バングラデシュでシャプラニールのスタディツアー【４日目の１】

2009/06/23 - 2009/06/23

ポイラ村でシャプラニールとそのパートナー団体ＳＴＥＰの活動を視察。

まずは【マイクロクレジット活動】を行う女性グループを訪問。
彼女たちがどんな事業を始めたのか、生活はどう変わったのかを教えていただきました。

午後からは【少女グループ】を訪問。
思春期前後の少女たちが放課後に集まって、安全・健康などなどたくさんの勉強や活動をしています。



●マイクロクレジットって？
開発途上国で生まれた画期的な仕組みで、無担保で借りられる小額のローン。
借りたお金を元手に、貧しい方々（ほとんどは女性）が個人事業を始め、収入を得て、貧困を脱することを可能にさせ、成功を収めています。

・極少額の返済
・グループに対して貸付けし、返済を怠るとグループ全体が連帯　責任を負う制度
・定期的な返済

エリア その他の都市(バングラデシュ)

●９：００　
　マイクロクレジット活動を行う女性グループを訪問


まずはお互い自己紹介。

左側が女性グループのみなさん

真ん中にＳＴＥＰのスタッフさんと通訳のアラムさんをはさんで

右側が私たち。

マイクロクレジットで使用している通帳を見せてくださいました。

貯金とローンをきちんと記帳し管理しています。

彼女は、借りたお金でこの牛を買いました。
牛のミルクを売り、子牛をを売り、生活が少しずつ豊かになってきました。


毎週確実に返済を続けることで、信用が得られ、より大きな額を借りられて新しいことが始められるのです。

みなさんと一緒にパチリ★

●村のマーケット

人・ひと・ヒト！！

ジャックフルーツ

巨大な実を割ると、トロピカルな味のガムのような実が入っています。

川魚がたくさん！

フナカレー、鯉カレーなどなどいただきました。

●１６：００　少女グループを訪問
　
思春期前後の少女たちが学校帰りに集まってさまざまな活動をしています。
はじめはＳＴＥＰのスタッフが家族計画など教えていましたが、今は自主的に「来週のテーマはこれ」と決めて勉強してきて発表するなどの活動を続けています。

今回は１２−３歳で結婚させられてすぐに出産する、という早結婚の心身への危険性について。
このことに関する歌や自作の劇も見せてくださった。
彼女たちの熱心さ、まじめさに驚きました。


「日本の皆さんは何歳ですか？結婚してますか？」の問いに、２０代後半のメンバー全員が独身。
さすがの彼女たちも「そんな年齢まで独身でこの人たち大丈夫なのか？！」と驚き＆可哀相がる顔。汗
通訳のアラムさんが「ほ〜ら日本のように進んだ国は結婚が遅いでしょ。
早結婚は良くないよね」とまとめてくれました。
あは〜。

　スタッフの地道な介入から自主的な組織へと進化した彼女たち。このシャプラニールとＳＴＥＰの活動は保健師の教科書に出てくるような、保健師活動の原点を感じました。

丁寧に教えてくださる。

自作の洪水マップについて教えてくださる。

洪水の多いバングラデシュでは、洪水対策が大切です。

自分たちで作った村の地図を見せてくださいました。

みなさんとパチリ★
サロワ・カミューズが華やか！