを食べました。
店長！味の改革をお願いいたします。

いつもの帰り道ではなく今はもう社会人になった娘たちの通っていた幼稚園の方から行ってみようということになり、通りかかった立派な門構えの西山美術館。

屋根の横からチラッと見えるオレンジの看板が西山美術館の建物で、丘陵の上にあるので遠くからでも目につきます。
西山美術館は、ロダンの彫刻、ユトリロの絵画が展示されている個人の美術館です。
それなのにロダンは国内3番目の収蔵数でフランス国立ロダン美術館認定、一方ユトリロは国内No.1、世界でも二番目の収蔵数でフランス・サノワ市ユトリロ美術館認定となっている所がすごいところです。

西山美術館 美術館・博物館

地元なのにまだ行ったことがないと言うのは、
無理やり理由をつけるとすれば彫刻に興味がないことと、
この凄そうな坂を上って行かなくては美術館にたどり着けないと言うことでしょうか。

あら、喫茶ルームもあるらしい。
じゃあ、あのラーメンの口直しにコーヒーでも飲みましょう（いやみ？）。
右手にショートカットの階段があります。

坂を登りきるとそこにはまたしても立派な門が。
思わず中に入りたくなるけれど、これは私邸の門。
奥のコンクリートの建物が西山美術館です。
右手は駐車場。

西山美術館 美術館・博物館

私邸の門の中と駐車場手前にイノシシの置物。なぜなの？

３ｍほどあるかと思える（実際は？？？）皇帝ダリアが咲いていました。

こちらが西山美術館

旧白洲邸「武相荘」と同じ小田急線鶴川駅下車。
武相荘は駅からも歩いて行けるので、観終わってから駅に戻ってりバスで西山美術館に行かれるのもよろしいのではないでしょうか？
車ならすぐですね。

「武相荘」
http://www.buaiso.com/

西山美術館 美術館・博物館

雨の日も風の日も夏の暑さにも、いつもひとりでかわいそう・・・と思ったんでしょうね。
ロダン（レプリカ）の左側の白っぽい箱のような物の上に、
ちょこんとかわいい何かわからないけれど子どものような彫刻があります。

喫茶ルームは美術館の２階にありました。
喫茶ルームの入口にいきなり豪華で大きなポプリケースがあったのにはびっくりしました。
ポプリをどれだけ入れればよかったのでしょう。

私たちが行った時はどなたもいなかったので窓際の特等席を確保出来ました。
見晴らしがいいです。

豪華なポプリケースの隣には、これまた豪華なマイセンのコーヒーカップがショーケースに並んでいます。テーブルの端に置いてあったここのガイドブックを見るまで３０万円のマイセンのカップでコーヒーが頂けるなんて知りませんでした。
どんなカップが来るのかしら？

ジャーン！こちらでございます。
夫には綺麗な深い青の地に花と金で模様が描かれていました。
私の方はアラビアンナイト風のイラスト。形もかわいくて素敵です。

後で知ったのですが、夫の方が高いカップでした。
この深い青の色はなかなか出ないんだそうです。

シュガーポットの蓋も綺麗な絵が描かれていましたが、撮る前にコーヒーが来ると同時に持っていかれてしまいました。

ほらねソーサーの方だって、かわいいったらないです。

極めつけは、このアラビアンナイト風の絵柄のソーサー、裏を返してみると金なんですねぇ。
こんな見えないところに金を使うなんてオシャレです。

一部食べてしまいましたが、クッキーなんぞも付いていました。
肝心のコーヒーのお味の方は食器に気を取られて定かではありませんが美味しかったような気がします（汗）
帰る間際に夫がショーケースに並んでいるガイドブックに載っていたカップを観ながら
「これが３０万円のマイセンですか？」と聞くと、夫が飲んでいたカップが一番高価なもので６０万円、私のカップが４０万円と教えてくれました。
ひぇーーーー！コーヒー代は消費税込みで６００円（ひとり分）でした。

喫茶だけ使用ということでもちろん美術館の入館料は払っていないのに４階のトイレに行く時、美術館の中を通るので彫刻をちらちらと眺めまわして行ったトイレの清潔で豪華な事にもびっくりしましたが、とってもお得な気分でした。

あとから来た賑やかな奥様がた。ずうずうしくもお願いしたら快くサンドイッチを撮らせてくださいました。謝謝
ケーキセットもありました。

手の行きとどいた和風庭園を見ながら帰りましょう。

出口へと続く坂道。
一瞬この坂はスキーができそうだと思った私です。

家を出てから4時間のお散歩でした。



後日、山口で400万円の萩焼の抹茶碗でお薄を頂いた、と言う方が。
上には上がいるものですが日本の器、恐るべし！

「西山美術館」
東京都町田市野津田町1000
? 042-708-2480
開館時間 11:00〜17:00
休館日 月・火曜日（祝日・振替休日の場合は開館）、12月31日(水)
Access 小田急小田原線鶴川駅から野津田車庫行き
または本町田経由町田駅行きバスで綾部入口下車徒歩2分
HP http://www.2480.jp/museum/
入館料 1200円（15才以下無料） HPに割引券あり

この旅行記へのコメント （2）

• romanさん 2009/11/24 12:20:17

  西山美術館！

  anelloさん　はじめまして。
  こちらに遊びに来て下さって、
  ご投票までありがとうございました！
  
  薬師池公園の紅葉もいい感じになって来ましたね〜♪
  9月下旬に行った時は、まだまだでしたので
  今またこちらで拝見出来て嬉しかったです。
  池の淵のもみじも真っ赤になったんですね〜！！
  
  しかし、町田ってホント色々ありますね！
  西山美術館の存在は、全く知りませんでした。
  
  ロダンは国内3番目の収蔵数でフランス国立ロダン美術館認定、
  ユトリロは国内No.1、世界でも二番目の収蔵数でフランス・サノワ市ユトリロ美術館認定とは、驚きました！
  
  そして60万円のマイセンでコーヒーを飲まれたんですね！
  その感触を私も味わってみたいです〜！
  
  ろまん

  anelloさん からの返信 2009/11/25 01:17:44

  RE: 西山美術館！

  ろまんさん、初めまして。
  こちらこそありがとうございました。
  
  西山美術館は知ってはいたのですが行ったのは初めてでした。
  知れば知るほど奥が深いので是非お出かけしてみてください。
  ６０万円のマイセンに感激していたら、ブログのお友だちから
  「昔、山口県で４００万円する萩焼きの抹茶碗でお薄をいただきました」
  という書き込みを頂きました。上には上があるものですね。
  薬師池公園は近いこともあり年に何回も行きますが好きな場所です。
  
  ろまんさんの旅行記は楽しくてお写真も素晴らしいので、
  ゆっくりまたお邪魔させていただきます。