三重県・鳥羽→先志摩★伊勢えび堪能、かき食べ損ねの日帰り旅

2009/08/29 - 2009/08/29

歴史的な国政選挙の結果となる前日、今後は無料になるかもしれない高速道路を土・休日料金１,０００円の恩恵を受けて、自宅から３時間ほどで行ける鳥羽まで伊勢えびを求めて行くことに。
日帰りという時間的制約がありましたが、海の味覚を堪能した満足感の中、志摩半島を少し周遊してみました。しかし、ドライブ途中にいくつもあった「カキ」の店は通り過ぎ、食べ損ねに…。
ってこの時期でもカキ食べられるのかな？

エリア 鳥羽(三重)

• 交通手段: 自家用車

土休日１,０００円の恩恵を受け、中国道・名神道・新名神・伊勢道を経て一気に鳥羽まで。（大都市近郊区間を通るので実際には２５００円でしたが…）
近鉄鳥羽駅から南へ行き、ミキモト真珠島近くの古くからの市街地にある食堂に向かうことにしました。渋滞したので、到着したのは昼下がりの２時半過ぎ。

ガイドブックで調べていた「海女小屋料理　鳥羽はまなみ」に向かいます。伊勢えびをはじめ、地元産の旬の海の幸をいただくことができます。

３時前というのに先客が５組ほどいました。お店の人に聞くと、やはりお昼時は待ち客が出るくらいの多くの客で賑わうようです。それも高速１,０００円になってから特に増えたとか…。
店内には神宮杉などの切り株テーブルなどは並び、海女小屋の名前のとおり魚網など磯や漁場の雰囲気が漂うつくりとなっています。
とにかく伊勢えび…をと店の人に頼むと、値段から私たちが食べたい料理方法まで細かく聞いてもらい、結局は自分たちで見て判断することに…。

ということで…お店の玄関を出たところにある水槽から伊勢えびを選ぶことになりました。
わ〜、うじゃうじゃいる！ザリカニみたい…。今は禁漁期間ということなので、この子たちは大分前からここで料理される指名を待っているということなのでしょうか。

１人分４,０００円ということで値段設定したので、１匹８,０００円のものということで、この子を選ぶことに決定！
ごめんなさい、あなたをいただきます。

しばらくすると…この通りの憐れな姿に…。
今回は半身を刺身に、もう半身を焼いてもらい、頭の部分は後で味噌汁にしてもらうことにしました。料理方法もお店の方と相談し、自分たちで選ぶことができます。
個人的には伊勢えびは刺身で食べるのが一番でしたので、全部刺身にしてもらった方がよかったです。ちなみに同行者も同じ意見。

伊勢えびのほか、地元産の魚を使った舟盛りも頼みました。これは一盛２,８００円也。

ミソの部分がふんだんに詰まった伊勢えびの頭の部分を煮込んだ味噌汁。先ほどの飾られていた頭が回収されたものです。いい香りが漂い、出汁も一杯です。

これだけ大きい伊勢エビだと、カニのように足も食べられるとのこと。店の人にハサミで足を切ってもらいスティックのように味わいます。

ビールを飲みたいところですが、車を乗ってきたので泣く泣く我慢し、最近各地で見られるようになってきた「地サイダー」を飲むことに。伊勢神宮の門前町・宇治山田で復刻製造されている「エスサイダー」は昔ながらのシンプルなサイダーの味でした。

今回、私たちは食べませんでしたが、伊勢では夏はアワビが旬のようです。白アワビと黒アワビがあり、左から２つ目の黒アワビが３、６００円とのこと。
仲の良さそうなカップルが選んでいるのを失礼して撮影しました。

遅めの昼食を大満足♪で済ませ、鳥羽市街を南下し、海沿いの「伊勢志摩パールロード」を走り、途中の鳥羽展望台に立ち寄りました。

鳥羽といえば、鳥羽一郎と山川豊の兄弟の出身地。
ということで、鳥羽展望台の横には２人が歌った「兄弟酒」という歌の石碑がありました。兄弟舟なら知っているけどなあ…。

鳥羽展望台から眺める伊勢湾。天気が良い、よく澄んだ秋から冬にかけての朝にはここからはるかかなたの富士山も見えるそうです。

富士山の方向も見てみますが…天気は良いのですが、今日は陸地が一切見えません。でもきれいな青い海が一望できます。

展望台のレストハウスの入口にあるご当地歌手・鳥羽一郎のパネル。店の中では手に持っている兄弟酒というお酒が売っていました。

パールロードをさらに南下し、志摩スペイン村近くにある海を跨ぐ赤いアーチ橋・的矢湾大橋です。橋の名前を示す標石の上にはパールロードということで真珠をイメージしたオブジェがありますが、なんだかパチンコ玉のように見えてしまいます…。

志摩市に入り、先志摩の白亜の灯台が建つ大王埼に向かいます。大王埼がある今は志摩市となった旧大王町は「絵かきの町」を宣言し、多くの絵描きが集うイベントを開催するなどのまちづくりを行ったところです。

一番奥にある有料駐車場（１回３００円）に車を停めて、灯台に向かい上り坂の細い路地を歩いて行きます。灯台に続く道の両側には真珠屋さんが延々と軒を連ねていますが、夕方ということもあり今日はもう店じまいしています。

大王埼灯台の公開時間は午後４時まで。既にその時間は過ぎていたので、灯台を昇ることはできませんでした。

灯台を過ぎると町中に降りていく道が続いています。海岸美を一望する場所で「絵かきの町」の名の通り絵を描いている夫婦が一組おられました。

灯台のすぐ下には石とブロックで囲まれて造られた小さな神棚が祀ってありました。やはり海に所縁のある神様なのでしょうか。

近くにある灯台を眺めることができる公園に行きました。「絵描きの町」だけに灯台を眺める絵描きの銅像がありました。

青空を背景に立つ大王埼灯台。難所であった大王埼の沖合の海を守るため昭和２年に建てられたものです。

公園には第１回大王大賞展で入賞した「灯台を描く女」という作品の小さなレリーフを埋め込んだ標柱もあります。

公園から西側の海を眺めます。傾きかけた太陽に照らされ、海面が黄金色に輝いています。

大王埼から先志摩半島を西に横切り、登茂山に向かいます。豪華なかんぽの宿として批判を受け、民間に売却された「ホテル近鉄アクアヴィラ伊勢志摩」のクアハウスに日帰り温泉で立ち寄りました。
タオルセット付きで料金は１,０００円、リゾート感あふれる豪華なホテルでした。

ホテルの近くにある「登茂山展望台」に向かいます。登茂山はリアス式海岸の英虞湾に突き出た丘陵地です。

夕日の絶好のスポットとしても知られるようですが、夕日の沈む方向は結構厚い雲で覆われており、英虞湾が夕日に染まる絶景は残念ながら望めませんでした。

それでも海岸線が入り組んだ多島海の美しい景色は堪能することができました。６時半を過ぎて、だんだん暗くなってきたので登茂山展望台を後にしました。

この旅行記へのコメント （6）

• しゅんはさん 2009/10/09 18:06:25

  しゅんはも食べたーーい

  ころっつさん
  はじめまして
  
  一日で、志摩のいい所をいっーーぱい回られて
  満喫されましたね。
  
  特に、あの伊勢海老、しゅんはも食べたーーい　です
  旅行記楽しませていただきました。
  ありがとうございました。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　しゅんは　(*^^*)
  
  

  ころっつさん からの返信 2009/10/11 08:24:58

  RE: しゅんはも食べたーーい

  しゅんはさん、おはようございます。
  そしてご訪問＆メッセージをいただき、ありがとうございます。
  
  鳥羽の伊勢エビは確かにおいしかったで〜す。
  店のおばちゃんが親切な人だったので、価格の割には一番いいものを選んでいただきましたよ。特に味噌汁はいい味でしたよ。
  
  しゅんはさんも三重にも行かれているみたいですが、そのほかにも国内・海外問わずいろいろな場所に旅をされているようですね。これからも良い旅を！
  そしてよろしくお願いしま〜す。
  

• ラムネ色の風さん 2009/09/13 21:29:43

  伊勢海老、大きいですね〜〜。

  ころっつさん、こんばんは！！
  伊勢海老、大きくて立派ですね〜〜。
  でもなかなか良いお値段しますね〜〜。
  九州も宮崎の日南あたりで食べれるようです。
  今度宮崎行くのでそのとき食べたいな〜〜なんて思ってましたが、「どうしよう〜〜。高級品・・・皆でいくらのなるの？？？」
  ちょっと考えてしまいました・・・。
  あわびもすご〜〜い。大きいですね〜〜。
  天気も良くて景色もいい！！楽しまれた休日でしたね！！
  

  ころっつさん からの返信 2009/09/13 22:11:03

  RE: 伊勢海老、大きいですね〜〜。

  ラムネ色の風さん、いつもご訪問ありがとうございます！
  
  ここの店のおねえさん、なかなか親切な方で、卵を持っていない方が身が詰まっておいしいとか、２人で２匹選ぶなら、１匹の方が得だから…と値段をこちらから伝えて選んでいただきました。しかもカメラ持っているなら写真も撮る？とか聞かれて、ここには載せてませんが、自分の手に持った写真も撮ってもらいました。しかし、あの刺身のプリプリ感が忘れられなくて…今、思い出してもよだれが…（笑）。
  
  伊勢エビは宮崎でも味わうことができるのですか〜！初耳です。
  でも九州は魚をはじめ、胃袋を満足させる味覚がいっぱいありますよね。
  個人的には、国内の大都会の中で博多ほどいろんな店に行っても食べ物がおいしいまちって、はないと思っています。
  
  ラムネ色の風さんもいい旅を楽しんでくださいね！
  それでは、また。

• nanaさん 2009/09/09 02:19:51

  伊勢志摩の旅を楽しまれたようで

  私の出身は三重県なので、懐かしく拝見しました。
  まだ、両親は住んでますのでたびたび里帰りします。
  大王町は幼いころから父に連れられて絵を描きに行ってました。
  子供のころを懐かしく思いながらたまにはまた、行ってみたいなと思いました。
  

  ころっつさん からの返信 2009/09/09 23:12:45

  RE: 伊勢志摩の旅を楽しまれたようで

  nanaさん、こんばんは〜。
  
  nanaさんは三重県出身でしたか。三重も南北に長く、長島スパーランドのような遊園地から英虞湾や鬼ヶ城のような海岸景観、はたまた伊賀の忍者屋敷など本当にさまざまな名所がありますよね。
  
  私は兵庫県に住んでいるのですが、ちょっとした臨時収入があったので、昼前に出ておいしいものを食べに行けるところ…ということで伊勢えびを選びました。
  
  大王崎にも以前…、といっても10年に以上前に行ったことがあるのですが、どんな所かすっかり忘れていました。その時は灯台に上ったような記憶もあるような気がするのですが…。しかし、さすが「絵描きのまち」を標榜するだけのことはあって、nanaさんも絵を描きに行かれたのですね〜。
  
  私はいつか志摩半島から富士山を見て、絵は下手ですので、それを写真におさめてみたいと思っています。
  それではまた。