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朝7時起床。いそいそと身支度をし終えて8時15分。おじさんが来るまで、朝の散歩をしようと外へ出る。ホテルの隣はマクドナルドだ。朝マックしてる人もいる。ソーセージマフィンとコーヒーのセットで12元。結構高級品である。小さな屋台も出ている。どこかで朝ごはん買おうかなーとぶらぶらしていると、携帯が鳴った。出てみると“もうホテルに着いたよ”とのこと。時間は8時半。運転手さんからだ。“じゃあすぐ行きます”と散歩を諦め、ホテルに戻る。ホテルの横のお店で肉まんを買った。豚肉か牛肉か選べとのことだったので、豚肉を。運転手さんの分と2つ買った。1個1.5元だった。ホテルに着くとAM0948の車がいたが、中に人はいない。ロビーまで行ってみたがそれらしい人はいない。あれ?と思いまた車のところへ行くと、おじさんがいた。肉まんを持っている私に向かって“なんだよー朝ご飯買いに行ってたのー?“と笑顔でお出迎え。あれ?運転手さんこんな顔してたっけ?まあ昨日は暗いところで話したからなーと思いつつ、車に乗り込む。”朝ご飯食べた?”と肉まんを差し上げたら、遠慮しながらも貰ってくださった。中国の方はすごく遠慮深く、何かを差しあげても、ものっすごい勢いで遠慮する。受け取ってもらえない場合も多いのだ。おじさんは朝ごはんを食べたとのことで、助手席で一人肉まんを食す。玉ねぎとキャベツと豚肉の餡がたくさん入っていて、すごく美味しかった。車の中で色々話す。本渓の鍾乳洞は運転手さんも行ったことがあり、とてもきれいでおススメだそうだ。ここから車で片道2時間かかるよー。日本人のお客さんはあまり乗せたことがないよーとか…。ふと、フロントガラスのところに掲げてある乗務員カードの写真を見た。この写真の人は昨日のオジサンにそっくりだ。“この写真あなた?“と聞いてみると”違うよ!“とのこと。さんざん喋った後に気づいた。昨日、交渉したおじさんとは違うおじさんだった。昨日のおじさんは今日は、休暇なのだそうだ。<br />途中、おじさんにタバコを勧められた。ちょっと遠慮したのだが、“まあまあ吸いなよ”ということになり、1本頂く。おじさんが火をつけてくださった。味は…大人の味。タールが強い。中国ではタバコを吸う時、周りの人に勧めてから自分も吸うのだ。本渓に着くまでの間、さらにもう一度勧められたがさすがに遠慮させていただいた。おじさんはいい人だなあ。そして、やっとやっと本渓鍾乳洞に到着。駐車場は大混雑だ。駐車場の空きがなく、すごく奥まったところに車を停めた。“じゃ、行ってらっしゃい!”とおじさんに見送られ、チケット売り場へ向かう。写真は宿泊したホテル。

長春・瀋陽へ列車の旅 (4日目)

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2009/10/05 - 2009/10/05

210位(同エリア305件中)

0

14

ishibooさん

朝7時起床。いそいそと身支度をし終えて8時15分。おじさんが来るまで、朝の散歩をしようと外へ出る。ホテルの隣はマクドナルドだ。朝マックしてる人もいる。ソーセージマフィンとコーヒーのセットで12元。結構高級品である。小さな屋台も出ている。どこかで朝ごはん買おうかなーとぶらぶらしていると、携帯が鳴った。出てみると“もうホテルに着いたよ”とのこと。時間は8時半。運転手さんからだ。“じゃあすぐ行きます”と散歩を諦め、ホテルに戻る。ホテルの横のお店で肉まんを買った。豚肉か牛肉か選べとのことだったので、豚肉を。運転手さんの分と2つ買った。1個1.5元だった。ホテルに着くとAM0948の車がいたが、中に人はいない。ロビーまで行ってみたがそれらしい人はいない。あれ?と思いまた車のところへ行くと、おじさんがいた。肉まんを持っている私に向かって“なんだよー朝ご飯買いに行ってたのー?“と笑顔でお出迎え。あれ?運転手さんこんな顔してたっけ?まあ昨日は暗いところで話したからなーと思いつつ、車に乗り込む。”朝ご飯食べた?”と肉まんを差し上げたら、遠慮しながらも貰ってくださった。中国の方はすごく遠慮深く、何かを差しあげても、ものっすごい勢いで遠慮する。受け取ってもらえない場合も多いのだ。おじさんは朝ごはんを食べたとのことで、助手席で一人肉まんを食す。玉ねぎとキャベツと豚肉の餡がたくさん入っていて、すごく美味しかった。車の中で色々話す。本渓の鍾乳洞は運転手さんも行ったことがあり、とてもきれいでおススメだそうだ。ここから車で片道2時間かかるよー。日本人のお客さんはあまり乗せたことがないよーとか…。ふと、フロントガラスのところに掲げてある乗務員カードの写真を見た。この写真の人は昨日のオジサンにそっくりだ。“この写真あなた?“と聞いてみると”違うよ!“とのこと。さんざん喋った後に気づいた。昨日、交渉したおじさんとは違うおじさんだった。昨日のおじさんは今日は、休暇なのだそうだ。
途中、おじさんにタバコを勧められた。ちょっと遠慮したのだが、“まあまあ吸いなよ”ということになり、1本頂く。おじさんが火をつけてくださった。味は…大人の味。タールが強い。中国ではタバコを吸う時、周りの人に勧めてから自分も吸うのだ。本渓に着くまでの間、さらにもう一度勧められたがさすがに遠慮させていただいた。おじさんはいい人だなあ。そして、やっとやっと本渓鍾乳洞に到着。駐車場は大混雑だ。駐車場の空きがなく、すごく奥まったところに車を停めた。“じゃ、行ってらっしゃい!”とおじさんに見送られ、チケット売り場へ向かう。写真は宿泊したホテル。

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  • 売り場の外にはチケットの説明書きの看板があった。数種類のチケットがあって、見学場所も沢山ある。どれを買えばいいのか分からない。看板の横では拡声器でチケットの説明をしているおじさんがいる。ど、どうしよう…わからない。とりあえず売り場の中へ入って、みんなが買うチケットと同じのを買おうと思った。だがしかし、みなさん買うチケットはさまざまであった。ここまできて目的が果たせなかったらシャレにならない…と再びチケットの看板のところへ戻った。仕方がないので辞書を取り出して、看板を読む。そしておじさんに“このチケットは水洞の船の代金も含むのですか?”と聞いてみる。するとおじさん“日本人ですか?”と日本語を話すではないか!これは助かった!とおじさんに聞いてみたところ、“170元のチケットを買えば、船に乗れるよ。普通はみんなこのチケットだよ“とのこと。ありがとうありがとう!とお礼を言い、いざ売り場へ。行列に並んでいるとさっきのおじさんやって来た。チケット買ってきてあげる…と私からお金を預かると、行列の脇からさささっと売り子に注文し、即行でチケットを手に入れてくださった。そして、水洞の入り口まで行く専用のバス乗り場まで一緒に着いてきて来てくださった。おじさんは顔が広く、歩いている間、あらゆる人にどこ行くのーと話しかけられていた。あとで一緒に写真を撮りましょうねーなんて言いながら、おじさんに見送られ、バスに乗り水洞入口へ向かった。すごい行列だ。

    売り場の外にはチケットの説明書きの看板があった。数種類のチケットがあって、見学場所も沢山ある。どれを買えばいいのか分からない。看板の横では拡声器でチケットの説明をしているおじさんがいる。ど、どうしよう…わからない。とりあえず売り場の中へ入って、みんなが買うチケットと同じのを買おうと思った。だがしかし、みなさん買うチケットはさまざまであった。ここまできて目的が果たせなかったらシャレにならない…と再びチケットの看板のところへ戻った。仕方がないので辞書を取り出して、看板を読む。そしておじさんに“このチケットは水洞の船の代金も含むのですか?”と聞いてみる。するとおじさん“日本人ですか?”と日本語を話すではないか!これは助かった!とおじさんに聞いてみたところ、“170元のチケットを買えば、船に乗れるよ。普通はみんなこのチケットだよ“とのこと。ありがとうありがとう!とお礼を言い、いざ売り場へ。行列に並んでいるとさっきのおじさんやって来た。チケット買ってきてあげる…と私からお金を預かると、行列の脇からさささっと売り子に注文し、即行でチケットを手に入れてくださった。そして、水洞の入り口まで行く専用のバス乗り場まで一緒に着いてきて来てくださった。おじさんは顔が広く、歩いている間、あらゆる人にどこ行くのーと話しかけられていた。あとで一緒に写真を撮りましょうねーなんて言いながら、おじさんに見送られ、バスに乗り水洞入口へ向かった。すごい行列だ。

  • 30分ほど並んだところで、やっと入場できた。50万年前に形成された、船で遊覧できる世界一大きな鍾乳洞だ。

    30分ほど並んだところで、やっと入場できた。50万年前に形成された、船で遊覧できる世界一大きな鍾乳洞だ。

  • 中は非常に寒い。大連を出発する前に、会社の方が”東北を旅するのなら、これを是非“とユニクロのフリースを下さった。長春にいた時も、ずっとこれが手放せなかった。そして洞窟の中でも大活躍のフリースであった。洞窟の中は、関係ない恐竜のオブジェがあったりした。

    中は非常に寒い。大連を出発する前に、会社の方が”東北を旅するのなら、これを是非“とユニクロのフリースを下さった。長春にいた時も、ずっとこれが手放せなかった。そして洞窟の中でも大活躍のフリースであった。洞窟の中は、関係ない恐竜のオブジェがあったりした。

  • 洞窟を進むと水洞の入り口であった。ここでまた行列。

    洞窟を進むと水洞の入り口であった。ここでまた行列。

  • 入口では防寒用のコートを貸してくれる。寒さで手が悴む。いざいざ、自分の番になり、船に乗り込む。

    入口では防寒用のコートを貸してくれる。寒さで手が悴む。いざいざ、自分の番になり、船に乗り込む。

  • 地下水が透明できれい。落ちたら寒いだろうなーと思いつつ、1時間ほどの遊覧を楽しむ。

    地下水が透明できれい。落ちたら寒いだろうなーと思いつつ、1時間ほどの遊覧を楽しむ。

  • ところどころライトアップされていて、天井から大胆にぶら下がるつらら状の鍾乳石に圧巻された。天井が低くなっているところでは船頭さんが”頭を下げろー“と教えてくれる。この旅のメインイベントであるので、張り切って写真を撮りまくる。しかし、船のスピードもあってか、うまく写真が撮れない。カメラの調子も今一。ここ一番って時にさーもう!と我がカメラを睨みつけて必死にデジカメの設定をあれこれ変えていると、隣のおばさんが”あんた、頭下げないと危ないよー“と教えてくれた。

    ところどころライトアップされていて、天井から大胆にぶら下がるつらら状の鍾乳石に圧巻された。天井が低くなっているところでは船頭さんが”頭を下げろー“と教えてくれる。この旅のメインイベントであるので、張り切って写真を撮りまくる。しかし、船のスピードもあってか、うまく写真が撮れない。カメラの調子も今一。ここ一番って時にさーもう!と我がカメラを睨みつけて必死にデジカメの設定をあれこれ変えていると、隣のおばさんが”あんた、頭下げないと危ないよー“と教えてくれた。

  • 無事に遊覧を終え、ぶらぶらと駐車場方向へ戻る。時間は1時過ぎ。おなかが減ったので、途中の怪しげな食堂に入ってみた。茄子とお肉の炒めもの(14元)とご飯(3元)となんか知らんがサービス料(2元)で合計19元。お高いが、観光地だし、他に食事できそうな所もないので仕方がない。ほどなくして、茄子の炒め物がやってきた。見た目は普通だが、これが意外にすごーく美味しかった。茄子が先に素揚げされていて、その後に長ネギ・豚肉・ピーマン・人参と炒められていて、味付けはオイスターソース。中国の茄子はまるでお芋のようにホクホクしている。外はカリッ、中はジューシーで、本当においしかった。一人ムシャムシャ食べていると、運転手さんから電話が…。“まだかいな?”との事だったので、“すぐ行きます”と言い、急ぎチケット売り場のおじさんのところへお礼を言いに行き、車に戻ろうとする。チケット売り場に着くとおじさんが“どうだったー?”と。“いやー綺麗でしたー”とか言い、一緒に写真を撮る。するとおじさんが、ワニショー面白いよ。これ、ただで見せてあげるよ。うーん。運転手さん待ってるしなー。と思いつつ、“さっき、運転手さんから、早く戻ってきてねって電話があったんですよ。ワニショーに行ってもよいか聞いてもらえませんか?”と運転手さんに電話し、おじさんに代弁していただく。すると“運転手さんいいよって言ってるよ”だそう。よかった。王さんとワニショーに向かう。すると途中で運転手さんが駐車場からやって来た。王さんは運転手さんもワニショーに誘っていたのだった。3人でワニ園に向かう。

    無事に遊覧を終え、ぶらぶらと駐車場方向へ戻る。時間は1時過ぎ。おなかが減ったので、途中の怪しげな食堂に入ってみた。茄子とお肉の炒めもの(14元)とご飯(3元)となんか知らんがサービス料(2元)で合計19元。お高いが、観光地だし、他に食事できそうな所もないので仕方がない。ほどなくして、茄子の炒め物がやってきた。見た目は普通だが、これが意外にすごーく美味しかった。茄子が先に素揚げされていて、その後に長ネギ・豚肉・ピーマン・人参と炒められていて、味付けはオイスターソース。中国の茄子はまるでお芋のようにホクホクしている。外はカリッ、中はジューシーで、本当においしかった。一人ムシャムシャ食べていると、運転手さんから電話が…。“まだかいな?”との事だったので、“すぐ行きます”と言い、急ぎチケット売り場のおじさんのところへお礼を言いに行き、車に戻ろうとする。チケット売り場に着くとおじさんが“どうだったー?”と。“いやー綺麗でしたー”とか言い、一緒に写真を撮る。するとおじさんが、ワニショー面白いよ。これ、ただで見せてあげるよ。うーん。運転手さん待ってるしなー。と思いつつ、“さっき、運転手さんから、早く戻ってきてねって電話があったんですよ。ワニショーに行ってもよいか聞いてもらえませんか?”と運転手さんに電話し、おじさんに代弁していただく。すると“運転手さんいいよって言ってるよ”だそう。よかった。王さんとワニショーに向かう。すると途中で運転手さんが駐車場からやって来た。王さんは運転手さんもワニショーに誘っていたのだった。3人でワニ園に向かう。

  • ワニ園に向かう王さん(左)と運転手さん。

    ワニ園に向かう王さん(左)と運転手さん。

  • 既にショーは始まっていた。王さんの顔パスで中に入る。タイ人らしいお兄さんがしっぽを持ってワニをブンブン振り回している。

    既にショーは始まっていた。王さんの顔パスで中に入る。タイ人らしいお兄さんがしっぽを持ってワニをブンブン振り回している。

  • 周りのお客さんからおひねり的なお金をいただき、ワニの舌の上に乗せる。それをお兄さんが素手で取ったり、お客さんを呼んでワニとキスさせたり、ワニの上に座らせたりしていた。

    周りのお客さんからおひねり的なお金をいただき、ワニの舌の上に乗せる。それをお兄さんが素手で取ったり、お客さんを呼んでワニとキスさせたり、ワニの上に座らせたりしていた。

  • ショーが終わり、観客退場。外では王さんが待っていた。“写真撮るでしょー?”と、裏口から再びワニ園の中へ連れて行かれる。まだステージ上にいるワニと記念撮影をさせてくれた。王さんと二人、ワニと記念撮影。ワニに触ったのは初めてだった。触り心地は、固いゴムのようだった。撮影を終え、王さんと運転手さんと3人、ワニ園を後にした。途中、王さんが連絡先を記したメモをくれた。“いつでも電話して♪”とのことだった。今日のお礼を言って、お別れ。運転手さんと二人、“王さんは、チケット売り場で、私が辞書を見ていたから、日本人だとわかったみたいだよー”“彼は日本に行ったことがあるって言っていたよねー”とか話しながら車に戻る、2時間ほどかけて瀋陽へ戻った。途中うつらうつら寝てしまった。ホテルまで送っていただき、お金を払い、お礼を言い、車を降りた。今日一日、本当にありがとう!さいならー。

    ショーが終わり、観客退場。外では王さんが待っていた。“写真撮るでしょー?”と、裏口から再びワニ園の中へ連れて行かれる。まだステージ上にいるワニと記念撮影をさせてくれた。王さんと二人、ワニと記念撮影。ワニに触ったのは初めてだった。触り心地は、固いゴムのようだった。撮影を終え、王さんと運転手さんと3人、ワニ園を後にした。途中、王さんが連絡先を記したメモをくれた。“いつでも電話して♪”とのことだった。今日のお礼を言って、お別れ。運転手さんと二人、“王さんは、チケット売り場で、私が辞書を見ていたから、日本人だとわかったみたいだよー”“彼は日本に行ったことがあるって言っていたよねー”とか話しながら車に戻る、2時間ほどかけて瀋陽へ戻った。途中うつらうつら寝てしまった。ホテルまで送っていただき、お金を払い、お礼を言い、車を降りた。今日一日、本当にありがとう!さいならー。

  • 時間は4時過ぎ。<br />そのままホテル近くのカルフールを覗きに行き、部屋に戻って一休みした後、街に出る。お土産を買っていなかったので、チケットの手配を頼んだ旅行会社の人に電話し、名物は何なのか聞いてみる。“不老林”という飴だそうだ。で、高さんというその人は、時間があるなら名刺交換をしたいのですが…と言う。時間はあるし、待ち合わせの場所に向かってみた。何せこのお方、すごい手荒いお仕事っぷりなのだ。堅気とは思えない。電話での日本語の口調もペテン師そのものだ。今回のチケットの手配でも、60元の手数料(普通、手数料は10元。高くても30元)を私から奪った。まあ切羽詰まった状況だったこともバレていたし、足元を見られていたので仕方がなかった。しかし、旅の出発前に、本渓に行くことを相談した時は、ひどい。“瀋陽には本渓行きのバスも電車もない。車を出すなら往復1700元かかる”とのたまった。実際には本渓行きのバスも電車もあった。車を出すにしても、街の客引きですら、多少ぼったくって400元だ。その4倍以上の金額を提示してきた。高いし、そんなにお金がないという私に“お金がないなら本渓には行けないですよ”と言った、詐欺師の顔を拝んでやろうと思った。待ち合わせは旧ヤマトホテル。かつては南満州鉄道が運営していた、歴史ある建と物。内装もルネッサンス様式で、素敵。ロビーのソファに高さんがいた。見た目は完全にチンピラだった。“こんにちはー”と、取りあえず笑顔で挨拶し、今回の旅のことや大連の事などを少々話す。チンピラが徐に“では、これから食事に行きましょう。何が好きですか?”と言う。嫌だ。聞こえないふりでもしようかと思った。“もう済ませたんですよー”と真っ向から言っておいた。時間は6時を過ぎたばかりであったが。その後ホテル内や、外観の写真を撮り、去ろうとしたところ、車で繁華街まで送ってくれるという。そして、“じゃあ、また何かあったら電話してねー”と言って去って行った。<br />

    時間は4時過ぎ。
    そのままホテル近くのカルフールを覗きに行き、部屋に戻って一休みした後、街に出る。お土産を買っていなかったので、チケットの手配を頼んだ旅行会社の人に電話し、名物は何なのか聞いてみる。“不老林”という飴だそうだ。で、高さんというその人は、時間があるなら名刺交換をしたいのですが…と言う。時間はあるし、待ち合わせの場所に向かってみた。何せこのお方、すごい手荒いお仕事っぷりなのだ。堅気とは思えない。電話での日本語の口調もペテン師そのものだ。今回のチケットの手配でも、60元の手数料(普通、手数料は10元。高くても30元)を私から奪った。まあ切羽詰まった状況だったこともバレていたし、足元を見られていたので仕方がなかった。しかし、旅の出発前に、本渓に行くことを相談した時は、ひどい。“瀋陽には本渓行きのバスも電車もない。車を出すなら往復1700元かかる”とのたまった。実際には本渓行きのバスも電車もあった。車を出すにしても、街の客引きですら、多少ぼったくって400元だ。その4倍以上の金額を提示してきた。高いし、そんなにお金がないという私に“お金がないなら本渓には行けないですよ”と言った、詐欺師の顔を拝んでやろうと思った。待ち合わせは旧ヤマトホテル。かつては南満州鉄道が運営していた、歴史ある建と物。内装もルネッサンス様式で、素敵。ロビーのソファに高さんがいた。見た目は完全にチンピラだった。“こんにちはー”と、取りあえず笑顔で挨拶し、今回の旅のことや大連の事などを少々話す。チンピラが徐に“では、これから食事に行きましょう。何が好きですか?”と言う。嫌だ。聞こえないふりでもしようかと思った。“もう済ませたんですよー”と真っ向から言っておいた。時間は6時を過ぎたばかりであったが。その後ホテル内や、外観の写真を撮り、去ろうとしたところ、車で繁華街まで送ってくれるという。そして、“じゃあ、また何かあったら電話してねー”と言って去って行った。

  • そして改めて“不老林”を買いに行く。何処にでもあるとのことだったが、本当に何処にでもあった。(写真)街を散策しながら、ホテルに向かう。歩きながらふと、明日の事を考える。列車の時間は17時38分、それまで街を散策するにしても、荷物をどうしよう…。と、先ほどのチンピラに電話をしてみる。“荷物を預かってくれるようなところって、あります?”“あると思いますよ。ちょっと調べてからまた電話します”すると30分後くらいに電話が来た。“駅の待合室の脇にありますよ。20元くらいで預かってくれるみたい。”との事だった。“高いですねー。何かいい方法ないですかねー”と言うと、“駅近くに凱来ホテルってのがある。そこに僕の知り合いがいるので、そこに行けばただで荷物を預かってもらえるよ。明日、凱来ホテルに着いたら電話してー”とのことだった。ラッキー!つか、最初から言えっつーの。ホテルに戻り、食事をし、明日の計画などを立てつつ寝た。

    そして改めて“不老林”を買いに行く。何処にでもあるとのことだったが、本当に何処にでもあった。(写真)街を散策しながら、ホテルに向かう。歩きながらふと、明日の事を考える。列車の時間は17時38分、それまで街を散策するにしても、荷物をどうしよう…。と、先ほどのチンピラに電話をしてみる。“荷物を預かってくれるようなところって、あります?”“あると思いますよ。ちょっと調べてからまた電話します”すると30分後くらいに電話が来た。“駅の待合室の脇にありますよ。20元くらいで預かってくれるみたい。”との事だった。“高いですねー。何かいい方法ないですかねー”と言うと、“駅近くに凱来ホテルってのがある。そこに僕の知り合いがいるので、そこに行けばただで荷物を預かってもらえるよ。明日、凱来ホテルに着いたら電話してー”とのことだった。ラッキー!つか、最初から言えっつーの。ホテルに戻り、食事をし、明日の計画などを立てつつ寝た。

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