2009/09/19 - 2009/09/20
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bunkichiさん
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明治村って、けっこう有名人の縁のお宅がたくさんあるんですね。
森鴎外、夏目漱石、幸田露伴、石川啄木、小泉八雲、西郷従道、西園寺公望...といった文人、政治家とてんこ盛りでございました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 私鉄
-
このいかめしい建物は「学習院長官舎」(1909年建設)であります。
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玄関の屋根には桜花の飾り付けがされており、さすがは学習院といった気品を感じさせられます。
その入り口に等身大のお爺さんのパネルが立っておりました。 -
このお爺さんは、なんと!あの日露戦争の陸軍大将、乃木大将(乃木希典)であります。
なにゆえ乃木大将がここに?
なんでも明治40年に学習院長に就任し、この官舎の建設にあたったそうで、室内はけっこう地味な和室が広がってました。
乃木希典 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%83%E6%9C%A8%E5%B8%8C%E5%85%B8 -
学習院長舎のすぐそばに洒落た洋館が建ってます。
この建物は「西郷従道邸」(1877年建設)であります。
西郷従道は、かの西郷隆盛の弟であり、政府内で薩摩閥の重鎮として君臨し、元老にもなった明治を代表する政治家でありますから、なにもかもがスゲーの貴族社会の世界であります。
\(◎∠◎)/
西郷従道 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E9%83%B7%E5%BE%93%E9%81%93 -
この邸宅の主、西郷従道さんです。
身長は推定160cmだそうです。 -
それでは、フランス人技師レスカス(Lescasse,J.)設計といわれるお宅を拝見させていただきましょう。
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まさに洋館っいうイメージのお部屋ですな。
ヽ(^_^;))((^。^;)ノナントー -
天井だって立派!
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豪華すぎーるカーテンボックス!
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なんか見るからに気品を伝える家具!
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日本三景が描かれている瀬戸焼の暖炉です。
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暖炉に使用した消し炭ボックス的な小道具?
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椅子だってすごいんです。
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見るからに一般平民用とは違うぞと主張しているようで、これからは「お椅子さま」と呼びましょう。
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さてさて、貴族の館でその豪華絢爛の美に酔いしれた後、東京・千駄木にあった「森鴎外・夏目漱石住宅」(1887年頃建設)を訪れてみました。
森鴎外は明治23〜24年頃、夏目漱石は明治36年〜39年頃借りたそうです。
森鴎外 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E9%B4%8E%E5%A4%96
夏目漱石 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E7%9B%AE%E6%BC%B1%E7%9F%B3 -
この家に住んでた時代に漱石は「我が輩は猫である」を書いたそうです。
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室内では、ボランティアのおじさんが琵琶を奏でて、雰囲気をもり立てております。
(^◇^ ;) ほぇ〜 -
外が騒々しいのでみると、明治時代のコスプレのモデルと思われる女の子にカメラマニアが群がって撮影会を開いておりました。
明治村では昔の衣装を貸すサービスを行ってますが、最近、明治村には、異常な姿のコスプレ集団が出没しており、いわゆる「明治村コスプレ問題」が発生しております。
明治村コスプレ問題
http://www.geocities.jp/meijicos/page02.htm -
この渋いお家は、「五重塔」で有名な幸田露伴の住宅、「蝸牛庵」(1868年建設)です。
幸田露伴 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B8%E7%94%B0%E9%9C%B2%E4%BC%B4 -
例によって、室内に入ると等身大の幸田露伴のパネルがお迎えに立ってます。(推定身長165cm)
でも、消化器と一緒にあるというのは、いかがなものか?
どちらかを動かした方がよろしいかと思います。 -
幸田露伴は、自分の家を「かたつむりの家(蝸牛庵)」と呼び、幾度も引っ越したことでも有名ですが、この家もその一つで、かつては隅田川の東にあったそうです。
それにしてもこの書斎は落ち着きます。 -
この館は、日本の公家、政治家、「最後の元老」と呼ばれた西園寺公望の別邸「坐漁荘」(1920年建設)であります。
政治の一線から退いた後、駿河湾の興津の海岸に建てられたそうです。
「坐漁荘(ざぎょそう)」の名は斉の国の始祖・太公望呂尚の故事にちなみ「なにもせず、のんびり座って、魚をとって過ごす」という意味が込められているそうです。
西園寺公望 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%9C%92%E5%AF%BA%E5%85%AC%E6%9C%9B -
なかなかステキな新聞受けです。
経済新聞専門なのでしょうか? -
例によって、室内に入ると等身大の西園寺公望のパネルがお迎えに立ってます。(推定身長169cm)
当時の日本人としては、けっこう大きかったのでは? -
座敷の向こうには海が面していたそうです。
-
ここの天井もまたステキでした。
(^◇^ ;) ほぇ〜 -
この家の2階に石川啄木のパネルがたたずんでいました。
この家は東京・本郷にあった理髪店「喜之床」(1910年頃建設)です。
この2階で石川啄木が家族を東京に迎えて、新居を構えていたそうです。
石川啄木 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%B7%9D%E5%95%84%E6%9C%A8 -
当時の店内を出来る限り再現するために、飾り付けは、新潟県・上越にあった同時代のお店「入村理髪店」から贈られた鏡や椅子を置いてあるそうです。
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最後の有名人縁のお家は「怪談」で有名な「小泉八雲避暑の家」(1868年頃建設)です。
前の石川啄木の住んでいた「喜の床」の隣にあり、なぜか駄菓子屋さんになってました。
小泉八雲といえば、松江ですが、この家は彼が東京に移り、帝大や早稲田大学で英文学を講じてた頃、夏を焼津で過ごし、その時身を寄せた家だそうです。
小泉八雲 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B3%89%E5%85%AB%E9%9B%B2 -
焼津を題材にした小説「乙吉の達磨」を書いた小泉八雲ですが、室内には立派な達磨さんが鎮座しておりました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Guavalomilomiさん 2009/12/19 13:54:14
- オシャレな洋館
- bunkichiさん、コンニチハ!
明治村は、こちらの4トラベルの皆さん達の旅行記で、
何度か拝見してるのですが、有名人のお宅特集のは
bunkichiさんのが初めてです。
西郷従道って、こんなステキな西洋館に住んでたのですね。
今でも、充分、通用しますね、このお家の形。
明治維新や昭和の歴史って、昔から好きなのですが、
明治村には行った事ないです。写真では、西郷従道のも
何度も見た事あるんですが、家は知りませんでした。
明治維新がなければ、薩摩の田舎の下級武士の、
たぶん、部屋住みのまま、終わったでしょうに、
スゴイ出世ですよね。
いつか機会があったら、行って見たいですね。
グアバ
- bunkichiさん からの返信 2009/12/24 19:44:59
- RE: オシャレな洋館
- グアバさん
返事が遅くなって申し訳ございません。
おまけに投票までして頂き、ありがとうございます。
♪☆(人゚∀゚*)☆♪
西郷従道邸は、本当に立派ですよ!
是非、明治村に行く機会があれば,お奨めします。
できたら午前中の人の少ない時に、ボランティアの方の説明時に行くと
単独では見せてもらえないところも見せてもらえます。
bunkichi
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