2009/09/06 - 2009/09/06
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azianokazeさん
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今日は、宮崎県五ヶ瀬町から車で熊本方向に30〜40分ほどの山都町(旧矢部町 放水する石橋・通潤橋がある町)で、八朔(はっさく)祭を見物してきました。八朔祭は、江戸時代中期の宝暦8年(1758)に始まったと伝えられています。
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「八朔というのは旧暦の8月1日のことで、その昔、農家の人たちが田の神に感謝し、収穫の目安を立てる日とされていました。
この日は農作業が休みになるので、町周辺の農家の人たちは商店のある矢部に繰り出しました。
そこで、矢部の商店の人たちは、普段からお世話になっているお得意様の農家の人たちをもてなそうと、酒肴を用意するとともに店先に造り物を飾りました。最初はそれぞれの店でやっていたのが、250年ほど前に「どうせなら町全体でやろう」ということになり八朔祭が始まりました。」【ダイドー祭りドットコム2009より】
現在は、町内会や学校ごとに「大造り物」と呼ばれる9基ほどの山車が作られているようです。
八朔祭の大造り物は高さが5〜6m、長さが7〜8m、重量は2t近くになるという大きさもさることながら、一番の特色は、材料に自然のものだけを使うことです。
「木の枝や皮、松かさ、ススキの穂など野や山に自生する草木を使い、例えば、動物の牙や角を作る時も削ったりしないで、できるだけそのままの形を生かし、いかにもそれらしく作るのが伝統芸術としての大造り物の魅力です。」【同上】
この作品は、緑の部分は杉、馬の茶色は棕櫚を、白い部分はススキの穂のようなもの、鎧は木の皮で作られています。
本格的な作品で、馬は今にも駆け出しそうです。
町内会でお披露目された後、台車に乗せて町を回り、審査会場に1基ずつ入り、15分ほど作品の趣旨や材料などについてアピールがされます。 -
時代を反映して“環境”を意識した大造り物が多いようです。
この作品は、審査会場に持ち込まれた「山神」で、環境破壊への怒りを表した作品とか。
大造り物の制作には1ヶ月半ぐらいかかるそうで、まず、大造り物の制作作業をするためのテントを建て、それから材料を集め、制作に取りかかります。
最近は材料も入手しづらくなって、20人近くの集団で阿蘇方面や宮崎県まで1週間ほど遠征したりして、トラック何台分の材料を集めてくるとか。
材料ごとに遠征先も異なります。
当然、店の仕事は奥さんに任せて・・・という具合になってしまうようです。 -
これも地球温暖化ストップを訴えるシロクマ
シロクマが足で押さえているのはゴマフアザラシです。
シロクマは葦みたいなもの、アザラシもやはりその類を使っています。
ゴマの部分は木の枝を切ったものを埋め込んで表現しています。
「作る題材は祭りの当日まで他の組には秘密にされます。昔は、お嫁さんが別の町の出身だと、秘密を守るために祭りが終わるまで実家にお嫁さんを帰しておくということもしていたそうです。今はさすがにそこまではしないものの、手の内を明かさないように、夏の一番暑い時期なのに、わざわざテントを張って外から見えないようにして制作しています。」【同上】
狭い町で秘密が保たれるものなのでしょうか? -
この作品は、 矢部の観光スポット・通潤橋の水神の竜のようです。
写真サイズが小さいのではっきりしていませんが、竜のからだを覆うウロコが見事です。
竹をカットしたものを全身に埋め込んで作られています。
このテクニックは定番のようですが、ウロコにはぴったりです。 -
審査会場近くで出番を待つ山車と子供等。
今日は暑くて陽射しも強く、山車を引く人、衣装をつけて演じる人、それに見る方も、なかなか大変です。 -
りっぱな尻尾を持ったトラ
やはり、竹をカットしたものを表面に埋め込んでいます。
現場では気づきませんでしたが、この尻尾、町を引き回す際に狭い交差点を曲がれるのでしょうか?
ゴジラのように建物をなぎ倒しながら・・・という訳にはいきません。それとも可動式でしょうか。 -
最初に紹介した作品が、屋台の並んだ通りを引かれていました。
この作品は高さがあるので、先導する人が物干し竿のようなポールで電線を持ち上げながら動きます。
それでも屋台で道幅が狭くなっているので、屋台にひっかかったり、旗にぶつかったりしながら、そろりそろりと進みます。
この作品を作った下市連合は7年連続優勝している地区だそうで、さすがに躍動感のある構図が見事です。
恐らく、1年中この祭りのことしか考えていないような“好きな方”が何人もいるのでしょう。 -
ご尊顔をアップで。神話からとった題材でしょうか。
できれば全部の山車を見たかったのですが、審査会場で15分ずつのアピールタイムがあるため全体に動きがスローで、いささか暑さに閉口して6基ほど見て帰ることにしました。
自然素材だけでつくるというところがユニークで、環境・エコの時代にもあいそうな面白い祭りです。
夜はライトアップされて放水する通潤橋をバックに花火が打ち上げられるようです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 唐辛子婆さん 2009/09/07 09:11:23
- 自然素材だけ、が素敵!
- azianokazeさん
おはようございます、おひさしぶりです。
「恐らく、1年中この祭りのことしか考えていないような“好き方”が何人もいるのでしょう。 」
いいですねえ、こういうの。
作ってる人たちのところへいってお話が聞いてみたくなっちゃいますよ。
〜唐辛子婆〜
- azianokazeさん からの返信 2009/09/07 23:26:53
- RE: 自然素材だけ、が素敵!
- おひさしぶりです。
山車造りに熱中するのも、トラックのデコレーションに夢中になるのも、みんなの目を驚かせたいという同じ思いからでしょう。
それにしても、素人離れした力作です。
毎年中心になって造っている人の気持ちの中では、こちらの方が本業なのかも。
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