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 天に極楽あり、地に蘇州・杭州あり。誰が言ったか、蘇州といえば杭州と並んで昔から風光明媚な景勝地で、日本でもよく知られた水郷の街。世界遺産の庭園やら呉越の歴史文物やら見どころは多いし、三国志的には呉県に当たると分かれば行きたい気分上々モード。<br /> と、いうわけで、国慶節。海寧の銭塘江観潮を済ませたら、すぐに蘇州へ移動。3日間、この街をブラブラした。<br /> 1日目は最初に蘇州文廟大成殿へ直行。お目当ての廉石を見る。廉石とは三国志関係の遺物。説明は省略。その後、蘇州4大名園の一つ留園へ移動。すばらしい、さすが世界遺産じゃ。そして、蘇州のシンボル・虎丘もその歴史とともに十分に堪能。虎丘からは運河沿いを歩いて山塘街へ。この道程も風情があって非常によろしかった。蘇州は古く歴史的な街並みを残そうとする意思が伝わってきて、日本人には興味深い。一方、杭州は古い街並みを壊して新生させた街のよう。省都として大都市の道を歩んでいるようだ。住みやすいかもしれないが、街並みからは風情が失われた。最近、南宋の街並みを再現した一角が整備されたが、街並みだけを比べたら、蘇州の方が見どころは多い。「天に極楽あれば、地に蘇州・杭州あり」という言葉も、今やその観光地としての魅力はそれぞれ道筋が別れているのかも。<br /> 2日目。木とく鎮。ここは蘇州中心部から西へバスで30分ほど行ったところ。古い歴史があって蘇州の景勝区の一つとしてまあまあ有名。運河沿いをあっち行ったりこっち行ったり、ブラブラ気ままに歩いて厳家花園、虹飲山房などの歴史建築をじっくりと堪能。街路沿いの4つの見どころがセットになったチケット(60元)を買うのがいい。木とく鎮を抜けると、目の前に霊岩山がある。その昔、中国4大美女の一人、西施のために作られた宮殿跡とその逸話が残る。今はお寺になっているものの、そんなことを知ると行ってみたくなる。しかし、今回は時間がなかったので残念ながらパス。<br /> 3日目。朝、まだ人の少ない時間帯に獅子林へ。ここもまた蘇州4大庭園というにふさわしく、時間が経つのを忘れるくらい見入ってしまう。中国って4大何とかとか、天下第一何とかとか多くて、かなり誇大宣伝気味なんだけど、蘇州の庭園はその名に違わず。へんてこな形の太湖石が美しく配置されていて、ルートが何だか巨大迷路みたいで面白い。獅子林からは歩いてすぐ、同じく4大名園の一つ、拙政園。個人的な感想としては留園や獅子林に劣るか。前の二つが要素が凝縮されて濃密な空間になっていたのに対し、広すぎて反って淡泊な感じ。贅沢な評論か? 春に行けば、もっと花が咲き乱れて印象は違うのかもしれない。いや、蓮の花が満開の夏がいいのかも。訪れる時期によって魅力が変わる庭園なんだな、きっと。拙政園の隣の博物館を見学、そこから歩いて15分くらいで拙政園からも見えた北寺塔に到着。2009年蘇州の旅はこれで終了。<br /> しか~し、実は蘇州へは2010年にも訪れた。前回見れなかった庭園を巡り、さらに孫子の兵法で有名な「孫子」こと孫武が隠棲した蘇州郊外の穹窿山へ足を伸ばした。<br /> 蘇州の観光は路線バスが安いし、便利だ。地図を買えば、路線が載っているし、市内中心部の庭園は地図を見ながら、徒歩でも巡れる。特に運河沿いは歩くのがお勧め。水郷都市の魅力を堪能できる。<br /> とにかく、蘇州は古さを求めてあっちゃこっちゃブラブラするのが一番の街です。<br /> <br />

ブラリ蘇州2009~2010。

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2009/10/05 - 2009/10/08

611位(同エリア1012件中)

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ulysse

ulysseさん

 天に極楽あり、地に蘇州・杭州あり。誰が言ったか、蘇州といえば杭州と並んで昔から風光明媚な景勝地で、日本でもよく知られた水郷の街。世界遺産の庭園やら呉越の歴史文物やら見どころは多いし、三国志的には呉県に当たると分かれば行きたい気分上々モード。
 と、いうわけで、国慶節。海寧の銭塘江観潮を済ませたら、すぐに蘇州へ移動。3日間、この街をブラブラした。
 1日目は最初に蘇州文廟大成殿へ直行。お目当ての廉石を見る。廉石とは三国志関係の遺物。説明は省略。その後、蘇州4大名園の一つ留園へ移動。すばらしい、さすが世界遺産じゃ。そして、蘇州のシンボル・虎丘もその歴史とともに十分に堪能。虎丘からは運河沿いを歩いて山塘街へ。この道程も風情があって非常によろしかった。蘇州は古く歴史的な街並みを残そうとする意思が伝わってきて、日本人には興味深い。一方、杭州は古い街並みを壊して新生させた街のよう。省都として大都市の道を歩んでいるようだ。住みやすいかもしれないが、街並みからは風情が失われた。最近、南宋の街並みを再現した一角が整備されたが、街並みだけを比べたら、蘇州の方が見どころは多い。「天に極楽あれば、地に蘇州・杭州あり」という言葉も、今やその観光地としての魅力はそれぞれ道筋が別れているのかも。
 2日目。木とく鎮。ここは蘇州中心部から西へバスで30分ほど行ったところ。古い歴史があって蘇州の景勝区の一つとしてまあまあ有名。運河沿いをあっち行ったりこっち行ったり、ブラブラ気ままに歩いて厳家花園、虹飲山房などの歴史建築をじっくりと堪能。街路沿いの4つの見どころがセットになったチケット(60元)を買うのがいい。木とく鎮を抜けると、目の前に霊岩山がある。その昔、中国4大美女の一人、西施のために作られた宮殿跡とその逸話が残る。今はお寺になっているものの、そんなことを知ると行ってみたくなる。しかし、今回は時間がなかったので残念ながらパス。
 3日目。朝、まだ人の少ない時間帯に獅子林へ。ここもまた蘇州4大庭園というにふさわしく、時間が経つのを忘れるくらい見入ってしまう。中国って4大何とかとか、天下第一何とかとか多くて、かなり誇大宣伝気味なんだけど、蘇州の庭園はその名に違わず。へんてこな形の太湖石が美しく配置されていて、ルートが何だか巨大迷路みたいで面白い。獅子林からは歩いてすぐ、同じく4大名園の一つ、拙政園。個人的な感想としては留園や獅子林に劣るか。前の二つが要素が凝縮されて濃密な空間になっていたのに対し、広すぎて反って淡泊な感じ。贅沢な評論か? 春に行けば、もっと花が咲き乱れて印象は違うのかもしれない。いや、蓮の花が満開の夏がいいのかも。訪れる時期によって魅力が変わる庭園なんだな、きっと。拙政園の隣の博物館を見学、そこから歩いて15分くらいで拙政園からも見えた北寺塔に到着。2009年蘇州の旅はこれで終了。
 しか~し、実は蘇州へは2010年にも訪れた。前回見れなかった庭園を巡り、さらに孫子の兵法で有名な「孫子」こと孫武が隠棲した蘇州郊外の穹窿山へ足を伸ばした。
 蘇州の観光は路線バスが安いし、便利だ。地図を買えば、路線が載っているし、市内中心部の庭園は地図を見ながら、徒歩でも巡れる。特に運河沿いは歩くのがお勧め。水郷都市の魅力を堪能できる。
 とにかく、蘇州は古さを求めてあっちゃこっちゃブラブラするのが一番の街です。
 

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス
  • 蘇州文廟・大成殿。廉石はこの中にあるぞ。<br />教師・政治家は廉石の前で清廉を誓うのがブーム、というのはウソだが、そんな感じの写真が飾ってある。

    蘇州文廟・大成殿。廉石はこの中にあるぞ。
    教師・政治家は廉石の前で清廉を誓うのがブーム、というのはウソだが、そんな感じの写真が飾ってある。

  • 世界遺産・留園。こんな庭ほしい。

    世界遺産・留園。こんな庭ほしい。

  • 留園内の太湖石、冠雲峰。

    留園内の太湖石、冠雲峰。

  • 虎丘・剣池。春秋時代・呉王・闔閭の墓と言われる。<br />子の夫差は「臥薪嘗胆」父の仇を雪ぐのであった。

    虎丘・剣池。春秋時代・呉王・闔閭の墓と言われる。
    子の夫差は「臥薪嘗胆」父の仇を雪ぐのであった。

  • 虎丘塔。傾いているけど、そのせいで有名になったみたい。いつまで建っていられるか?

    虎丘塔。傾いているけど、そのせいで有名になったみたい。いつまで建っていられるか?

  • 山塘街近く、夜のしょう門。

    山塘街近く、夜のしょう門。

  • 木とく鎮の運河。

    木とく鎮の運河。

  • 木とく鎮、古松園。

    木とく鎮、古松園。

  • 獅子林。獅子岩? 犬っぽいぞ。

    獅子林。獅子岩? 犬っぽいぞ。

  • 岩の迷路入口。童心が疼くぜ。

    岩の迷路入口。童心が疼くぜ。

  • 拙政園内。広いでござる。

    拙政園内。広いでござる。

  • 拙政園から見る北寺塔。借景というらしい。<br />蓮花が咲き乱れる夏に来たい。<br />

    拙政園から見る北寺塔。借景というらしい。
    蓮花が咲き乱れる夏に来たい。

  • 拙政鯉。逃げるな、こっちに来〜い。

    拙政鯉。逃げるな、こっちに来〜い。

  • 報恩寺北塔。通称・北寺塔。三国・呉の孫権が母のために建立したらしい。

    報恩寺北塔。通称・北寺塔。三国・呉の孫権が母のために建立したらしい。

  • 蘇州4大庭園の一つ、滄浪亭。

    蘇州4大庭園の一つ、滄浪亭。

  • 盤門風景区の盤門。水郷都市らしく、水門が残っている。

    盤門風景区の盤門。水郷都市らしく、水門が残っている。

  • 蘇州中心部の西ある平江路。水路沿いを歩いてみる。

    蘇州中心部の西ある平江路。水路沿いを歩いてみる。

  • 蘇州中心部をぐるりと囲んでいる運河沿いを歩く。極上の夕日に出会えた。

    蘇州中心部をぐるりと囲んでいる運河沿いを歩く。極上の夕日に出会えた。

  • 孫武はこの穹窿山に隠棲中、稀代の名著「孫子兵法」を著したとされる。穹窿山国家森林公園へは、蘇州中心部から西へバスで1時間ほど。郊外なので、ほとんど外国人観光客は見られない。景区内は広く、孫武苑まではかなり歩く。上りはカート(10元)に乗って移動した方がいいかも。

    孫武はこの穹窿山に隠棲中、稀代の名著「孫子兵法」を著したとされる。穹窿山国家森林公園へは、蘇州中心部から西へバスで1時間ほど。郊外なので、ほとんど外国人観光客は見られない。景区内は広く、孫武苑まではかなり歩く。上りはカート(10元)に乗って移動した方がいいかも。

  • 蘇州庭園のチケットと地図。チケットはオン・シーズンとオフ・シーズンで値段が異なる。

    蘇州庭園のチケットと地図。チケットはオン・シーズンとオフ・シーズンで値段が異なる。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • nao0880さん 2011/02/03 17:42:57
    巨大迷路
    ulysseさん、こんにちは。
    私も獅子林を巨大迷路と感じました。
    巨大+立体迷路の雰囲気を持っていますね。

    蘇州は中国丹陽出張の帰りに、列車の切符が買えなくて訪れた町です。
    ホテルのフロントで聞いて拙政園を訪れました。
    水郷と庭園の町、とても魅力的に感じました。
    ガイドブックも持たずに訪れた蘇州でしたが、拙政園を訪れたことでとても楽しいたびに変わりました。

    留園はまだ訪れていません。
    機会があれば訪れてみたい場所です。

    お邪魔しました。

    ulysse

    ulysseさん からの返信 2011/02/16 13:11:43
    RE: 巨大迷路
    nao0880さん、コメントありがとうございます。
    2年ぶりに日本に帰国したばかりで、返事が遅くなってしまいました。

    蘇州には、有名な拙政園や留園のほかにも、たくさんの庭園があります。
    マイナーなところもありますが、独特の雰囲気は時間を忘れさせてくれます。蘇州と言えば、各庭園や虎丘などが有名ですが、運河や川沿いに歩いてみるだけでも、興味深い光景に出会えますよ。

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