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もう二十年ぐらい前になりますか、NHKスペシャルで「大黄河」という番組を放映していたのを覚えてらっしゃる方は多いと思います。<br />番組は毎回まさに暴れ龍のごとく水しぶきを上げる黄河の映像から始まりました。この場所は「壷口瀑布」といい、山西省と陝西省の境にあるということを知りいつか自分もそこに立ってみたいと思っていました。<br />今回、マイレージ特典にて北京行きの午前便に乗ることが出来ることになり、長年の夢であったその壷口瀑布に行くことが出来ました。<br />撮影当時と比べ道路事情は格段によくなったとはいえ、足がかりの地である臨分からはほぼ丸1日時かかりました。北京を出てなんと2日かかった計算になります。<br /><br />また、臨分市郊外の広勝寺も訪問しましたので合わせて紹介します。彩色レンガで造られた飛虹塔はそれは素晴らしいものでした。<br />時間はかかりますが、興味のある方は是非訪問してほしい場所だと思います。

ガイドブックのその先へ!第二部、名勝地訪問編

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2009/10/10 - 2009/10/15

6位(同エリア137件中)

7

39

服務員

服務員さん

もう二十年ぐらい前になりますか、NHKスペシャルで「大黄河」という番組を放映していたのを覚えてらっしゃる方は多いと思います。
番組は毎回まさに暴れ龍のごとく水しぶきを上げる黄河の映像から始まりました。この場所は「壷口瀑布」といい、山西省と陝西省の境にあるということを知りいつか自分もそこに立ってみたいと思っていました。
今回、マイレージ特典にて北京行きの午前便に乗ることが出来ることになり、長年の夢であったその壷口瀑布に行くことが出来ました。
撮影当時と比べ道路事情は格段によくなったとはいえ、足がかりの地である臨分からはほぼ丸1日時かかりました。北京を出てなんと2日かかった計算になります。

また、臨分市郊外の広勝寺も訪問しましたので合わせて紹介します。彩色レンガで造られた飛虹塔はそれは素晴らしいものでした。
時間はかかりますが、興味のある方は是非訪問してほしい場所だと思います。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
鉄道
航空会社
JAL
  • 臨分で「芦さん」に紹介してもらった臨分賓館に投宿。<br />古い建物で水周りに不満はありましたが、この手のホテルは個人的には好きです。<br />(芦さんについては第一部を見てください。)

    臨分で「芦さん」に紹介してもらった臨分賓館に投宿。
    古い建物で水周りに不満はありましたが、この手のホテルは個人的には好きです。
    (芦さんについては第一部を見てください。)

  • ホテル一階にある尭都旅行社で「壷口瀑布1日遊」に参加。人員は私たち夫婦のみで実質的な貸切となりました。<br />この小さな車でいくつもの山、谷を超えて瀑布まで行ってくれました。

    ホテル一階にある尭都旅行社で「壷口瀑布1日遊」に参加。人員は私たち夫婦のみで実質的な貸切となりました。
    この小さな車でいくつもの山、谷を超えて瀑布まで行ってくれました。

  • 片道三時間半をかけてようやく壷口瀑布に到着です。<br />地響きとともに落下する大量の水。落差はあまりありませんが、すぐ近くまでいけるのと大量の水とで迫力満点です。

    片道三時間半をかけてようやく壷口瀑布に到着です。
    地響きとともに落下する大量の水。落差はあまりありませんが、すぐ近くまでいけるのと大量の水とで迫力満点です。

  • 暴れ龍とはよく言ったものです。

    暴れ龍とはよく言ったものです。

  • 向かい側が陝西省です。陝西省側より山西省側のほうがより黄河に近づいて見学できるようです。

    向かい側が陝西省です。陝西省側より山西省側のほうがより黄河に近づいて見学できるようです。

  • トンネルを通ってより滝に近づくことが出来ます。ここまで近寄ると水しぶきで大変です。

    トンネルを通ってより滝に近づくことが出来ます。ここまで近寄ると水しぶきで大変です。

  • 黄河は身をくねらせるように下流に流れていきます。

    黄河は身をくねらせるように下流に流れていきます。

  • 思わず吸い込まれそうな気持ちになります。

    思わず吸い込まれそうな気持ちになります。

  • 天気はあいにく小雨→うす曇だったのでちょっと残念でした。

    天気はあいにく小雨→うす曇だったのでちょっと残念でした。

  • 翌日は広勝寺の見学です。<br />素晴らしい秋晴れに恵まれました。<br />広勝寺は上寺、下寺に分かれています。後ろに見える塔は「飛虹塔」で、このお寺のシンボルにもなっています。全体を彩色レンガで覆われとても美しい塔です。<br />閑話休題。まずは上寺の紹介です。

    翌日は広勝寺の見学です。
    素晴らしい秋晴れに恵まれました。
    広勝寺は上寺、下寺に分かれています。後ろに見える塔は「飛虹塔」で、このお寺のシンボルにもなっています。全体を彩色レンガで覆われとても美しい塔です。
    閑話休題。まずは上寺の紹介です。

  • 平遥の双林寺の塑像ほどではありませんが、かなりの塑像が残されています。

    平遥の双林寺の塑像ほどではありませんが、かなりの塑像が残されています。

  • お約束の布袋さんです。(中国では弥勒様なんですが・・・。)

    お約束の布袋さんです。(中国では弥勒様なんですが・・・。)

  • 広勝寺は漢代の創建ですが、荒廃と改修を重ね、現在の建物は明代のものであるか、形式と構造に元代の様式を留める。出典:ぺりかん社刊「中国名勝旧跡事典」とあります。

    広勝寺は漢代の創建ですが、荒廃と改修を重ね、現在の建物は明代のものであるか、形式と構造に元代の様式を留める。出典:ぺりかん社刊「中国名勝旧跡事典」とあります。

  • 地蔵堂内の仏様です。

    地蔵堂内の仏様です。

  • 屋根瓦もカラフルです。

    屋根瓦もカラフルです。

  • 大雄宝殿内の仏像です。

    大雄宝殿内の仏像です。

  • こちらは地蔵堂の外観です。

    こちらは地蔵堂の外観です。

  • シ尾もこの時代になると単なる靴型から複雑な形状に変化してます。生き生きとしたデザインです。

    シ尾もこの時代になると単なる靴型から複雑な形状に変化してます。生き生きとしたデザインです。

  • 飛虹塔の内部です。2階まで上れます。このように内部にも彩色レンガで造られた像が安置されています。

    飛虹塔の内部です。2階まで上れます。このように内部にも彩色レンガで造られた像が安置されています。

  • 同じく飛虹塔の内部です。<br />ちょっと分かりずらいのですが、龍が体をくねらせています。

    同じく飛虹塔の内部です。
    ちょっと分かりずらいのですが、龍が体をくねらせています。

  • 坊さんは一心に念仏を唱えます。

    坊さんは一心に念仏を唱えます。

  • 飛虹塔の外観です。バカチョンカメラの望遠ではこれが限界でした。実物は本当に素晴らしいです。

    飛虹塔の外観です。バカチョンカメラの望遠ではこれが限界でした。実物は本当に素晴らしいです。

  • 同じく塔の外部の拡大写真です。

    同じく塔の外部の拡大写真です。

  • 柵があって分かりにくいのですが、仁王像です。ちょっとスリムで迫力不足かな。

    柵があって分かりにくいのですが、仁王像です。ちょっとスリムで迫力不足かな。

  • 石段を登って神社、寺院に入るのは日本では一般的ですが、中国では初めてです。

    石段を登って神社、寺院に入るのは日本では一般的ですが、中国では初めてです。

  • 上寺に比べると参拝者は少なく鄙びた感じです。

    上寺に比べると参拝者は少なく鄙びた感じです。

  • 有名ではありませんが、元の時代の建築物です。

    有名ではありませんが、元の時代の建築物です。

  • 仏像は現代のものでした。

    仏像は現代のものでした。

  • 水神廟は壁画が有名だそうです。<br />殿内の壁画は撮影禁止でしたが、外部はお咎めナシでした。

    水神廟は壁画が有名だそうです。
    殿内の壁画は撮影禁止でしたが、外部はお咎めナシでした。

  • 壁画も元代のものです。

    壁画も元代のものです。

  • 水神廟の本殿です。

    水神廟の本殿です。

  • 相変わらず中国のドライバーは猛烈にぶっ飛ばします。

    相変わらず中国のドライバーは猛烈にぶっ飛ばします。

  • 尭廟の本殿です。第一部に書いたように全く見る価値はありません。

    尭廟の本殿です。第一部に書いたように全く見る価値はありません。

  • 場所は変わって北京への列車からの風景です。山西省から河北省へは太行山脈を横断します。<br />時間調整のためかしばらく停車、徐行運転をしていました。そこから見えた山の姿はまさしく山水画に書かれた山の形です。

    場所は変わって北京への列車からの風景です。山西省から河北省へは太行山脈を横断します。
    時間調整のためかしばらく停車、徐行運転をしていました。そこから見えた山の姿はまさしく山水画に書かれた山の形です。

  • このように雄大な山々が連なっていました。

    このように雄大な山々が連なっていました。

  • 硬臥車の朝です。<br />思ったよりよく寝られました。早く北京に着かないかな。

    硬臥車の朝です。
    思ったよりよく寝られました。早く北京に着かないかな。

  • 楽しかった旅もおしまい。(いつも同じようなことを書いていますが・・・。)<br />今回の旅は移動に時間がかかりすぎたと少し反省。<br />次回は江南でゆっくりしようかな。

    楽しかった旅もおしまい。(いつも同じようなことを書いていますが・・・。)
    今回の旅は移動に時間がかかりすぎたと少し反省。
    次回は江南でゆっくりしようかな。

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この旅行記へのコメント (7)

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  • kuritchiさん 2010/05/02 15:26:22
    はるかなる…黄河…、迫力!壷口瀑布
    服務員さん、こんにちは^^
    壷口瀑布の旅行記にお邪魔させていただいてます

    壷口瀑布、迫力ありますね!
    本当に、吸い込まれそう…です!
    下を流れる黄河も迫力!ありますね〜!
    黄河のイメージ!そのものですね…

    広勝寺もカラフルですね…
    緑や赤がとても印象的です

    これからも、更なるガイドブックその先へ!シリーズお待ちしております^^

    kuritchi

    服務員

    服務員さん からの返信 2010/05/05 20:43:40
    RE: はるかなる…黄河…、迫力!壷口瀑布
    続編のご要望をいただき有難うございます。
    現在行き先を鋭意検討しているところです。時期的には秋になるとは思いますが、サラリーマンゆえまだ机上の妄想から抜け出せないでいます。
    とりあえず、乞うご期待と記しておきます。
  • 一歩人さん 2010/02/21 07:04:52
    日本のお寺と違って、なにかにぎやかかしら
    服務員さんへ
    ふ、ふ、お国柄でしょうか。
    にぎやかな配色ですよね。
    黄河は雄大ですね。
    昔いた晴海のオフィスからも黄砂が
    龍のようによどんで吹いてきます。
    ありがとうございました。
    失礼しま〜す。
  • 一歩人さん 2010/01/24 17:11:38
    ご訪問ありがとうございます
    服務員さんへ
    ナイアガラの滝は見たことがありませんが、
    こちらも、すごいです。
    考えて見れば、黄河に揚子江ですものね、
    ナイル川、ユーフラテスだけじゃないって。
    中国3,000年の歴史は、ナイルの賜物でなくって、
    黄河、揚子江ですよね。
    ありがとうございました。

    ちなみに、江戸は、日本橋川と隅田川かしら。
    荒川は放水路とか。

    失礼しま〜す。
  • 城壁フェチさん 2009/10/19 17:53:24
    懐かしく見せて頂きました。
    服務員さんこんにちは!

    早、壺口瀑布が懐かしく思い出されました。この写真!それに瀑布の向こうに見えるホテル、あそこに泊まったのです。スゴイホテルでした。廊下の電気は切れて、ルームナンバー探すのが大変、エレベーター無し、タオルは黄河色でした。そんな失われたデータが此処にありました。臨フェン鼓楼も、あーこれこれ!と嬉しくなりました。大変失礼ながら、勝手に壺口瀑布の写真二枚と臨フェン鼓楼の写真をダウンロードさせて頂きました。絶対他用は致しません!旅行のDVDに追加させて頂きます。申し訳ありません!ありがとうございます m(_ _)m

    服務員

    服務員さん からの返信 2009/10/21 21:18:40
    RE: 懐かしく見せて頂きました。
    > 服務員さんこんにちは!
    >
    > 早、壺口瀑布が懐かしく思い出されました。この写真!それに瀑布の向こうに見えるホテル、あそこに泊まったのです。スゴイホテルでした。廊下の電気は切れて、ルームナンバー探すのが大変、エレベーター無し、タオルは黄河色でした。そんな失われたデータが此処にありました。臨フェン鼓楼も、あーこれこれ!と嬉しくなりました。大変失礼ながら、勝手に壺口瀑布の写真二枚と臨フェン鼓楼の写真をダウンロードさせて頂きました。絶対他用は致しません!旅行のDVDに追加させて頂きます。申し訳ありません!ありがとうございます m(_ _)m

    服務員

    服務員さん からの返信 2009/10/21 21:36:46
    RE: 壷口瀑布について
    陝西省側にあるホテルに泊まられたのですか。
    外観は近代的なところですよね。
    お疲れ様でした。
    私はといえば臨分のホテルから三時間半かけて瀑布に行きました。
    途中小規模ながけ崩れがありちょっとひやりとしましたが、無事行って帰ってこれました。
    今回の旅行は鉄ちゃんでもないのに長時間列車に乗ったり、車に乗ったりと移動にかなりの時間を費やしてしまいました。日本人的には無駄な時間と考えますが、広大な中国ですから仕方がないと観念するほかないですね。これでも数年前に比べるとぐっと便利になったようですから。
    それではまた。

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